【はんにゃ・川島章良さん】私が12‌kgやせた「出汁ダイエット」を紹介!いびきが止まりお腹周りもスッキリ!

美容・ヘルスケア

(1)朝食と昼食は普通に、好きな物を食べる。(2)夕食だけ、ごはんなどの炭水化物を抜き、だしが効いた料理を取り入れた食事をする。基本は、これだけです。だしの効いた料理は薄味でも満足感が高く、自然と食べ過ぎを防ぐ効果もあったと思います。【体験談・レシピ】川島章良(芸人「はんにゃ」)

解説者のプロフィール

川島章良(かわしま・あきよし)
吉本興業所属。お笑いコンビ「はんにゃ」のツッコミ担当。相方の金田哲ともに、リズム芸やコントで活躍するかたわら、「だしソムリエ1級」「ダイエット検定」「食育アドバイザー」「離乳食インストラクター1級」「幼児食インストラクター」などの資格を取得。You Tube「かわだしクッキング」で、ユーチューバーとしても活動中。

妻のきつい言葉でダイエットを決意!

皆さん、こんにちは。お笑い芸人「はんにゃ」の川島章良です。今回は、僕が考案した「だしダイエット」を公開します!

まずは下の私の写真を見てください。以前は「妊娠でもしてるんですか?」と言われるほどの、でっぷりしたおなかが僕のトレードマークでした。ダイエット開始前は、身長169cmで体重約81‌kg、ウエストは111cmもありました。

それが約3ヵ月で、体重は12‌kg減の約69‌kgに! ウエストも17‌cmもマイナスの94‌cmに激減!自分でも想像していた以上の減量に成功しました。

僕はお笑い芸人になってから不摂生な食生活のせいか、みるみる間に太りました。でも、このおなかをネタに笑いが取れていたので、「まあ、いいか」と思っていたのです。『ピラメキーノ』(テレビ東京系列)では、おなかに絵を描いて「おなか様」というキャラクターを演じたりもしていました。

でも、6年前の2014年、32歳のときに腎臓がんが見つかりました。幸い、早期で発見されたおかげで手術後間もなく仕事復帰もできましたが、やはり健康のことを考えるきっかけになりました。

ただ、「でっぷりおなか」は自分のネタでもあるため、なかなかダイエットに取り組めずにいたのです。ふと気づけば、病気になったときよりも、さらに太っていました。

妻には以前から「やせなさい!」と強く言われていて、第2子もほしくなり、このままではダメだと、ようやくダイエットを決意したのです。


では、どんなダイエットをしたらいいか? 僕は基本的に三日坊主で、無理のある方法は続けられそうにありません。そこで思いついたのが、大好きな「だし」をダイエットに活用することでした。

実は僕、料理好きが高じて「だしソムリエ」の資格を1級まで取得しています。父の実家が料亭を営んでいて、叔父さんも料理人。僕も幼少期から、おいしいだしを生かした和食の味に慣れ親しんでいました。

第1子の離乳食でも、だしが大活躍。水だけで何も入れないおかゆと、コンブでじっくり取っただしを加えたおかゆを比べたら、だし入りのほうが断然モリモリ食べました。だしの力を改めて実感しました。

そもそも僕がダイエットに乗り気になれなかったのは、やはり「ちゃんとおいしいものを食べたい」という気持ちが強かったから。あまり厳しい食事制限はつらいし、ダイエット食品はおいしくなさそう……。

でも、だしを上手く使えば、味つけを濃くしなくていいし、食事量を少し控えても満足度が高いんじゃないか?

そんなことを考えていたときに、日本ダイエット健康協会の理事長で医学博士の古谷暢基先生と知り合い、アドバイスをいただいて、川島流だしダイエットの構想が完成。さっそく自ら実践したというわけです。

だしダイエットはとにかく“らく”

では、私が行っただしダイエットのやり方を紹介します。


(1)朝食と昼食は普通に、好きな物を食べる。

(2)夕食だけ、ごはんなどの炭水化物を抜き、だしが効いた料理を取り入れた食事をする。


基本は、これだけです。

以前にも、炭水化物を抜くダイエット(三食とも抜く)に取り組んだことがありますが、わずか2日で断念しました。

僕の場合、日中には炭水化物をとらないと、どうも力が出ないというか、頭がボーッとするのです。相方と漫才やコントのネタを練るのに、どうにも集中力が続かず、眠くなって困ってしまいました。

