その2025年「ファミマルカップ麺売上ランキング」が発表に!今回はランキング1位、2位を獲得した『味仙本店監修 台湾ラーメン』と『6種の野菜を使用 旨辛味噌』と、10月14日発売で初週1位をマークした新商品『ファミマル あさりとキムチ味 チゲうどん』3品を食べ比べました!
【2025年】ファミマルカップ麺ランキングベスト5発表~家系を旨辛が超えた!?

「おいしい」「うれしい」「あんしん」の“三重マル”品質をコンセプトとし、大切な家族に自信を持って勧められる高い品質と安全性にこだわったファミリーマートのプライベートブランド(PB)が「ファミマル」。その中でも人気商品がたくさんあるカップ麺に今回はスポットを当てました。

上記のランキングは前年度と今年度(※各年3月~8月の売上げ)を比較したもの。特筆すべきは、2024年と2025年の3~8月の売上を比較すると、今までずっと不動の1位の人気を誇っていた「横浜家系 豚骨醤油ラーメン」を超えて、2025年は『味仙本店監修 台湾ラーメン』が1位になったという点です。世間の「麻辣湯」などの旨辛麺ブームを色濃く反映した結果といえるでしょう。
2025年ランキング第2位●『6種の野菜を使用 旨辛味噌』を食べてみた

『6種の野菜を使用 旨辛味噌』(98gうち麺70g・税込213円・発売中)は、2025年のファミマルカップ麺売上ランキング(2025年3月~8月)で2位を獲得した人気商品です。注目すべきは、2024年の同期間では4位だったのが、2025年には2位へと大きく順位を上げたこと。辛さブームや野菜を強調した商品に注目が集まっていることがうかがえます。
味噌とポークエキスをベースに、ガーリックのパンチとごまのコクをきかせた旨辛味噌スープが特長です。

具材には、フリーズドライの野菜ブロック(キャベツ・玉ねぎ・小松菜・ねぎ・人参)と、にらが入っています。税込213円で、内容量は98gうち麺70g、454kcalとボリュームもしっかりあり、コスパの良さも魅力です。

よくかき混ぜてから食べると、フリーズドライ野菜がすっかりお湯で戻され、野菜のシャキシャキ食感がおいしいです。

食べるとけっこう辛い。でもおいしいので箸が止まりません。野菜の旨みスープがしっかりと麺に絡みます。

おっと、別添の「特製油」を入れ忘れていたことに気づき、慌てて投入。あれ?辛味が増すと思っていたら、ゴマ油の香ばしい風味が香ってきました。

正直今まで、“ファミマルのカップ麺、地味なんじゃないかな”とじゃっかんナメ気味な気持ちもどこかにあったのですが、吹き飛びました。年間2位というのも納得の、後引く旨辛さが魅力の一杯です。
2025年ランキング第1位●『味仙本店監修 台湾ラーメン』

『味仙本店監修 台湾ラーメン』(111gうち麺80g・税込288円・発売中)は、2025年のファミマルカップ麺売上ランキング(2025年3月~8月)で堂々の1位を獲得した商品です。2024年の同期間では3位でしたが、旨辛ブームに乗って見事トップに躍り出ました。

この商品は、名古屋の人気中国台湾料理店「味仙(みせん)本店」が監修したカップ麺です。味仙本店は、台湾ラーメン発祥の店として知られる名古屋の有名店です。名古屋を中心に東京や大阪にも店舗を展開しており、行列ができることでも知られています。唐辛子の辛味とニンニクの旨みがクセになる辛旨スープが特徴です。本店に行かなくても、ファミリーマートで手軽に本格的な味が楽しめるのはうれしいですよね。

味仙監修の大辛にビビりつつ「辛味油」を注ぐと、辛そうな色に。

たまにはがっつり520kcal!(全部飲み干せば)
おそるおそる食べてみると、一口目からむせてしまいました。辛い…けれど強烈な旨みでおいしい!挽肉もゴロゴロ多めに入っているのもうれしいポイント。結論。単なる大辛なだけのラーメンではありませんでした。1位を獲ったのも納得の旨辛麺です!
発売初週で第1位をマークした新作●『ファミマル あさりとキムチ味 チゲうどん』

最後は、先月発売された新商品『ファミマル あさりとキムチ味 チゲうどん』(95gうち麺75g・税込213円・2025年10月14日発売)です。この新商品は、発売から1週間でいきなり「カップ麺ジャンル売上1位」という驚異的な記録を打ち立てました。

ファミリーマートのプライベートブランド「ファミマル」から登場したこの新商品は、ファミマル史上、有名店シリーズを除くと過去最大級のあさりの旨みが特徴です。味噌をベースに、あさりなどの魚介の旨みを利かせた、旨辛いキムチチゲスープに仕上がっています。95gうち麺75g、400kcalのボリュームで、税込213円というお手頃価格も大きな魅力です。

