【レビュー】AIランニングコーチ機能付きランナーモデル「Amazfit Cheetah(アマズフィットチーター)」を使ってランニングをレベルアップ

レビュー

2022年第3四半期には日本国内出荷台数第3位を獲得したスマートウォッチブランド「Amazfit(アマズフィット)」から初のランナーモデル「Amazfit Cheetah(アマズフィット チーター)」が2023年7月25日に発売されました。この最新モデルを装着し数週間ランニングをしてみた結果をお知らせします。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

結論からいうと5kmのタイムが2分以上縮んだ

ジョギングからランニングへ 目的意識が向上し走る気持ちが変化する

AIコーチング搭載のAmazfitの初のランニングウォッチ「Amazfit Cheetah」は実勢価格は39,900円。バンドを除く本体の重さはわずか約32gです

コストパフォーマンスが高く独自の生体認証センサーや高精度のGPS機能などで、最近日本国内でも注目度の高いスマートウォッチブランド「Amazfit(アマズフィット)」から初のランナーモデル『Amazfit Cheetah(アマズフィット チーター)』(46.7×46.7×11.9mm (心拍ベース除く)47g(バンド含む)実勢価格39,900円・2023年7月25日発売)、このAIトレーニングガイド「Zepp Coach™」を搭載した最新モデルをテストする機会に恵まれたので、実際に数週間ジョギングやランニングをしてその効果を試し、みなさんにお伝えします。

「Amazfit Cheetah」自体は非常に多機能なスマートウォッチなので、その機能の詳細などはAmazfitの公式WEB(https://www.amazfit.jp/products/amazfit-cheetah)をご覧ください。この記事では筆者がAIトレーニングガイド「Zepp Coach」を中心とした「運動」や「運動記録」「ワークアウト状態」などを利用してジョギング及びランニングを行った実感を中心にレビューを行います。

先に結果から述べてしまうと、筆者の5kmのランニングタイムは「Amazfit Cheetah」を使うようになってから約2週間で2分以上縮みました。

AIトレーニングガイド「Zepp Coach」の設定はとても簡単 そして厳しい

AIトレーニングガイド「Zepp Coach」の設定は無料でダウンロードできるスマートフォン用アプリ「Zepp」から簡単に行えます

実際にAIトレーニングガイド「Zepp Coach」を使用するには「Amazfit Cheetah」と手持ちのスマートフォンをリンクさせ、Amazfit用アプリ「Zepp」を設定。「ワークアウト」→「Zepp コーチ」を選択して、運動目的や「週あたりの運動回数」「平均運動時間」「平均運動強度」「トレーニング日」などを設定するだけです。これらの情報からAIトレーニングガイド「Zepp Coach」が推奨するトレーニング内容を調整してくれます。
筆者の場合、中強度トレーニングで平均HR(脈拍)135bpmで運動推定時間が73分なので、結構厳しめのトレーニングを推奨してくる印象です。

詳細な運動記録から自分走りを客観的にみられるので修正もしやすい

スマートフォンの「Zepp」アプリのアクティビティから運動記録の詳細を確認できます。どこをどう走ったかや距離、時間などさまざまな要素が記録されます

体重が増えたり、運動不足を感じたりすると、時折思い付いたかのように走る程度のジョギングを楽しんでいた筆者。楽なペースだと5kmを40分前後と時速7〜8kmとちょうどランニングとジョギングの間のようなペースで走っていました。だいたい1km7〜8分程度の速度です。時折、まじめに走っても1km当たり6分ちょっと、とかなり軟弱なジョガーといえます。

しかし「Zepp Coach」と連動するスマートフォンアプリ「Zepp」では自分の走りペース(min/km)や心拍数、心拍ゾーン、リアルタイムパフォーマンス、高度、勾配分布、ケイデンス(ピッチ)、スライド(1歩の歩幅)、トレーニング効果、1kmごとの詳細などをそれぞれ細かくチェックできますし、実際に走っているときも「Zepp Coach」の画面で現在の心拍数、1kmあたりのペースなどを確認できます。

筆者の場合、初心者にしても「ケイデンス」(ピッチ)が遅い傾向がみられ、この点を意識してフォームを修正すると1kmあたり6分程度であったペースが5分20秒台まで改善。5kmの自己ベストも27分台前半となりました。

数値化されることで楽しみが広がる

毎日の進化が実感できるのでモチベーションがアップする

AIトレーニングガイド「Zepp Coach」の達成度なども数値としてひと目で確認できるのが、わかりやすくて気に入っています

AIトレーニングガイド「Zepp Coach」の効果などが実際に出てくるのは、もっと運動を継続してからといった印象ですが、「Zepp Coach」が推奨する運動量を目標としながら実際の運動記録を詳細に眺めていくと、自分の走りのどこから悪いのか、前半飛ばし過ぎなのか、ケイデンスとストライドのバランスが悪いのか、などなど、さまざまなことを考えながら走れるようになりました。以前はまったくなにも考えていなかったわけですが……。

また、リアルタイムで現在のペース、1kmあたりのラップ(タイム)、脈拍などを「Amazfit Cheetah」で確認しながら走れるので、前回よりも速い、遅いがすぐにわかり、より速くや遅くを意識することができます。さらに「Amazfit Cheetah」本体で「ワークアウト状態」(ワークアウト後の状態)の「完全回復時間」などを参照できるので「今日は意図的にゆっくり」といった調整も可能。タイムを縮めるのは「完全回復時間」が0になってからといった体調調整も客観的に行えます。

そして、何よりも楽しいのが、前回などのデータと比較して自分の進化が数値で確認できること。筆者のような初心者のほうが伸びしろが多いので、漠然と走るよりも「Amazfit Cheetah」でしっかり数値を記録する方が、自分の進化が実感できモチベーションが上がるのでとてもよいです。「初心者だから、そんな数値にこだわらなくても……」ではなく「初心者だからこそ」モチベーションを維持するためにも「Amazfit Cheetah」+AIトレーニングガイド「Zepp Coach」などの活用をおすすめします。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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