私が足の裏もみをするに当たって、いちばん重要だと思っているのが「心」です。素直な心でもみ、少しでもよくなった症状を探してください。よくなった症状が増えると、幸せな気分になります。それがさらに、体をよくする勢いに加速をつけてくれます。【解説】田辺智美(「足健道」さと足ツボ療術院院長)

解説者のプロフィール

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田辺智美(たなべ・さとみ)
28歳のとき、大型トレーラーに追突された事故により、重度のムチ打ち症を患うが、「足の裏もみ」を行うことで、自力で完治させた。これをきっかけに、世界7カ国の反射区療法、推拿整体、東洋医学全般を学び、ツボと反射区と筋肉を刺激するオリジナルの技術「足健道」を考案する。2000年に石川県加賀市で開業以来、施術実績は20000人にのぼる。脳梗塞や心筋梗塞、初期がんの改善、バセドウ病などの難病の改善・完治にも数多くの実績がある。著書多数。『足もみで心も体も超健康になる!』が好評発売中。

「心の痛み」が症状を悪化させる

これまで私は、2万人以上の足の裏をもみ、もみ方の指導もしてきました。中には、心臓病などの重い病気をはじめ、糖尿病や高血圧などの生活習慣病が治った人がたくさんいらっしゃいます。

施術を受けたり、本を読んでくれたりした人たちからよく言われるのが、「これまで似たような足をもむ療法をやっても治らなかったのに、この足の裏もみでは治った」ということです。

それはどうしてでしょうか。実は、私が足の裏もみをするに当たって、いちばん重要だと思っているのが「」です。

症状が何であれ、「痛い」「つらい」と言って当院に来られるかたは、必ず心に痛みや悩みを抱えています。それは、怒りや悲しみのこともあれば、不安や不満、寂しさ、恐れのこともあります。

私たちは誰でも、こうした負の感情を心の奥に封じ込め、あるいは見ないふりをして、日々を送っています。しかし、こうして閉じ込められた負の感情が時間をへて、痛みや不調となって体に出現してくるのです。

私自身、大型トレーラーに追突されて、ひどいめまいやだるさで仕事を辞めざるを得なくなったことがあります。ところが病院では、どんなに検査をしても「異常なし」と言われるだけ。それが不安と心細さに拍車をかけました。

今思えば、もしかしたら私の症状は、自分で思っていたよりは軽症だったのかもしれません。ですが、原因不明の痛みは私の不安を増幅し、症状を悪化させていたのだと思います。

その証拠に、足の裏もみに出合い「これで私はよくなる!」と確信した瞬間から、私の体はどんどんよくなりました。
 
痛みや不調のある人は、まず自分の心の痛みに気づいてあげることが大切です。とはいえ、それに気づかないから、症状となって現れるわけです。

その場合は「症状別」の足の裏もみのやり方(下項参照)で、どんな心の痛みを抱えているかを「心のメッセージ」として解説しています。心の痛みに寄り添いながら、足の裏もみを実践してください。

画像: 「心の痛み」が症状を悪化させる

「やる」と決めたら素直な心で続ける

では、足の裏もみで効果を出すにはどうすればよいのでしょうか。

私は、自分が気に入った健康法なら、なにも足の裏もみでなくてもいいと実は思っています。ですが、「やり始めたら、とりあえず毎日やろうよ」と思っています。

勉強でもスポーツでも、やり始めてすぐに結果が出るということはありませんよね。それと同じで、どんなに優れた健康法でも、一朝一夕に結果が出るものではありません。

まして、慢性的な不調や生活習慣病は、長い間の不摂生や、心の痛みの積み重ねで起こっているものです。結果が出るにはある程度の時間が必要だと考えてください。

その目安ですが、年齢を10で割った数字に、1ヵ月をかけた期間がかかると考えています。たとえば60歳の人なら6ヵ月、76歳なら7.6ヵ月です。

また、高齢者や症状が重いかた、病気の期間が長い場合は、これを1クールとして、3クールくり返すことを勧めています。たとえば80歳なら、8ヵ月しっかりもむのを3回くり返し行うので、2年4ヵ月かかるというわけです。

そして大事なことは、素直な心でもむことです。

「これ本当に効くのかしら」という気持ちでもむより、「ここを押すと、この反射区の臓器とつながって、臓器が元気になる。老廃物が速やかに流れ出て、どんどん若々しくなる」というイメージで行うのです。

少なくとも細胞が生まれ変わるまでの3ヵ月は、疑いの心はひとまず横に置いて、素直な心でもんでください。そして、少しでもよくなった症状を探してください。

よく眠れた、おしっこの量が増えた、足が軽くなった……などなんでもいいのです。よくなった症状が増えると、幸せな気分になります。それがさらに、体をよくする勢いに加速をつけてくれます。

毎日体をいたわることで元気を保てる自分になる

足の裏もみを続けて、一つの症状がよくなると、違う症状が出てくることがあります。

これは、意識というものが、いちばんつらい症状に集中しているから起こることです。ある症状がよくなると、その症状に隠れていた別の症状に初めて意識が向くようになります。

本人としては、せっかく足の裏もみをしているのに、次々に悪いところが出てくるのでショックを受けるかもしれません。

ですが、これは確実に体がよい方向に向かっている証拠です。心配せず、一つ一つの症状と向き合って大丈夫です。

私たちは毎日、ストレスにさらされています。不安や心配のタネは尽きず、悲しいことや苦しいこと、腹立たしいこともあるでしょう。そうした心の傷の蓄積は、体のいちばん弱いところに現れます。

特に高齢になると、ストレスに弱くなり、ちょっとした家族からの厳しいひと言が心のダメージとなり、それが体に痛みや不調となって現れます。

でも、自分が信じている健康法を身に付けていれば、どんなストレスや心に傷を受けても、「これをしているから大丈夫」と思えるようになります。

「あんなこと言われて、かわいそうだったね」と思いながら足の裏もみをすることは、自分を守る絶大な支えになります。

自分をいたわることは、心と体を元気にしてくれます。ぜひ足の裏もみを実践してみてください。

画像1: 【足裏の反射区】症状別「足の裏もみ」のやり方 心の痛みに気づいてあげることが大切

足には、全身の器官や臓器と対応する「反射区」があります。足の裏もみではその反射区やツボを刺激していきます。

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