【レビュー】レンズのリア(後面)に装着するソフトフィルター『リア プロソフトン』で美しい星空撮影を簡単に撮影してみた!【付け方解説も】

カメラ

キャンプなどのアウトドア、夏休みの旅行の先などで夜空を見上げたら、満天の星空。その風景を撮影しようと挑戦したが、まったく思うようにいかなかったという経験はありませんか? そんなみなさんに星空撮影を激変させる魔法のアイテム、ケンコー・トキナー「プロソフトン」の新製品『リア プロソフトン』を紹介します。

執筆者 ++齋藤千歳++(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。

齋藤千歳/特選街webの記事はこちらから

 

デジタルでは普通に撮ってもイラジエーションが起きなくなった

ページトップに掲載した写真から「リア プロソフトン」を外した写真

SAMYANG XP 14mm F2.4/Sony α7R III/14mm/マニュアル露出(F2.4、15秒)/ISO 6400/WB:色温度設定/クリエイティブスタイル:ビビッド
ページのトップ掲載した写真との撮影設定の違いは『リア プロソフトン』を使っているか、使っていないかだけです。かなりの差が発生します。

並べた比較も置いておこう

 

キャンプなどのアウトドアや旅先で夜空を見上げたら、満天の星空だったという経験がある方は多いのではないでしょうか。そして、その感動をそのままに撮影したいと思い、スマートフォンやデジタルカメラで撮影してみたという方も同じように多いでしょう。

 

そして、ほとんどの方が思ったように星空が写らなかったのではないでしょうか?

星空や地上の風景と星空をいっしょに撮影する星景撮影は、一般的に三脚でしっかりとデジタルカメラやスマートフォンを固定して長秒露光で撮影する必要のある比較的難易度の高い撮影であることが、その大きな原因です。しかし、デジタルカメラでの星空撮影の方法は多くの記事などで紹介されており、かなり普及していますし、実はそのとおりに撮影して、それなりに写っているのだけど、なにかが違うという方もいるのではないでしょうか。

 

例えば、今回の記事ではページのトップに掲載した写真と、2枚目に掲載した写真は同じ場所でほぼ同じ時間に撮影した写真です。しかし、ページのトップに掲載した写真のほうがみなさんが思う満天の星空の写真に近いと思います。光の強い星は大きく、弱い星は小さく、ちょっとにじんだように強弱のついた星空になっています。実は星の大きさに強弱のついた多くの方が想像する満天の星空はデジタルカメラでそのまま長秒撮影しても実現することができません。

 

ケンコー『リア プロソフトン』。その名のとおりレンズのリア(後方)に装着するソフトフィルターになっています。効果の強度が異なる3枚組です。

 

デジタルカメラではイラジエーションが起きないのでソフトフィルターを使う!

フィルムカメラで星空を撮影すると、イラジエーションという現象が起きます。イラジエーションはフィルムに強い光が当たると、光を受けたハロゲン化銀粒子が光を乱反射・拡散することで本来なら光の当たらない周りの粒子まで感光させてしまう現象です。フィルムで星空を撮影すると、このイラジエーションの効果でページのトップに掲載した写真のように光の強い星が大きく、弱い星が小さく写る効果が得られます。

 

しかし、デジタルカメラでは、このイラジエーションが起きません。そこでソフトフィルターで光をにじませて、イラジエーションに似た効果を発生させます。このときに使用する定番のソフトフィルターが、ケンコー・トキナーの取り扱うケンコー『プロソフトン』シリーズです。

 

おそらく星空を撮影する方なら、ほぼだいたいみなさん1枚は持っているのではないでしょうか。効果の強い順に『プロソフトン B』『プロソフトン A』『プロソフトン クリア』の3種類がラインアップされており、円形だけでなく角型などバリエーションも豊富です。筆者も当然、3種類すべてを所有しています。

 

しかし、この『プロソフトン』シリーズは、ねじ込みなどでレンズの先端に取り付けるタイプのソフトフィルターでした。明るい超広角レンズなどで撮影することの多い星景写真の世界では、レンズのもっとも前のレンズ、前玉などと呼びますが、これがドーム状に大きく膨らんだ出目金と呼ばれるタイプのレンズも数多くあり、このタイプのレンズの多くはレンズ先端部分へのフィルターの装着が困難です。

 

