Wi-Fi利用に欠かせないWi-Fiルーター。購入するときに考慮すべきポイントはいくつかあるが、あまり難しく考えず、使う場所や状況、つまり、住環境や家族構成を基準に考えるといいだろう。そして、ほぼすべてのメーカーが、製品ごとに「戸建て3階建 マンション4LDK 利用人数6人」といった推奨利用環境を明示している。これを参考にして判断をするといい。
Wi-Fiルーター購入時に重視すべきポイントは何?
Wi-Fi利用に欠かせないWi-Fiルーター。購入するときに考慮すべきポイントはいくつかあるが、あまり難しく考えず、まずは自分がWi-Fiルーターを使う場所や状況、つまり、住環境や家族構成を基準に考えるといいだろう。なぜなら、自宅にWi-Fiを導入する場合、家の隅々まで電波を行き渡らせる必要があるし、家族が多ければ全員が快適にWi-Fiにつながるようにしたいからである。
具体的にいうと、マンションか、戸建てか。戸建ての場合は何階建てなのか。部屋数はいくつなのか。何人家族で、Wi-Fiを使うのはそのうち何人なのか。といったところになる。家族の人数は「スマホを持っている人数」と考えがちだが、スマホを持たせていない小学生でも、Nintendo SwitchのようなWi-Fiを使うゲーム機を持っている場合は、使う人数にカウントする必要がある。また、Google HomeやAmazon EchoといったスマートスピーカーもWi-Fi接続が必須なので、それらを使用する人は一人分としてカウントする必要がある。プリンターやテレビなどの家電のWi-Fiを利用する場合も同様だ。
自宅の規模や家族構成を把握したら、大手のWi-Fiルーターメーカーの製品サイトを見てほしい。ほぼすべてのメーカーが、Wi-Fiルーターの製品ごとに「戸建て3階建 マンション4LDK 利用人数6人」といった想定利用環境を明示している。これを参考にして「自分の環境にはハイエンド機が必要だ」とか「ミドルクラスで足りそうだ」という判断をするといいだろう。
●製品のパッケージにも注目しよう
解説/福多利夫(フリーライター)イラスト/中山昭(絵仕事界屋)