【マイクロソフト】生成AIを無意識に使う時代への第一歩! 『コパイロット+ PC』が各メーカーより発表【レポート】

Windows

2024年6月17日、東京・室町三井ホールで「Copilot+ PC (コパイロットプラス ピーシー)発売記者説明会」が行われた。生成AIに最適化した『Surface Pro(第11世代)』『Surface Laptop(第7世代)』を中心に、日本マイクロソフトはどんな世界を作り上げようとしているのか。説明会をレポートしつつ、その可能性を探る。

ChatGPTで火が付いた生成AIブームの現状。ちょっと落ち着いた?

2022年末より、オープンAI社の「ChatGPT」を中心に火が付いた生成AIブーム。事実上さまざまなPC作業を代替できることから、夢のAIとして急速に普及した。ただあまりに何でもできるがために、自由課題の作文の宿題なみに何をしていいかわからない人も増えた面もある。

マイクロソフトはそうした「ChatGPT」技術を、自社が運営していた検索エンジン「Bing」と統合。「BingAI」としてWindows OSに組み込んでいき、現在は「コパイロット」(副操縦士)の名称で、いわゆるビジネスの現場で使われることの多いOfficeソフト(ワード、エクセル、パワーポイントなど)とも統合を果たしている。

日本マイクロソフト 執行役員 常務 コンシューマー事業本部長 兼アジアゲームマーケティングリード 竹内 洋平/業務執行役員 コンシューマー事業本部 モダンライフ戦略本部 本部長 小澤 拓史/業務執行役員 コンシューマー事業本部 モダンライフ事業部 マイクロソフトデバイス戦略本部 アジア統括本部長 水田 琢也の3名が登壇した

マイクロソフトの生成AI戦略は、「コパイロット」(副操縦士)という名称だけあって、人語を解する有能なアシスタントとして、ドキュメント作成には欠かせないツールになろうとしている。

 

生成AI「コパイロット」のパワーを最大化するため、高性能 NPUを追加した「Surface(サーフェス)」2機種

今回の「Copilot+ PC 発売記者説明会」は、それらのソフトウェアからのアプローチとは違う、ハードウェアからの生成AI最適化宣言とも言うべき内容だった。

当日発表された新製品はマイクロソフト『Surface Pro(第11世代)』(16GB/256GB・税込207,680円〜・2024年6月18日発売)『Surface Laptop(第7世代)』(16GB/256GB・税込207,680円〜・2024年6月18日発売)の2機種。

 

従来のPCでもWindows11、マイクロソフト365などとともにコパイロットを介してシームレスに生成AIにアクセス可能だったが、上記2機種は、生成AIを前提にしてPCを再構築、CPU、GPUに加えて新たに AI を処理するための高性能 NPU (ニューラル プロセッシング ユニット) を追加している、まさに生成AI特化型マシンとなった。

新『Surface』2機種は、クラウド上の大規模言語モデル (LLM) と連携するために、ローカルPC上に小規模言語モデル (SLM) を備えて、その連携で生成AIのパフォーマンスを上げる仕組みも備えている。

 

まずは家庭・個人用ホームエディションからスタート。生成AIの機能だと意識せずに使う未来が見えてきた理由

「さあ、生成AIを使おう!」

現状はそうした気合いとともに、コパイロットを含めた生成AIを使用している人は少なくないだろう。ビジネスの現場ならなおさらだ。効率化の名の下に、どれだけ使いこなせるかが勝負という局面にある。

マイクロソフトはオフィスソフトの会社でもあるので、どうしてもエクセル、ワード、パワーポイントにいかに生成AI(コパイロット)のパワーを取り込むかが勝負だと思われるのも当然だろう。

しかし今回の発表会は、日常を快適に過ごすためのコンシューマー向け(一般家庭や個人使用向け)Windows OSのホームエディション搭載機がずらりと並んだ(Proにアップグレードも可能)。画像を編集したり、お絵かきをするのに、Photoshopやアドビ系アプリケーションまでは必要ないが、それなりの加工はしたいというゾーンのための製品群なのだ。

 

つまりマイクロソフトの今回の狙いは、もっと生活に溶け込み、生成AI/コパイロットを意識せずに活用してしまう、そんな世界観なのではないだろうか。

 

『Surface Pro(第11世代)』で進化したコパイロットを体験してみたら、生成AIがあって当たり前の時代が見えてきた

当日の会場に用意されていた『Surface Pro(第11世代)』を触ってみる。Windows OSに昔から標準で付属している「ペイント」に、サラッと「コクリエイター」としてコパイロットの画像生成AI機能が入り込んでいるのに驚いた。

たとえばスタイラスペンを使って、下は緑で適当に線を引き、空の部分を青でササッと塗った感じにする。そして「草原」というワードを入力する。

その後、クリエイティブ度を高めると、立派なイラストが仕上がった。従来なら素材集を漁っていたところ、簡単に目的の背景を用意することができた。体験すると、もはや地続きAIである。

 

簡易的画像編集アプリケーション「ペイント」が、生成AIの画像生成をいとも簡単に成し遂げる。別途アプリケーションを手に入れる必要が無い。

他にもプライバシー確保の観点から現状プレビュー版となっている「回顧(リコール)」機能を使うと、かつて撮影したか、自分でイラストを描いたか、Webで見かけたか忘れていても、「鶏」のキーワードで、アプリケーションにかかわらず抽出してくれるという機能も面白かった。

どちらの機能も、まっさらの原稿用紙を前にした感のある空白のチャット画面は登場しないので、生成AIを使っている感は薄い。むしろパワーアップしたね、ペイントくらいの感想なのだ。それが逆にすごいことのような気がする。

 

メーカー各社が「Copilot+ PC」をリリース。今後生成AI/コパイロットはわざわざ使うものではなく、生活の隙間に入り込む!

もちろんマイクロソフトはこの「Copilot+ PC」の仕組みを『Surface』などの自社製品だけで独占はしない。当日の会場でも展示を行っていた日本エイサーASUS Japan日本HPデル・テクノロジーズレノボ・ジャパンなどのいわゆるWindows連合が同じように製品に取り入れたマシンを展示していた。

 

その中で新『Surface』は、切り込み隊長的存在なのだろう。「Copilot+ PC」の大群の登場は、生成AIの機能がユーザーの生活に溶け込むきっかけになるはずだ。

公式サイト

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