そのため、レンズ先端とは真逆のレンズのお尻(リア)部分に貼り付けて使用するフィルムタイプのソフトフィルターを多くの方が使っていたのですが、このフィルムタイプのソフトフィルターを生産していた老舗メーカーが、このアイテムを廃番に……結果、個人売買サイトでプレミアム価格で取引されるような状態になっていたのです。

 

そこで新たに登場したのが、ケンコー『リア プロソフトン』です。実勢価格は12,800円前後。フィルムタイプの『プロソフトン』で効果の強弱が異なる3枚がセットで販売されています。大きさはフィルム本体が約57×60mmでソフト加工されている部分が約52×54mm、厚みが0.18m。レンズのリア部分に貼り付けて使用し、レンズのリア部分にリアフィルターホルダーのあるレンズではホルダーに差し込んで使います。とても便利なのですが、使用前にちょっとした加工が必要な少し難易度の高いフィルターなので、まずはその使い方からみていきましょう。

 

撮影前に必要な大きさに加工して、しっかりと準備しておきましょう

レンズの後玉(リア)部分のサイズを測って『リア プロソフトン』をどのくらいのサイズに切るかを計画します。電子接点部分を覆わないようにすることが大切です。

 

ホルダーなしの場合は必要なサイズに切ってしっかりと貼り付ける

ソフト加工されている部分のサイズが約52×54mmの『リア プロソフトン』を切り出して、後玉(リア)部分に貼り付けることのできるサイズにします。『リア プロソフトン』自体もキズがつきやすいので注意をする必要があるのですが、『リア プロソフトン』自体の注意書きにもあるように「本製品の使用で発生したカメラ・レンズの傷や故障に関し当社は一切の責任を負いかねます。」と明記されているので、作業は慎重に行いましょう。

 

そんな面倒な作業が必要なら、レンズ先端にねじ込む円形ガラスフィルターの『プロソフトン』シリーズでいいじゃないという意見もあると思うのですが、筆者も大部分同意です。レンズ先端部分にフィルターが取り付けられない出目金レンズを使っているユーザー以外は、多くの場合、既存のレンズ先端にねじ込むタイプの『プロソフトン』シリーズを使えばいいでしょう。しかし、レンズ先端にねじ込むタイプの『プロソフトン』と比較すると、リアに取り付ける『リア プロソフトン』には画面周辺部の明るい星が放射状に変形するというデメリットが小さいという利点があるのです。そのため、コアなユーザーほど『リア プロソフトン』を使いたがる傾向にあります。

 

この『リア プロソフトン』を筆者は『SAMYANG XP 14mm F2.4』のリア部分に貼り付けようと考え、まずは後玉部分のサイズを計測しました。

 

『リア プロソフトン』を切り出す際に線を引くための型紙を厚紙で作り、これを使って『リア プロソフトン』に線を引き、ハサミで切り出します。

 

後玉まわりのサイズを計測して、必要なサイズの『リア プロソフトン』を切り出すための型紙を製作しました。『リア プロソフトン』がレンズとカメラが各種情報をやりとりするための電子接点を覆ってしまうと、操作ができなくなったり、故障の原因にもなるので、この点も考慮して型紙を作りましょう。

 

型紙を『リア プロソフトン』の上に置いて、これに沿って油性マジックなどで線を引きます。このときに使用する油性マジックが細いもののほうが正確に作業ができます。

 

型紙は1〜2mm程度大きめに作っておくことをおすすめします。そして、この型紙を使って『リア プロソフトン』に油性マジックなどで線を引いて、これに沿って切り出すわけです。型紙を少し大きめにしておくと、引いた線の内側を切り出すと、ちょうどよいサイズになるので作業がしやすく感じます。

 

必要なサイズに切り出した『リア プロソフトン』を両面テープなどを使って、レンズのリア部分に貼り付けます。電子接点を覆わないように注意しましょう。

 

切り出した『リア プロソフトン』をレンズのリア部分に貼り付けます。このときに『リア プロソフトン』やテープがレンズの電子接点を覆わないように気を付けてください。電子接点を覆うとレンズとカメラ本体の情報のやりとりができなくなるため正確な操作ができなくなったり、最悪の場合故障が発生したりします。

 

なお、レンズのリア部分に『リア プロソフトン』を貼り付けるテープなのですが、何人かの経験者に聞いてみたところ、両面テープはもちろん、マスキングテープなど、それぞれに剥がしやすさや粘着力などにこだわりがあるようです。ですが、筆者は商品撮影などの際に使い慣れていて、紙製のため加工しやすく、粘着力が高く、しかも剥離性の高いパーマセルテープでレンズのリア部分に『リア プロソフトン』を貼り付けています。

 

貼り付ける際にはパーマセルテープを今回の場合は細く小さく切り、電子接点部分を覆ったり、マウント部分からはみ出したりしないように注意しています。

 

細かな作業になるので、多くの場合は真っ暗な星空の撮影現場で貼り付けるのではなく、あらかじめ使用するレンズのリア部分に『リア プロソフトン』を貼り付けてから撮影に出発する手順で考えておきましょう。

リアフィルターホルダーありだと取り付けも加工も格段に楽!

