「毎日の買い物はまず『ダイソー』から」をモットーにする筆者が発見した気になるアイテム。今回紹介するのは『マグネットケーブル』。通常数千円する高級ケーブルがついにダイソーから登場した。USBケーブルを磁力の力でスルスルっと収納できるケーブルなのだが、果たしてその実力やいかに!
磁力でくるくる収納! ケーブル界の新時代を切り開いた『マグネットケーブル』
あなたは磁力ケーブルやマグネットケーブルというUSBケーブルをご存じだろうか。ケーブルの中に磁石が入っていて、近づけるとケーブル同士がくっつき、くるくるっとまとまるケーブル収納の新たな結束方法だ。
ただしこのケーブル、とても便利な反面、1mで2,000~3,000円する高級品。100円で買える今の時代に、USBケーブルに20倍以上払える人はそうそうないだろう。
だが、ダイソーは期待を裏切らない。元祖マグネットケーブルとほぼ同じ仕様のUSBケーブル、『マグネットケーブル』(長さ1m・希望小売価格 税込550円・発売中)をついに発売したのだ。
さっとくっ付く快適さ! 従来にはない整頓方法も!
発売されたのは、「TypeA to C」と「TypeC to C」の2種類。ブランドはPC業界で大手のHIDISC(磁気研究所)だ。ともに長さは1m、USB2.0規格。通信にも対応しているので、データのやり取りにも使えるのがうれしい。
ケーブルはナイロン製。直径約4mmでやや太めの仕様となっている。
ぱっと見ここに磁石が入っているようには見えないが、こうやって近づけると……
くっつく!
ガチッとくっつくほどの強さではないが、近づけると磁力を感じるくらいには強い。輪っかの大きさがそろっていれば、一瞬で収納できるほどだ。なお、自重には耐えられないので持つ際はまとめて持ち上げるようにしよう。

左:コンパクトに小さくまとめたもの 右:開封時の大きさ
輪っかの大きさもある程度変えることができて、小さくしたり大きくしたりと自由自在。収納ケースに合わせたサイズに出来るのは魅力的だ。

貼り付く!
さらに、ケーブル自体に磁石が入っているから、丸めたまま鉄製の壁にペタっとくっつけることも可能。
さらには、ケーブル全体を貼り付けることもできるから、従来のケーブルではありえない整頓や配線ができる。これは面白い。
注意点:取り回しや出力面はやや残念な点も

輪っかのくせがなかなか取れない
ケーブルは少々クセ強め。ナイロン製は丈夫で安心感はあるものの、硬いため取り回しもしづらい。柔らかさ重視、取り回し重視の人には向いていないだろう。

上:TypeC to C 下:TypeA to C
また、最大出力は、TypeA to Cは15W(5V/3A)、TypeC to CはPD60W(20V/3A)に対応。TypeC to Cはいわゆる急速充電に対応だが、最大240Wの高出力には対応していないので注意だ。
何の努力も技術もなしに、ぐちゃぐちゃケーブルにおさらば!
今回は紹介していないが、磁力で常にくっつこうとするから、かばんに入れても絡まりにくかったり自分でまとめないから変なクセも付かなかったりと、きれいにまとまる以外のメリットも多い『マグネットケーブル』。
通常数千円もするマグネットケーブルがたったの550円で買える時代になったとは、全く技術の進歩とは恐ろしいものだ。
『マグネットケーブル』の気持ちいい使い心地を体感してみてほしい。
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