初心者・買い替え向けに厳選!ミラーレス一眼のおすすめ4選はコレだ!

文具・ホビー・カメラ

これからデジタル一眼買おうと考えている人の中には、ミラーレス一眼と一眼レフのどちらがいいか迷っている人もいるかもしれない。今から買うなら「ミラーレス一眼」を選ぶべきだ。今回はミラーレス一眼のおすすめをフルサイズ・APS-C・マイクロフォーサーズに分けて4機種紹介する。

ミラーレス一眼と一眼レフ、今から買うならどっち?

ミラーレス一眼のほうが画質がよくなる理由

一眼レフに未来がないというつもりはない。一眼レフには長い歴史があるし、システムとしての完成度は非常に高い。プロ向けのハイエンド機から入門者向けの低価格機もあるし、さまざまな交換レンズやアクセサリーがそろっている。新品はもちろん、中古市場にもたくさんのカメラやレンズがある。間口も奥行きも広いのである。

でも、今から買うならミラーレス一眼を選ぶべきだ。

理由の一つは画質だ。
ミラーレス一眼には、名前のとおり、可動式のミラーがない。ミラーがなくなって空いたスペースをレンズの高性能化のために活用できる。

一眼レフのフランジバック(レンズを取り付けるマウント面から撮像センサーの像が映る面までの距離)は45ミリ前後。それに対してミラーレス一眼は15〜20ミリ程度だ。大ざっぱに差し引きして25〜30ミリほどのスペースが、新しくレンズ設計のために使えるようになった。そのスペースにレンズを何枚か追加できるのだから、性能をよくできて当たり前。画質がよくならないはずがないのである。

さらに、マウントを新しくできるメリットも小さくない。

例えば、ニコンは小型化には不利になるのを承知で径の大きなZマウントを採用している。マウント径が大きければレンズ設計の自由度が上がる。そのぶん、レンズの性能を上げやすくなる。

キヤノンもRFマウントでは通信システムを刷新した。通信速度を大幅に上げることで、従来よりも細かな情報をやり取りできるようになり、より高精度なAF制御や露出制御、収差補正などを可能にしている。カメラメーカーも、新しいマウントを採用することでステップアップを図っているのである。

ミラーレス一眼のおすすめ4機はコレだ!

フルサイズミラーレス一眼 ニコン Z6

予算に余裕がある人におすすめなのがフルサイズのニコン・Z6。AFも連写も十分にハイスペックだし、手ブレ補正の効果も良好だ。

⇒ニコンのデジタル一眼カメラの選び方

APS-Cミラーレス一眼 キヤノン EOS Kiss M

カジュアルに楽しみたいならAPS-Cサイズのキヤノン・EOS Kiss Mがいい。お手ごろ価格で軽快。タッチ操作で快適に撮れる。

⇒キャノンのデジタル一眼カメラ

マイクロフォーサーズ(高級) パナソニック DC-G9

軽快さと高画質の両方が欲しいならマイクロフォーサーズのパナソニック・DC-G9を推す。AFと連写のパフォーマンスは必見だ。

パナソニックのミラーレス一眼の選び方

マイクロフォーサーズ(エントリー) パナソニック DC-GF10

低予算で明るいレンズも手に入るパナソニック・DC-GF10もおすすめ度は高い。小型軽量ながら写りがよく、自分撮りも楽しめる。

まとめ

初心者も買い替えの人も、これからはミラーレス一眼から選ぶのがおすすめ!

そう考えれば、これからカメラを始める人はもちろん、一眼レフを使っていて買い替えを検討している人も、選ぶべきはミラーレス一眼と考えていい。もちろん、一眼レフでないといけない理由があるなら話は別だが、もしそうだとしても、いずれはミラーレス一眼に移行することを頭の片隅にでも置いておくことをおすすめしたい。

左上:ニコン Z6、左下:パナソニック DC-G9
右上:キャノン EOS Kiss M、右下:パナソニック DC-GF10

今回は、ミラーレス一眼のおすすめとして4機種を挙げた。しかし、それぞれ、タイプや目的に応じたライバル機が存在する。

特に、フルサイズのミラーレス一眼に関しては、パナソニックが参入を表明しているほか、現在のところ1モデル(EOS R)しかリリースしていないキヤノンの「次の一手」も気になるところ。
予算を考えれば、ソニーの旧モデル(α7II)から入門するという選択肢もお手軽なので、それらさまざまな要素を念頭に、じっくりと検討していただきたい。

解説/北村智史(カメラライター)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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