新機種「グロー・ヒーロ」が登場してもなお、根強い人気を誇るのが「グロー・ハイパー」シリーズ。スティック価格が安く、気楽に有名銘柄を楽しめる庶民派加熱式たばことして愛され続ける同製品に、新製品『グロー・ハイパー・プロ・プラス』が投入された理由について、BATの中の人に真意を聞きます。
【話してくれた人】BATジャパン マーケティング本部
ヘッド オブ エクイティ-HP 岡本大樹
おかもと・だいき◎2010年BATジャパン入社。ブランド・マネジメントや製品生産にまつわるポジションを歴任。Hyper pro+発売に対する想い:「たばこが好きなあらゆるユーザーに、この使いやすさや力強い味わい、加熱式たばこの進化の最前線を体験してみて欲しいです!」
【聞き手】
特選街web クリエイティブ・ディレクター 清水りょういち
嗜好品レビュー専門家。たばこはもとより、加熱式たばこブーム黎明期より、発売されたすべてのデバイスや専用スティックのレビューを、さまざまなメディアで展開。ヘビースモーカー。
「グロー・ハイパー」シリーズは消えない!

カラバリは4種(写真左から)モス・グリーン(今回使用したカラー)/グラファイト/ブルー/ステラ・シルバー。
2025年秋に全国発売となった「glo™ Hilo(グロー・ヒーロ)」の登場で、それまでの「グロー・ハイパー」シリーズが終売になって、全面的に切り替えになってしまうのではないかと、一抹の不安を抱えていた人も少なくないのではないでしょうか。

(写真左)「グロー・ヒーロ」(写真右)「グロー・ハイパー・プロ・プラス」。
というのもヒーロ専用スティック「virto(ヴァルト)」は、ハイパー用スティックと互換性がなかったからです。その結果、
「おれのラッキー・ストライク(ケント、ネオ)はもう吸えなくなる!?」
と動揺を隠せなかった銘柄ファンも多いのでは?
確かに濃厚・重厚・プレミアムな味わいを生み出す「ヒーロ」は加熱式たばことしてはある種の頂点を究めたデバイスです。しかしどことなく肩の力が抜けたハイパーのお楽しみとは別物のような……。
BATジャパンの中の人を直撃!

筆者もラッキー・ストライクには、紙巻きたばこ時代を含めて長年の思い入れがありますし、気になっていました。そこでBATジャパンのブランド責任者 岡本大樹さん(以下、岡本)にお話を聞いたのです。

「その答えともいうべき存在が、今回新たに発売したBAT『glo™ Hyper pro+(グロー・ハイパー・プロ・プラス)』(105.5×38.5×20.5mm/99g・税込2,980円・2026年8月17日全国発売※コンビニエンスストアを含む)です。今年2026年はグロー発売10周年の節目を迎えました。スリムスティックを使用していた第1世代(現在終売)を経て、2020年に太いスティックを使用する第2世代のハイパー、ハイパー・プロとなって進化を続けながら、いまでも主力製品の地位にあります。
そうしたたくさんの方々に愛され続けているハイパー・シリーズのサポートを、今後も継続していくという意思表明が『プロ・プラス』には込められているのです」(岡本)
ヒーロとハイパーの二枚看板で描く未来

ヒーロはプレミアムラインとしてグロー・ブランドを牽引すると同時に、ファンの期待に応えるべく、コスパとシンプルな使い勝手が特徴のハイパー・シリーズも継続。つまり今後もその二枚看板で、「gloを応援してくれるユーザーの期待に応える製品作りを続けていく」とのこと。
いや、ホッとしました。
ユーザーの声にひたすら応えて誕生したハイパーの究極進化形『グロー・ハイパー・プロ・プラス』
岡本さんに話を聞いていくと、BATジャパンのユーザーの声に応える姿勢が、すべての進化のきっかけになっていることがわかってきました。実際のコンセプトも「使いやすさ、満載」。
では従来の「ハイパー」に対して、ユーザーはどんな不満を持っていたのでしょうか。
不満①「もっと簡単に、素早く一服したい! 長押しは面倒だ」

