ミラーレス一眼を検討するときに耳にする「フルサイズ・APS-C・マイクロフォーサーズ」とは撮像センサーのサイズの一つだ。フルサイズはこのセンサーサイズが大きいことで背景を大きくぼかしたり、より多くの光を取り込めるため、暗い場所などでの撮影で実力を発揮することができる。
フルサイズとは?何がすごい?
撮像センサーが大きいことで画質やボケ方にメリットがある
「フルサイズ」とは、カメラが搭載する撮像センサーのサイズの一つで、一般的なカメラでは大きな部類に属する。センサーサイズが大きいことで、背景をより大きくぼかすことができたり、より多くの光を取り込めるので、暗い場所や明暗差の激しい状況で良好な画質を得ることができたりなどのメリットがある。
フルサイズとマイクロフォーサーズを、同じ画角と絞り値で撮影して比較してみると、フルサイズのほうが背景は大きくボケて、手前の被写体が引き立って見える。このボケ味がフルサイズの魅力だ。
センサーが大きいぶん、ボディも大柄になりがちだが、ソニーから登場したα7シリーズは、それまでのフルサイズカメラの常識を覆す小型ボディで人気に。さらにニコンやキヤノン、パナソニックがフルサイズミラーレス一眼に参入したことで、話題になっている。
解説:岡田清孝(カメラマン)