【電動シェーバー】『ホットシェイブ スキンプロ/トリマー』エステでおなじみのラジオ波で、肌ケアしながら深剃りしてみた!【ヤーマン】

レビュー

エステサロンなどで、高周波のRF(ラジオ波)で肌を強力に温めて柔らかくして深剃りを可能にする温剃り電気シェーバー『ホットシェイブ スキンプロ/トリマー』。エステに無縁な筆者が、サンプル機を借りることができたので、試してみた。

「ラジオ波」って何?

ヤーマン」といえば、業務用、家庭用含め、美顔器界トップクラスの専門メーカーだ。そうしたヤーマンが生み出した電動シェーバー「ホットシェイブ」シリーズはひと味違う。高周波のRF(通称:ラジオ波)で肌をきちんとケアしながら、深剃りしようというのだ。

光るシェーバーたち。放出するのはラジオ波だ

では、いったい「ラジオ波(RF/Radio Frequency)」とは何なのか。

 

簡単に言ってしまえば、30〜300MHzの高周波電磁波である。もともとは肌の奥(角層まで)を温めてほぐすことができるので、医療現場で使用されてきた技術。現在はエステサロンにて血流やリンパの流れに対してアプローチすることで美肌を目指すために採用されている。

ではなぜそうしたラジオ波技術が、シェーバーに役立つのだろうか?

 

それは肌は温めることによって、柔らかくなるからだ。電動シェーバーの外刃を当てたときに肌が柔軟だと密着度が増す。すると刃がヒゲをカットしやすくなり、深剃りができるし、肌も傷つけにくいということだ。

 

『ホットシェイブ スキンプロ(HOT SHAVE Skin Pro)』なら、肌弱男子でも回転刃×ラジオ波の二重奏でやさしく深剃り!

ヤーマンが2022年に生み出した日本初の温剃りシェーバー「HOT SHAVE」シリーズの最新作が、『ホットシェイブ スキンプロ(HOT SHAVE Skin Pro)YJEC1』(約W65×D65×H185mm /255g・税込38,500円・2024年3月1日発売)だ。

ちょっとした威嚇する怪獣のような

既存の製品よりもRF(ラジオ波)のパワーをアップさせ、シリーズ史上初の回転式81枚刃を搭載して、より早く温めてより深剃りが利くという特徴に磨きをかけた。

実際に手に持ってみると、大きい割りには重くない。電源ボタンを長押しして起動すると、ヘッドが燦然と赤く輝くことに驚いた。この赤いのが、ラジオ波である。基本的にはこのモードで使用するが、シェーバーのみ、RFのみのモードも選択可能だ。

持つときはなるべく上の方を持つと、ムダな力を入れずにクルクルしやすい

そのままヒゲの生えたアゴに当てるのは、ちょっと待った。この『ホットシェイブ スキンプロ』は、シェービングジェルやクリームなどをつけたウエットシェービングが基本。ラジオ波が熱く感じないように肌を引っ張りながら、滑らせるように使うので、乾燥した肌で使うのには適していない(シェーバーモードなら熱くないので大丈夫)。

最初はおっかなびっくり。慣れれば大胆にクルクルと剃れるようになる

普段使いのシェービングクリームで試してみた。サイバーパンク的に赤く光るヘッドをアゴに当てるとけっこう熱くてびっくりする。マニュアルで調べてみると、ヘッドを固定して使うものではなく、クルクルと回転させながら使うそう。

 

確かにクルクルさせれば熱くない。もともと肌あたりが良いことで知られる回転式は、刃の口径が小さい分、マイルドな剃り心地になる特徴があるが、今回81枚刃のサージカルステンレスを採用した3重回転刃を採用し、毎分約202,500回のカット数を実現したことでより切れ味良く、肌を滑らせられやすいようだ。

なめらか過ぎて剃れているのか不安になるが、アゴを触ると思ったよりも剃れていてツルツルしていてうれしい。ヒゲ剃り前に蒸しタオルで顔を温めるとヒゲ剃りはしやすいが、面倒。しかし『ホットシェイブ スキンプロ』はそんなことをしなくてもポカポカ肌になれるのだ。

 

そのまま頬も剃って鏡を見たら、ちょっと一杯やったかのようなほんのり赤ら顔に。ラジオ波で顔の奥まで温まるというのはこういうことか。

 

シェーバーとして、きっちり深剃りできてヒリヒリしないというのはすでに優秀だが、美容機器感がすごくある。しばらくして頬を触ったら、顔が柔らかいのだ。何とも不思議な気分。年齢がてら気になっていた、ほうれい線や毛穴が目立ちにくい気がするのは気のせいか。

その後5日間使ってみたが、慣れてくると顔がほんわかというのはなかなかにクセになる。油断してヘッドの動きがゆるやかになりすぎると「熱ッ」となることもあったが、慣れればラクにできる。何となく鏡の中の自分が元気そうに見えるので、肌の調子って大切だなと思った。

 

『ホットシェイブ トリマー』は肌にやさしく、気軽にムダ毛カットが可能

 

『ホットシェイブ トリマー(HOT SHAVE Trimmer)YJED0』(約W55×D40×H175mm/190g・税込13,200円・2024年3月1日発売)

は、同じくRF(ラジオ波)を放出して、VIO及び全身のムダ毛を温剃りできるシェーバーだ。こちらは往復式で、外刃2枚と網刃のシンプル構造になっていて、3種類(3/5/7mm)のアタッチメントが付属するので長さ調整も可能だ。

実際に使ってみると、『ホットシェイブ スキンプロ』のようにヘッドが赤く光っても、熱くなりにくい。さらに4段階でラジオ波の強度を調整できるので、初心者でも安心だ。IPX7の防水性でお風呂での使用・丸洗い洗浄もできる。

そもそも毛深くないすね毛を剃ってみたが、ほんわか熱感でスムーズに剃れた。こちらもシェービングジェルなどを使用したウエットシェービングが推奨されている。

 

どちらもオジサン的には新境地。でもけっこう楽しかった。

公式サイト

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