【透明感のある肌の作り方】シンプルスキンケアでキレイを取り戻す「水肌パッティング」のやり方

美容・ヘルスケア

女性の顔が男性化してきたように見える原因に、顔の肉づき、毛穴の広がり、うぶ毛(ひげ)が挙げられます。ですが、どの女性にしても、永遠におじさん顔ということはあり得ません。諦めないで、1週間に1回でもいいから水肌パッティングを行ってください。【回答者】アケミ S.ミラー(AKEMI S.MILLER BeautyStudio主宰)

回答者のプロフィール

アケミ S.ミラー
AKEMI S.MILLER BeautyStudio主宰。1990年ニューヨークコレクションにデビュー。ファッションデザイナーとして、マイケル・ジャクソン、プラシード・ドミンゴ等、多数の著名人から支持される。2014年から仕事のベースを日本に戻し、トータルビューティークリエイターとして活躍中。

今回の悩み「顔がおじさん化してきた」
年を重ねるにつけ、死んだ父に似てきたのか、顔が男性っぽくなってしまいました。おじさんなのかおばさんなのか判断しにくい見た目です。もともと化粧をするほうではないため、どうしてよいかわかりません。女性らしい顔に戻すにはどうすればよいでしょうか。(60代女性)

血液循環をよくして透明肌をつくる美容法

女性の顔が男性化してきたように見える原因に、顔の肉づき、毛穴の広がり、うぶ毛(ひげ)が挙げられます。

日本人は、毛の色が茶色、または黒い色です。うぶ毛が顔全体を覆っていると、くすんだ印象を与えてしまいます。まずは、安全かみそりなどで、処理をしましょう。

そして、ぜひ実践なさってほしいのが「水肌パッティング」です。

女性らしい肌質とは、柔らかくきめの整った透明な素肌のことをいいます。それを実現するのが、水肌パッティングなのです。

これは、氷水に浸したコットンで顔全体をたたくという美容法です(下記参照)。私自身、もう40年以上、朝晩の習慣としていますが、皮膚科医に「肌を鍛える最善の方法だ」と絶賛されたこともある美容法です。

肌を氷水で冷やしながら、強くパッティング(たたく)すると、毛細血管を刺激します。すると、血液の循環がよくなり、皮膚の下にたまっていた老廃物は除去され、新陳代謝が活発になるのです。

また、水肌パッティングには、加齢とともに減少するコラーゲンの層を厚くする効果もあります。骨に皮1枚が張りついたような肌から、弾力のある、若々しく健康的な肌に生まれ変わるのです。

それだけではありません。たたく効果と冷やす効果で、毛穴を小さくして、肌のきめも整ってきます。肌が引き締まれば、顔もひとまわり小さくなります。たるんでいたほおや、まぶたの肉が引き締まり、リフトアップされます。

水肌パッティングを習慣にして、長く続けていれば、5歳も10歳も若返り、年齢を超越したハリと弾力、透明感のある美肌を手に入れることができるでしょう。

また、暑い夏でも、メイクの前に行えば、化粧くずれとはほぼ無縁になります。

水肌パッティングのやり方

【用意するもの】
コットン(縫製されていないもの)4~5枚
氷水(氷と水の割合を7:3にする。ミネラルウオーターまたは浄水器を通した水を使う)
ボウル
タオル

【コットンの持ち方】
人さし指と中指とで挟み、コットンが揺らしやすい長さに持つ。

【やり方】
コットンを4~5枚(厚さ約2cm)重ねる。コットンの端を、人さし指と中指で挟む。コットンを氷水に浸し、水分をたっぷり含ませ、軽く絞る。
コットンを振り子のように振り、コットンだけを肌に当てる。水をたっぷり含んだコットンの重みを利用するのがポイント。ビシッビシッと音が出るくらい強めに、リズミカルにたたく。痛気持ちよく感じられるくらいの強さが理想的。

【たたく順番】
右ほおを内側から外側に
あご
左ほおを内側から外側に
おでこ
鼻は左右の側面と正面とに分けて
目の周りはソフトに、優しく行う。
最後にもう一度、おでこ。

【注意点】
指は、肌に当たらないようにする。
こまめにコットンを氷水に浸して、常 にコットンを冷たく、水分たっぷりの 状態にしておく。
メイク前に20分行うのが理想。 朝晩2回行うと劇的に変わる。

50代の女性が「20代の私よりきれい!」と感激

私の生徒さんにも、ご相談者さまと同じお悩みの50代の女性がいました。その女性は、男性ホルモンの分泌が過多という症状も併せ持っていたため、お悩みはより深刻でした。

しかしながら、毎日、水肌パッティングを行ったところ、柔らかくて透明感のある美肌になったのです。顔の長さも以前より2cmも小さくなり、輪郭も引き締まりました。

今では「20代の私よりきれい!」と喜んで、ますます女性らしさに磨きをかけています。

老いていく自分を仕切り直してきれいを取り戻す

現在、私は、老いていく自分をいったん仕切り直して、最後まできれいな自分でいられるために「リセットアップ」することを、メイクセミナーや化粧品を通して、お伝えする活動をしています。

人生50年、60年で終わった時代とは違って、今では100歳まで生きる時代です。その長い間には、家族の病気や介護、または自分の突然の老いなど、さまざまなことに直面するでしょう。

そういったときに、一度、立ち止まって(リセット)、これからどう、よりよい方向に生きていくのか(アップ)を、「美」という視点から考えていきたいと思っています。

介護などで忙しくしていると、鏡を見る暇もない時期もあります。

ですが、どの女性にしても、永遠におじさん顔ということはあり得ません。

諦めないで、1週間に1回でもいいから水肌パッティングを行ってください。少しずつ自分をリセットして、きれいな自分を諦めないでほしいと思います。

この記事は『安心』2019年3月号に掲載されています。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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