形状などはさまざまですが、星空撮影を重視した明るい超広角レンズの一部には、レンズのリア部分にリアフィルターホルダーが装備されていることがあります。

 

星空撮影を強く意識した明るい広角レンズの一部モデルには、フィルムタイプのフィルターを装着するためのリアフィルターホルダーを装備したものがあります。筆者が使っているレンズだと、SIGMA 14mm F1.4 DG DN | Art/SIGMA 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE | Art/SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art/SIGMA 24mm F1.4 DG DN | Artなどが標準でリアフィルターホルダーを装備したレンズになっています。

 

これらのレンズはリアフィルターホルダーに入るサイズに加工した『リア プロソフトン』を差し込むだけで使用できるので、真っ暗な撮影現場でも効果の強さが異なるフィルターを差し替えることもできて、とても便利です。そして、フィルムタイプのフィルターをリアフィルターホルダーのサイズに切り出すためのガイドプレートが付属していることも多く、このガイドプレートを使って『リア プロソフトン』を切り出せば、とても簡単にリアフィルターホルダーに装着できるサイズに加工できます。

 

シグマのガイドプレートGP-21を使って『リア プロソフトン』を切り出すところ。ガイドプレートを使って簡単にマジックで線が引けるので、とても簡単。

 

ガイドプレートを使ってフィルムタイプのフィルターである『リア プロソフトン』にマジックで線を引いて、その線に沿ってハサミで切り出すだけで必要な形に加工できるので、とても簡単。

 

テープなどで貼り付ける必要もなくリアフィルターホルダーに差し込むだけで使用できるので、使い勝手は劇的によくなります。

 

切り出した『リア プロソフトン』をリアフィルターホルダーに装着したところ。貼り付けに比べるとかなり簡単に脱着できるのもうれしいところです。

 

『リア プロソフトン』No.150、No.100、No.050の効果の強弱を比較する

プロソフトンAよりも効果の強い「リア プロソフトン No.150」の効果

SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art/Sony α7R III/20mm/マニュアル露出(F1.4、15秒)/ISO 2000/WB:色温度設定/クリエイティブスタイル:ビビッド
『リア プロソフトン』のなかでももっとも効果の強いNo.150で撮影。星の大小の強弱がはっきりしているのがよくわかります。

 

最初に試したのはプロソフトンAよりも効果が強いという『リア プロソフトン』 No.150」。3枚セットのなかでももっとも効果の強いフィルターになっています。WEBでの掲載サイズでも十分に星の大小の差がわかりやすく、とても印象的な星景写真に仕上がったのではないでしょうか。

 

ソフトフィルターによるにじみの効果は観賞サイズが小さいと効果が弱く感じるので、スマートフォンサイズで鑑賞されることを想定したSNSなどへの投稿を重視するなら「リア プロソフトン No.150」をおすすめします。弊害としては暗い星の一部の写りが悪くなることがありますが、SNSへの投稿時のインパクトを重視するなら「リア プロソフトン No.150」がおすすめです。

 

プロソフトンA相当の効果が得られる「リア プロソフトン No.100」

SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art/Sony α7R III/20mm/マニュアル露出(F1.4、15秒)/ISO 2000/WB:色温度設定/クリエイティブスタイル:ビビッド
『リア プロソフトン』のセット3枚のなかで中間的な効果のNo.100で撮影。従来の「プロソフトン」シリーズの「PRO1D プロソフトン[A]」相当の効果です。

 

レンズ先端へのねじ込み方式の「プロソフトン」シリーズでいうなら「PRO1D プロソフトン[A]」に相当する効果が得られるという「リア プロソフトン No.100」。確かに「リア プロソフトン No.150」よりも効果が弱く、WEBへの掲載サイズで鑑賞すると効果が物足りなく感じるかもしれません。

 