スティックを入れるやいなや加熱がぐんぐんスタート。
「そもそも紙巻きタバコでは、1本取りだし、ライターで火をつける程度の手間で一服できました。加熱式タバコになると、ボタンを長押しで起動したり、加熱待ちの時間だったりという煩雑さがつきまとっていました。
そこで徹底的にシンプルさにこだわり、たばこスティックを『ハイパー・プロ・プラス』に挿入するだけで自動起動、従来20秒かかっていた待機時間も10秒に短縮するQuickStart™(クイックスタート) テクノロジーを搭載したのです」(岡本)
さすがにプレミアムラインの「ヒーロ」の5秒起動まではいかないものの、スティックを差した途端に加熱開始、ぐいぐい加熱バーが進んでいくのを眺めていると10秒はかなり早い。ボタンを長押しする必要もないので、体感としてはよそ見をしている暇もない感じです。

喫煙時間はスタンダードモードで従来より延長した5分間を実現。ブーストモードは従来通り、3分間です。筆者的にはサッと起動してズバッと吸えるブーストがおすすめです。フル充電での使用回数も、フル充電されたデバイスのBATの自社テストによると、ブーストモードで23回にパワーアップ。個人の使用状況により異なるとのことですが、筆者の環境でも確かに23回使用できました。

不満②「バッテリー残量、加熱モード、あとどのくらい吸えるかひと目で知りたい」
「バッテリー残量は、コントロールボタンをポンと押せば確認できます。ふたをスライドして開けてボタンを押すと、スタンダードとブーストのモードが切り替えられます。あとどれくらい吸えるかも一目瞭然。
LEDではなく、鮮やかで視認性の良いEasyView™(イージービュー)スクリーンを使用して、操作性をシンプルにすることにはこだわりました」(岡本)

自分を含め、たばこを吸う人は基本的に面倒さを嫌う人が多いです(偏見)。だって一刻も早く一服したいのが目的ですからね。複雑な操作は覚えるのが面倒で使わなくなりがちなので、ワンボタン操作でできるのはラクです。
不満③「20本使用するごとのメンテナンスは面倒すぎる!」

底面。
筆者的には「ハイパー」の弱点は、メンテナンスの面倒さだと思っていました。メーカー推奨としては、20回(本)、つまり約1箱吸うごとにメンテナンスをしなくてはならないというのは、手間的にも精神的にも正直負担でした。
でも手入れをしないと、いわゆる浸出液(通称・ニコ汁)が内部にたまり、どんどん味が落ちて、ニオイもきつくなるんですよね。吸い殻のニオイも同様です。

底面のキャップを開いたところ。
「そうした声に応えて、今回の『プロ・プラス』は加熱チェンバー(加熱炉)のコーティング素材やエアフローの経路、内部シーリング構造などを複合的に改良して、ヤニがたまりにくい設計を新たに施したのです。
その結果、20セッションごとに必要だった付属ブラシによるメンテナンスを25倍の500セッションごと(もしくは約1ヶ月)で済むようになりました」(岡本)
これはもう、使い続けると一発でわかります。内部を清掃しなくても味が落ちにくいのです。

念のため1箱吸ったところで、付属ブラシではなく綿棒に軽くアルコールを含ませて内部をこすってみましたが、上部の一番スティックが変色する部分はうっすら汚れが付きましたが、ニコ汁もれが気になる下部の細い穴については綿棒は真っ白なまま。地味ですが、筆者的には感動しました。
しかも、どれだけ吸ったのかなんて、覚えているはずがありません。メンテナンスタイミングなんて、いままで何となくでした。それが今度はデバイスがスクリーンで知らせてくれるのです。ついつい早めにメンテして、損した気分になることもあった筆者には朗報です。
狙うは面倒くさがり屋の喫煙者!