一口食べると、あさりのだしが利いていておいしい!辛いは辛いけれど、マイルドな辛さで、酸味があってさっぱりしています。うどんの麺も太すぎず、するすると食べやすい。玉子は、色味的にも味わい的にもマッチしていてですね。時折うどんに絡んでくる玉子が、そっと寄り添ってどこかホッとやすらぐような感じです。
筆者は辛麺が得意とは言えないのですが、川崎に住んでいた時期もあり、川崎のご当地ラーメン・元祖ニュータンタン本舗の『ニュータンタンメン』が大好きなんです。辛い×麺のニュアンス×玉子入りのこのチゲうどんを食べていたら、一瞬ニュータンタンを思い出しました。
話を『ファミマル あさりとキムチ味 チゲうどん』に戻します。キムチの辛さ×ニラ玉うどんの組み合わせで、しかもボリューム感もあるこのおトクなPB商品が、カップヌードル各種を抑えて1位になったのは、ごく自然に理解できました。

写真左から、台湾ラーメン、チゲうどん、旨辛味噌。これらすべてファミマルのカップ麺です。
この新商品は、発売日(2025年10月14日)から10月19日の間、ファミマルのカップ麺全体での売上1位を記録しました。さらに、発売週(10月14日~20日)には「カップ麺ジャンル全体で1位」を獲得するという快挙を成し遂げました。
なお、気になる2位は『カップヌードルシーフード』で(こちらも魚介類です!)、続く3〜5位もカップヌード各種でした。新商品が発売初週で、大手人気カップ麺ブランドを抑えたというのは異例のこと。また、10月14日~19日の売上は前週(10月5日~12日)と比較すると前週比110%増となり、チゲうどんがカップ麺全体をけん引する結果となりました。
ファミリーマート担当者に聞く『ファミマル あさりとキムチ味 チゲうどん』がメインユーザーと女性人気の両方を獲得した理由
ファミリーマートの担当者によると、この新商品が1位を獲得できた理由は、女性に人気の「韓国→チゲ」、「辛い」のワードを盛り込んだことで、カップ麺メインユーザーはもちろん、新たな客層(女性)も取れたことが一番の理由だといいます。女性のみに振り切ることはせず、メインユーザーの支持を逃さず新しいターゲット層も獲得したバランスの良さが成功につながったとのことです。
カップ麺メインユーザーからは、「あさり」の出汁感、女性層からは「チゲ」「辛い」と双方バランス良く支持され、カップ麺売上1位につながったと推察しているそうです。
ファミマルカップ麺のおトクなポイント

(左から)台湾ラーメン、チゲうどん、旨辛味噌の原材料と栄養成分表示。
今回紹介した3品は、どれもコストパフォーマンスに優れています。本格的な旨辛味噌麺やチゲうどんも近所のファミリーマートで買えます。またわざわざ名古屋まで行かなくても、本格的な「味仙台湾ラーメン」が近所のファミリーマートで手軽に買えるのが最大の魅力です。
内容量にも注目です。『6種の野菜を使用 旨辛味噌』は98g(うち麺70g)、『味仙本店監修 台湾ラーメン』は111g(うち麺80g)、『ファミマル あさりとキムチ味 チゲうどん』は95g(うち麺75g)と、どれもしっかりとしたボリュームがあります。特に『味仙本店監修 台湾ラーメン』は麺の量が80gと最も多く、食べ応えも十分です。税込213円~288円で、有名店の味や本格的な旨辛の味わいを楽しめるのは、物価高の今だからこそうれしいポイントです。
まとめ 〜3種のファミマル人気旨辛カップ麺を食べて

ファミマルカップ麺辛商品チャート
上記は、現在発売中のファミマルカップ麺商品の中で「辛うま商品」をピックアップした「辛さチャート」です。今回のレビューで紹介できなかった商品も掲載されているので、選ぶときの参考になるかと思います。
今回食べ比べた3品は、それぞれに個性があり、どれもファミマルの「おいしい◎うれしい◎あんしん◎」というコンセプトを体現しています。
2025年ランキング2位の『6種の野菜を使用 旨辛味噌』は野菜も摂れる後引く旨辛さ、ランキング1位の『味仙本店監修 台湾ラーメン』は強烈な旨みと大辛の刺激、そして2025年10月14日発売の新商品『ファミマル あさりとキムチ味 チゲうどん』はあさりのだしとマイルドな辛さが魅力で、発売初週でカップ麺ジャンル1位もうなずける斬新な味わいだと思いました。

ごちそうさまでした!
旨辛ブームを反映した3品は、どれも税込213円~288円とお手頃価格で、しっかりとした分量(麺70g~75g)も楽しめるのが魅力です。有名店の味や、ブームの旨辛麺が近所のコンビニで手に入るというおトク感は見逃せないと思います。筆者のようにPBカップ麺はおとなしめなんじゃないかという気持ちがどこかにある人に、一度試してみてほしいですね。全国のファミリーマートで販売されています。
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