【使用レビュー】1台4役のクイジナート『コードレス充電式ハンドブレンダー』でマヨネーズ作り!

レビュー

4種の機能(ミキサー、ハンドミキサー、フードプロセッサー、すりおろし器)をこのハンドブレンダー1台でできる、クイジナート最軽量モデル『コードレス充電式ハンドブレンダー(RHB-1070J)』が新登場。ブレンダーの基礎知識と、自家製マヨネーズを作りつつ使い勝手をレポートします。

「ミキサー」と「ブレンダー」の違い みじん切りが多用される西洋料理に便利な「ブレンダー」

家庭料理も含め、日本の料理の最大の特徴は元の食材がわかることです。食材の形をなるべく残します。日本は万物に生命・魂があるという八百万神=自然に敬意を払うことが当たり前で、その結果、こういう料理になったのでしょう。包丁がキーになるのは、なるべく加工せずにいただくためとも言えます。

 

一方、西洋料理は違います。主食である小麦に至っては、粉にして、パン、パスタなどに加工しないと食べられません。当然、包丁の出番はありません。臼で粉にして、それを練り、発酵等させて作っていきます。一回二回ならともかく、捏ねるのは力仕事。欧米では包丁よりブレンダーにお金をかける傾向がありますが、当たり前のこととも言えます。

ブレンダー、ミキサーの類は海外から日本に入ってきた調理家電の代表なのです。しかし、日本でもブレンダーのニーズがないわけではないのです。私が一番最初に「あると便利」と思ったのは「離乳食」です。離乳食は、とにかく細かく、消化しやすくするためにポタージュ化するのですが、種類もなくてはだめ。そんな時、人が5分以上かけてする仕事を数秒でこなすブレンダーは凄いと思いました。

 

その後も、ブレンダーの出番はちょくちょくあります。西洋料理は素材を細かくしてから混ぜ合わせるためか、みじん切りが多用されます。好例と言えるのが、みんな大好きハンバーグ。子どもの大人気メニューです。少子化で子どもの数は減っていますが、子どもの食欲は凄い。それを満たすためには、とにかくみじん切り。

みじん切りは、細かく切るため、いつもより集中力が要ります。けっこう大変で、終わると「ふー」っと大きく息を吸い込み、額の汗を拭うことになります。玉ねぎに続いて人参、人によっては蓮根、ほうれん草、椎茸などを入れる人もいます。これら全部みじん切り。玉ねぎ以外の野菜、キノコ、量は少ないとはいえ、全部みじん切りにするとちょっと大変です。

こんなとき便利なのが、ブレンダー(フードプロセッサー)。お菓子を含め、ちょっと凝ったものが作りたくなるとブレンダーの出番です。

 

ブレンダーは「据え置き型」と「ハンディ型」の2種類

据え置き型は、よく使う人にお勧めです。しかし日本の台所は狭いことが多い。そこに必要な据え置き家電は、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器。これに加えオーブントースター。この4つはどの家庭にもあります。これに加え、電気ケトル、コーヒーメーカーなどがあるのが一般的。据え置き型ブレンダーを出しっぱにするには場所が足らないことが多い。据え置き型はけっこう制約が多いのです。しかし、メリットもあります。大きい分だけブレンダーに必要な多彩なアタッチメントを収納できます。

 

ハンディブレンダー

一方のハンディ型は、どこでも使うことを意図して作られます。例えば、鍋の中にハンディブレンダーを入れて食材を細かくすることもできます。けっこう便利。ところが問題点もあります。1つは多種多様なアタッチメントの収納。もう1つは電源ケーブルの存在です。鋭い刃で食材を細かくするブレンダーですが、切るという行為にはかなりのパワーが必要です。

 

しかし令和の今、電気自動車の開発によりバッテリー技術は飛躍的に進化を遂げ、家電でも掃除機の6割がコードレス、バッテリー駆動となりました。今では、ちょっと考えられない位多くの家電がバッテリーで動いています。今回、パワーが必要なブレンダーにも使われたというわけです。

 

 

今回紹介するコンエアージャパン合同会社のキッチン家電ブランド、クイジナート(Cuisinart)『コードレス充電式ハンドブレンダー RHB-1070J』(税込18,700円・2024年3月下旬より順次発売)は、530gの本体中にバッテリーが組み込まれています。500mlのペットボトルほぼ1本分なのですが、中身が詰まっている感じで、ずしっときます。