ただし、大きなサイズで鑑賞するなら十分以上のスタンダードな効果といえます。「リア プロソフトン No.100」を基準に好みで調整するといいのではないでしょうか。筆者は基本的に効果が強めのほうが好みです。

 

プロソフトンクリアよりも弱い効果が得られる「リア プロソフトン No.050」

SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art/Sony α7R III/20mm/マニュアル露出(F1.4、15秒)/ISO 2000/WB:色温度設定/クリエイティブスタイル:ビビッド
「リア プロソフトン」のセットのなかでもっとも効果の弱いNo.050で撮影。従来の「プロソフトン」シリーズの「プロソフトン クリア」よりも効果が弱いそうです。

 

従来からあるレンズ先端ねじ込み式の「プロソフトン」シリーズでもっとも効果の弱い「プロソフトン クリア」よりも効果を弱くしてあるという「リア プロソフトン No.050」。鑑賞サイズの小さいSNSなどへの投稿では物足りないかもしれません。

 

しかし、プロソフトンの効果は焦点距離の長いレンズを使用すると顕著になるので標準レンズクラスの焦点距離のレンズで星景写真を撮影する場合や大きくプリントして鑑賞する場合、地上の風景へのソフト効果を避けてシャープに見せたい場合などに有効です。

 

比較参考:プロソフトンなしで撮影した画像

SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art/Sony α7R III/20mm/マニュアル露出(F1.4、15秒)/ISO 2000/WB:色温度設定/クリエイティブスタイル:ビビッド
「リア プロソフトン」なしで撮影した画像。「プロソフトン」ありの星空写真を多く見た後になしの写真をみるとかなり物足りないでしょう。

 

これまで「プロソフトン」などのフィルターなしで星空を撮影していたのなら、フィルターなしの上に掲載した状態が普通なのですが、『リア プロソフトン』などの「プロソフトン」ありの星空の写真を数多くみたあとにフィルターなしの写真をみるとかなり物足りないのではないでしょうか。

 

実はかなり多くの星が写っており、満天の星空といってよい写真なのですが、WEBなどへの掲載サイズでは星が小さく、数も少なく感じ、物足りない写真に思えてしまいます。新製品の『リア プロソフトン』を含め「プロソフトン」シリーズが星空・星景写真における必携の定番フィルターであることを痛感させられます。

 

No.150/No.100/No.050/未使用の比較画像はこちら

 

 

満天の星空に出会う予定があるなら「リア プロソフトン」を用意しておきたい

SIGMA 20mm F1.4 DG DN | Art/Sony α7R III/20mm/マニュアル露出(F1.4、15秒)/ISO 3200/WB:色温度設定/クリエイティブスタイル:ビビッド
筆者は効果のわかりやすい「リア プロソフトン No.150」が好みです。旅先から満天の星空をSNSに投稿するにも「リア プロソフトン No.150」はぴったりでしょう。

 

ねじ込み式のソフトフィルターが装着できない出目金タイプの超広角レンズなどに取り付けるフィルムタイプの星空・星景写真用リアフィルターと考えると『リア プロソフトン』はかなりマニアックなフィルターです。実際、筆者を含むガチ勢にとっては、非常にありがたい本気の星空・星景写真用フィルターに仕上がっています。某フィルムタイプソフトフィルターのプレミアム価格の高騰ぶりに頭を悩ませていた方も多いでしょう。

 

しかし、まったく逆の方向から考えると『リア プロソフトン』は必要なサイズに切り出して、レンズのリア部分に貼り付けることができれば、ほとんどどんなレンズにも装着できる星空・星景写真用のソフトフィルターだとも考えられます。

 

例えば、天気のよい日にキャンプに出かけ、その昼間の時間に『リア プロソフトン』を加工、レンズのリア部分に貼り付けて、夜はキャンプ場でそのまま『リア プロソフトン』の効果がしっかりと効いた満天の夜空を撮影という楽しみ方も考えられます。

 

筆者は子どもといっしょにそんなアウトドアの過ごし方も楽しいかと妄想しているところです。デジタルでの星空・星景写真撮影ではソフトフィルター「プロソフトン」のあるなしで仕上がりが大きく変わります。今年の夏シーズン、満天の星空に出会う予定があるなら、『リア プロソフトン』を含む「プロソフトン」シリーズを用意しておくのがおすすめです。ぜひ、満天の空の感動をそのまま1枚の写真にしてみてください。

 

 

<公式サイト>Kenko Tokina  https://www.kenko-tokina.co.jp/

 

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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