昨年好評を得た「日清のどん兵衛」×「ラーメンスープ」の禁断アレンジに、待望の第2弾『日清のどん兵衛 特盛 ラーメンスープの!? 天ぷらそば』が新発売! 醤油ベースのラーメンスープと天ぷらそばは本当に合うのか、実食レビューをする!
原材料は二郎系か? と誤解されるようなラーメンスープ
昨年2月に発売された日清食品「日清のどん兵衛 特盛 ラーメンスープの!? きつねうどん」は、「日清のどん兵衛」のうどん麺とラーメンスープを合わせたきつねうどん。奇をてらうアレンジレシピに思えたが、意外とSNSを中心に好評だったようだ。
これを受けて発売されたのが『日清のどん兵衛 特盛 ラーメンスープの!? 天ぷらそば』(142gうち麺95g・希望小売価格 税込307円前後・2024年1月29日発売)。今度は天ぷらそばに醤油ラーメンスープを組み合わせたアレンジカップ麺である。
前作との大きな違いは、天ぷらそばという点だけではなく、スープに豚脂や黒胡椒、しょうが、にんにくなどが使われていること。これだけ見れば二郎系スープかと誤解されるようなラインナップだ(第1弾は鰹だし、鶏ガラだしに醤油といった王道しょうゆラーメンスープだった)。
豚のまったりとした旨味を感じる濃厚仕立て!
中に入っているのは、「あとのせサクサク天ぷら」と液体スープ。通常の「日清のどん兵衛」は粉末スープなので、専用に作ったのだろう。
お湯を入れて3分。液体スープを入れて混ぜた後、「あとのせサクサク天ぷら」を乗せて完成。
スープが明らかに黒く、脂が浮き、においも醤油と豚の動物系の香りが広がる。いつものどん兵衛も醤油ベースだが、ここまで違うのかと改めて思う。
いざ、麺をすすってみると、見た目以上にまったりと濃い醤油味。二郎系にはほど遠いが、豚脂のおかげか、重みがありコク深い味わいが広がる。そばとの相性は別段悪くはなく、鴨そばをもう少し濃厚仕立てにしたような味だろうか。ただし、そばの風味はほとんど感じられないような…。
黒胡椒が意外と強くきいていて、スープをすすった時の風味がアクセントとなっている。ネタ枠だと思っていたが、こだわったスープづくりがされているようだ。
ただ気になったのは、「あとのせサクサク天ぷら」との相性。サクサク食感は最高だが、スープと絡むと途端にミステリアスな味わいになり、サクサク食感もどう捉えていいのか悩んでしまった。
確かに世間的にも、ラーメンに天ぷらがのせられていることはあまりない。どちらもおいしいものなので、別々に食べた方が良いのかも。筆者個人としてはチャーシューを入れてほしいところだが、それだとラーメン率があまりにも高まってしまうということだろうか。
ネタ製品と思ったら意外とおいしい。具材を検討した次回作に期待!
誰しもが考えたことのあるであろう、そば×ラーメン。具材の再検討はしてほしいものの、それ以外は第3弾を期待したくなる1杯だった。次はとんこつか味噌か、想像が膨らむばかりだ。