充電はUSB Type-C経由。
他にも地味ですが、途中で誰かに呼ばれてスティックを抜いてしまったとしても、自動で加熱がストップする機能。バッテリーの無駄遣いも防ぎますし、安全性にも繋がります。
あと、精密機器となるので、保証は必要不可欠ですが、購入後の会員登録、製品登録が面倒だと思ったことはありませんか。その点も2026年7月13日からは、「ヒーロ」も含み、購入日から12か月間の保証を自動付与してくれるようになりました(従来は6ヶ月+メンバーシップ登録で12ヶ月に延長)。
ものぐささん対策がすごいです。
『グロー・ハイパー・プロ・プラス』はどんな人に向いているか
紙巻きたばこ・ユーザーの切り替え先としても最適

「たばこは好きでやめられないし、やめるつもりもないけれど、面倒なことは極力避けたい」
という人に『プロ・プラス』は向いています。正直、喫煙者の一般的なペルソナにもっとも近い地点にいる気がするデバイスです。
それは紙巻きたばこ・ユーザーにも言えることです。ライターで火をつける程度のレベルでしか、面倒を受け入れたくないというのなら、実に有力な選択肢になるでしょう。
もし初期の加熱式たばこの手入れの面倒さと違和感のある味にこりごりして手を出していない人なら、技術革新を複数回遂げたいまが、もう一度挑戦するのにぴったりです。吸える場所が広がり、壁紙も黄色くなりませんし。
『プロ・プラス』に死角はないのか

他社デバイスと比べて、『プロ・プラス』は喫煙時間が短めです。スタンダードモードでは5分間とのびますが、ブーストモードは3分間。少しでも長い時間吸いたいのか、瞬時に満足感を得たいのかという好みの問題で判断するのが良いでしょう。
喫煙所に長居するよりも、最低限の3分間でしっかりニコチャージしたいという用途に『プロ・プラス』は向いた機種なのです。
重厚味の「ヒーロ」を選ぶか、低ランニングコストで気楽な「プロ・プラス」を選ぶか

「glo ストア 銀座」(東京都中央区銀座2-5-19 ヒューリック銀座2丁目柳通ビル)の2階会員制スペース「glo Lounge」がまさに「ヒーロ」の世界観。
ソファに沈み込み、重厚でゆったりとしたひとときを中心とするたばこライフを送っている人なら、「ヒーロ」から大きな満足感を得られると思います。実際に筆者もじっくり時間をかけて吸うなら「ヒーロ」の贅沢感は魅力だと感じます。
その差は葉巻と紙巻きたばこの違いに近いです。つまり日常的にササッと喫煙所でズバッと一服する用途なら、『プロ・プラス』が向いています。

「glo ストア 銀座」で購入すると、こうした自由な文字を刻印できるサービスも。
ただ今回筆者は、『プロ・プラス』であらためて、エッジの効いた吸い応えを瞬時に味わえるハイパーのカジュアルな魅力を再認識しました。キャラがそもそも違うのです。それに何より、ランニングコストであるたばこスティックの価格が違います。ヒーロ専用「ヴァルト™」は1箱税込580円(2026年10月値上げで600円)、ハイパー用の最低価格「ラッキー・ストライク」では1箱税込480円(値上げ後500円)。100円の違いは大きいのではないでしょうか。
まとめ:これからもワンコインで済ましたい人のための『プロ・プラス』+「ラッキー・ストライク」作戦がおすすめ

レギュラー系(写真左から)「ラッキー・ストライク・ダーク・タバコ」「リッチ・タバコ」
筆者が愛してやまないアメリカンたばこ銘柄の代表格であり、ハイパー用スティックでもトップブランドである「ラッキー・ストライク」9種が、1箱480円(2026年10月1日~500円)というワンコイン内で収まるのは昨今の物価上昇の局面では圧倒的なリーチ力。おすすめできます。

メンソール系(写真左から)「ダーク・メンソール」「メンソール」

カプセル入りフレーバーメンソール系(写真左から)「ベリー・メンソール」「ベリー・ブースト」「トロピカル・ブースト」

カプセル入りフレーバーメンソール系(写真左から)「トロピカル・スイッチ」「ベリー・スイッチ」
他にも「ケント」シリーズ5種(税込520円・10/1~550円)、「ネオ™」7種(税込530円・10/1~570円)を合わせると、合計3ブランド21銘柄(※2026年8月25日時点)を吸うことができます。
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