そもそも、市販のシャンプーは洗浄力が過剰すぎるのです。洗浄力が強すぎるから、頭皮の皮脂膜が破壊され、頭皮が乾燥する。皮脂が過剰分泌にされる。そうして薄毛、ハゲ、フケ、かゆみなどの髪のトラブルが引き起こされるのです。【解説】渡辺新(ヘアスタイリスト・ケアソルト代表)

解説者のプロフィール

渡辺新(わたなべ・しん)
ヘアスタイリスト・ケアソルト代表。1973年生まれ。高校生の頃より薄毛に悩み、独自に髪の研究を重ねる中で、塩シャンプーを考案。2016年に美容・健康のプロフェッショナル集団「ケアソルト」を発足し、塩の育毛力の啓発活動に邁進。育毛・ヘアスタイルの悩み相談も精力的に行っており、独自のヘアケア法や、薄毛が目立たないヘアスタイルのアドバイスに定評がある。数種類の特別な海塩に天然由来の成分を配合したシャンプーも開発。詳細は公式サイトへ。著書に『塩シャンプーで髪が増えた!』(扶桑社)。
公式サイト :https://care-salt.net/

育毛剤も高価な医薬品も効かなかった

10代の頃から、薄毛に悩んでいました。髪を生やすと言われる食べ物はひととおり食べましたし、薬草を頭皮に塗っていたこともあります。

髪へのこだわりが高じて、気づけばヘアスタイリストになっていました。

これまでに試したシャンプーや育毛剤はもう数え切れません。ヘアケア法も幅広く習得したものの、額はますます広くなり、頭頂部も薄くなる一方でした。高額の医薬品にも手を出しましたが、あまり効果はありませんでした。

そうして40歳を迎えた頃、私は突然の体調不良に襲われました。

倦怠感、不眠、むくみ、肥満などの症状が一度にやってきたのです。病院でも検査をしたのですが、原因はわかりませんでした。抜け毛はますます増え、残っている髪も、弱々しくなってしまいました。

しかし今思えば、この不調こそが、私の髪を復活させる糸口でした。

「髪には塩が良い」とひらめいた

髪も体調も絶不調だった私に、ある友人が、塩を溶かした湯に入浴する「塩風呂」を勧めてくれました。

困り果てていたので、すなおに塩風呂を始めると……まもなく体調に劇的な変化が現れました。重だるかった体はみるみる軽くなり、肌ツヤもよくなっていったのです。

しかも2カ月も経つと、全身の体毛が明らかに濃くなっていました。腕や脚だけでなく、塩風呂に入る前はまったく毛が生えていなかった指にまで、チョンチョンと黒い毛が生えてきたのです。

私はひらめきました。「髪を増やすのにも、塩は有効なのでは?」と。

そうしてそれまで使っていたシャンプーを捨て、代わりに塩で髪を洗う「塩シャンプー」を始めたのは、2015年のことでした(やり方は下項参照)。

「塩シャンプー」のやり方

自然塩……大さじ1杯程度 ぬるま湯……適量

1 . ブラッシング
よくブラッシングし、落とせる汚れは落としておく

画像1: 「塩シャンプー」のやり方

2 . 予洗い
ぬるま湯で髪と頭皮をよくすすぎ、落とせる汚れは落としておく

画像2: 「塩シャンプー」のやり方

3 . 塩水を頭全体に広げる
塩を手に取り、頭頂部に置く。髪の水分で塩を溶かしながら、頭全体に塩水を広げていく

画像3: 「塩シャンプー」のやり方

4 . 塩水マッサージ
塩水を頭皮に優しくすりこむ感覚で、指の腹で丁寧にマッサージする。両手の5本指の腹を頭皮につけたら、指の位置は変えずに、頭皮を動かす要領。首→後頭部→頭頂部、耳の後ろ→側頭部→頭頂部、生え際、の順で行う。図のツボのあたりや、気持ちよく感じるところは念入りにもむ

画像4: 「塩シャンプー」のやり方
画像: ヌルヌルした皮脂や老廃物が出てくるのが快感!

ヌルヌルした皮脂や老廃物が出てくるのが快感!

5 . 浸透
5分ほど、塩水が頭皮に浸透するまで放置

画像: 頭がキュッと引き締まる感覚!

頭がキュッと引き締まる感覚!

6 . すすぎ
多めのお湯でよくすすぐ。ヌルヌルが残って気になる場合は(3)に戻ってもよいが、多少のヌルヌルなら、髪にツヤをもたらすので気にしなくてよい

髪の長い女性の場合、塩シャンプーだけでは、髪のパサつき、ゴワつきが気になることも。その際は、適量のリンスやトリートメントを使用してもよい。ただし、頭皮につかないよう注意し、丁寧に洗い流すこと

一時的にフケは増えたが数日で治まった

効果は1カ月ほどで現れました。まず、髪と頭皮がしっかりくっついているのが触感でわかりました。髪のコシが戻り、根元から立つようになったのです。さらに、額には細かい産毛が生えていました。

ただ、難点もありました。フケが増え、かゆみが出てきたのです。

しかし、頭皮が「シャンプーで過剰に洗浄しない」習慣に慣れたら、きっとフケもかゆみも治まると信じていたので、シャンプーを再び使うことはありませんでした。

そもそも、市販のシャンプーには合成の界面活性剤が使用されているため、洗浄力が過剰すぎるのです。洗浄力が強すぎるから、頭皮の皮脂膜が破壊され、頭皮が乾燥する。皮脂が過剰分泌にされる。

そうして薄毛、ハゲ、フケ、かゆみなどの髪のトラブルが引き起こされるのです。

シャンプーを使っていた時代の名残で、皮脂が過剰に出続けているのが、フケの原因。そう考えた私は、皮脂をやさしく落とすイメージで、塩シャンプー前にきちんとブラッシングを行い、フケと頭皮の余分な皮脂を落とすようにしました。また、洗髪中のマッサージも、いっそう丁寧に行いました。

すると、数日でフケは減り、かゆみも治まりました。塩シャンプーに、ブラッシングとマッサージは欠かせないということに気づいた体験でした。

塩のおかげで健康で若々しくなった

塩シャンプーを始めて半年も経たないうち、会う人会う人に、「あれ、髪どうしたの?」「カツラじゃないの?」と驚かれるようになりました。

今では、美容院のお客さんに薄毛を相談されるたび、塩シャンプーを勧めています。実際に髪が生えてきたとの声も多く集まり、塩の育毛効果を確信しています。

なお塩は、海や古い湖で、できるだけ自然な製法で作られた塩をご用意ください。地球上で長い年月をかけて育まれた塩には、主成分のナトリウム以外にも、豊富なミネラルが絶妙なバランスで含まれます。髪が増えるばかりか、塩の不思議な波動を全身で受け取れるはずです。

塩風呂や塩シャンプーを実践したり、塩水を飲んだりするようになって、以前よりずっと健康で若々しくなりました。カゼだって、この4年間でまだ一度もひいていません。

頭に塩水を浸透させるたび、脳が休まり、“身も心も透明になっていく”のを実感できます。塩が古くから、お清めや浄化に使われていることにも、おおいに納得です。

薄毛や抜け毛に悩んでいるかたは、ぜひお試しください。

画像: この記事は『ゆほびか』2019年11月号に掲載されています。

この記事は『ゆほびか』2019年11月号に掲載されています。

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