置くだけで充電できるスタンド充電台のRHB-1070J

だからといって、使い難いわけではありません。むしろ予想以上にラク、使いやすいというのが感想です。なぜかと言うと、台所では使えるコンセントがずいぶん少ないからです。加えて、電源ケーブルを使うときに、火、食材と接触しないように使わなければなりません。このため、持ち手と一緒に電源ケーブルを握ったり、工夫して使っていました。掃除機の電源ケーブルより、よほど気を使います。

 

こういう毎回のストレスがなくなるわけで、充電さえしてあれば、ハンディブレンダーの利点を大いに享受できるわけです。

 

できる調理は7種類

まずどんなことができるのかと言うと、「つぶす」「混ぜる」(ブレンダー)「泡立てる」「かき混ぜる」(ウィスク)「刻む」「ミンチにする」(チョッパー)「おろす」(おろしディスク)の4機能7種類。かなり広範囲にサポートしています。

 

ブレンダーブレードは、前のモデルより角度が工夫されています。

ウィスク

 

スピード調整は3段階

慣れが必要なのはスピード調整。「低速」「中速」「高速」の3段階ですが、これはボタンの抑え方1つで変わります。わりと慣れが必要です。が、ボタン1つしかないので、単純といえば単純です。

 

ロックを解除したら、運転スイッチのみで操作できます。

 

充電残量ランプは、緑・黄・赤で、スピードランプは点灯数で速度を示します。

 

コンソール

 

フタができて目盛り付き「専用カップ」が便利

RHB-1070Jには、「専用カップ」という細長いカップが付属しています。ぴったりとフタができるので、できたものを酸化し難くできます。スムージーの保管にもピッタリ。その上、カップには目盛りが刻まれています。ささっと計り、ささっと調理。とても便利で重宝しています。また、十分な深さがあり、周りに飛び散りません。

専用カップの目盛り

 

ガンガン洗える調理器具は重要なポイント

調理器具として使われる家電は、ガンガン洗えることが必要です。包丁のようにさっと洗えて、次々使えるのがベスト。

 

RHB-1070Jで水洗いできないのは、「本体」「ギアボックス」「充電スタンド」の3点。このため、連続して料理拵えができます。これはけっこう重要な点です。

 

収納もずいぶん洗練されてきています。本体、ブレンダーは基本セットで充電台に置きます。その他は専用カップとちょっとパーの中へ。これで片付けば美しいのですが、ウィスクがちょっと長く、収まらない。これだけ、台所の突っ張り棒に引っ掛けて納めることになるところが惜しいです。

時短だけでなく、疲れずに調理を楽しめるから、自分好みのオイルで色々なマヨネーズで遊べる

マヨネーズは、さしすせその調味料(砂糖、塩、酢、醤油、味噌)を除くと、ソースと並んで一番に指名される調味料だと思います。卵、塩、酢、そして油で作られますが、この油分が体に悪いとされますが、未だにマヨラー(マヨネーズ愛好家)という言葉が死語にならないように、支持されている調味料でもあります。

 

日本でのメジャーメーカーは、キユーピーマヨネーズと味の素。キユーピーのように優れた製造機を持っていても、開封前賞味期間が10〜12ヶ月と短く、開封後は10℃以下の要冷蔵で1ヶ月以内というのが普通です。

 

多くのレシピは、手作りマヨネーズを当日限りとしていますが、その理由の1つに、マヨネーズが乳化反応で作られることが挙げられます。乳化というのは水と油という本来混じり合わないものが、均一に混じり合うことを言います。これを引き起こすには、1)乳化を促進する乳化剤を入れてやる。2)振ったり、かき混ぜたり物理的な力を与えます。

 

マヨネーズの場合、卵黄が乳化剤として働き、ハンディブレンダーが物理的力として働きます。人が手でかき混ぜると10分程度かかるのですが、20秒経たないうちに固化して、1分もしないうちに見慣れたマヨネーズに。

手作りマヨネーズは、舌触り、味のまろやかさが市販品とは異なります。慣れると、材料を用意するところから計測しても、3分しないでできます。うれしいのは、自分の好きなオイルでできること、辛子、ねりゴマ、香辛料などを追加できること。と、飽きることがありません。お酢も、食用酢だけでなく、レモン汁も使えます。マイ・マヨネーズを作ることができます。

 

時短だけでなく、疲れずに調理を楽しめる。ブレンダーは、そんな調理家電です。今回のコードレス化で、より簡単に色々なことができるようになりました。クイジナートのコードレス・ハンディ・ブレンダー『コードレス充電式ハンドブレンダー RHB-1070J』、お勧めです。

公式サイト

 

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