Wi-Fiルーターの形は、技術や性能に由来している。ポイントは、角のようなアンテナがあるか、ないかだ。アンテナがない機種も実は平面アンテナが本体内部に装備され四方八方に満遍なく電波を出す。アンテナが伸びている機種は、アンテナの向きや角度を調整することで、意図した方向に強い電波を出すことができる。またアンテナの本数は通信速度と直結している。

Wi-Fiルーターにはいろいろな形があるが、なぜ?

アンテナにより外観が異なる

Wi-Fiルーターは、スマホのように決まった形状はなく、独特な外観のものが増えている。そのデザインは、実は、各製品が採用している技術や性能に由来していることが多いのである。

まず、デザイン上の大きなポイントとなるのが、角のようなアンテナがあるか、ないかである。Wi-Fiルーターは電波を使う機器なので、アンテナは必須。

内蔵アンテナ

アンテナがないように見える機種でも、実際には平面アンテナが本体内部に装備されている。平面アンテナは、Wi-Fiルーター本体を中心に四方八方に満遍なく電波を出すので、電波を飛ばしたい向きを意識せずに設置しても、電波が届かない場所が発生しにくいという特徴がある。

NEC
WG2600HS

実売価格例:1万1858円
アンテナ外付け機とアンテナ内蔵機がある。アンテナの本数で通信速度が変わり、内蔵アンテナ機も複数のアンテナを装備している。

外付けアンテナ

一方、角のようにアンテナが伸びている機種は、アンテナの向きや角度を調整することで、意図した方向に強い電波を出すことができるようになるという特徴がある。どちらが優れているというものではないので、住環境や用途、好みに合わせて選べばいい。

Tp-Link
Archer A2600

実売価格例:1万570円

●アンテナの本数(=ストリーム数)が速度を決める!

デザインとしても目立つアンテナだが、位置だけではなく、数にも気をつけたい。
現在主流の通信方式である11acの場合、複数のアンテナを同時に使うことで通信速度を上げるMIMOという技術を採用しており、アンテナの本数は通信速度と直結している。

一般的に11acはアンテナ1本(これを「1ストリーム」という)につき、433Mbpsの速度があり、高級クラスでは、アンテナ4本の4ストリーム(送受信ともに4本ずつで「4×4」と表記する)で、1733Mbpsが標準となりつつある。

画像: 11acは、複数のアンテナを束ねることなどで通信速度を稼いでいる。1本(1ストリーム)当たり433Mbpsで、4本アンテナ(4×4)が上位機の標準になりつつある。

11acは、複数のアンテナを束ねることなどで通信速度を稼いでいる。1本(1ストリーム)当たり433Mbpsで、4本アンテナ(4×4)が上位機の標準になりつつある。

解説/福多利夫(フリーライター)

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