でも、今回は炭水化物抜きは夜だけなので、そういうこともありませんでした。

また、しばらくして気づきましたが、ごはんなどの炭水化物がそこまでほしくならないのです。おかずの味が濃いと、ついお米をモリモリ食べたくなりますよね。でも、だしの効いた料理は薄味でも満足感が高く、食べた後に「はぁ~……」と気持ちが落ち着きます。

この満足感があるというのが重要で、自然と食べ過ぎを防ぐ効果もあったと思います。

だしダイエットを継続すると、食べ物の好みも変わってきました。僕は、もともとラーメンやピザが大好きでよく食べていました。

ダイエット開始当初は、特にそれらを控えるつもりもありませんでした。けれど、1~2ヵ月たつと「あ、今日はピザはやめておこう」と、自然と控えるようになっていたのです。

甘いものも好きで、おやつに生クリーム入りのどら焼きなどをよく食べていましたが、これもあまり食べなくなっていました。「せっかくダイエットしてるんだから」と意識が変わったのが大きかったと思います。

今回、初めて本気でダイエットに取り組んだわけですが、この「意識変革」が大事だと深く実感しました。

体重が落ちてくると、うれしくなり、「ちょっと運動もしようか」と意識が変わります。

エレベーターやエスカレーターではなく階段を使ったり、普段なら車や自転車に乗るところを歩いてみたりと、生活の中で無理なくできる運動を実践するようになりました。その効果もあっただろうと思います。

やせて芸人仲間もびっくり

このようにだしダイエットを始めて2週間ほどで、まずは約5kg減量。自分では大きな手ごたえを感じていたのですが、毎日顔を合わせる妻は、変化を実感してくれず、「どうせ続かないでしょ?」なんて言われる始末……。

でも、そこで「見てなさいよ!」と思えたのも、かえってよかったのかも?

一方、しばらく顔を合わせていなかった人に会うと、「やせたね!」と声をかけてもらえ、励みになりました。お笑い芸人のフジモンさん(FUJIWARA・藤本敏史)には「おい、病気なったんか?」と心配されてしまいましたが(笑)。

やせるにつれて体調がよくなるのも実感できました。仲間とたまにフットサルをするのですが、体のキレが格段によくなり、走るのが早くなったと思います。

また、のどの周りのぜい肉が落ちたおかげでしょう。いびきが止まりました。以前は妻から「うるさいから、私たちより先に寝るな!」と言われていたのが、「本当にピタッといびきが止まった」とのこと。

いびきがあると口呼吸になるので、朝起きたときにのどがカラカラ……。水を飲まずにいられませんでしたが、そういうこともなくなりました。

以前はあまり僕といっしょに寝たがらなかった娘も、最近はよく側に来て寝てくれます。

やせてから、娘の僕に対する反応が大きく変わったのも、うれしかったポイント。以前はよく僕のおなかを指して「きたない~」なんて言われていたのです。それが最近やたらと「パパ、抱っこ!」「肩車して~」などと言ってきます。

肩車なんて今まで頼まれたこともなかったのに……。きっと「コイツに言っても、できないんだろうな」と娘に思われてたんじゃないでしょうか?これが、やせて一番よかったことかもしれません(笑)。

もうひとつ、よかったことといえば、第2子を授かることができました。

実は、ダイエット開始から間もなく妊娠が判明したのですが、後からにはなったものの、「やせる」という妻との約束を果たせて、ホッとしています。

市販のだしパックで手軽に作れる!満足!「だしダイエット」レシピ

今回は市販のだしパックで手軽に作れる2品を紹介します。

そばボンゴレ」は、意外な食材の組み合わせですが、くせになるおいしさ。そばは炭水化物でもパスタやうどんと比べ、低GI(グリセミック・インデックス)の食品。

低GI食品は、肥満につながる食後の急激な血糖値上昇が起こりにくく、消化吸収もゆるやかで腹持ちがいいという利点もあります。

簡単鶏もも煮」も、低カロリーな鶏肉と、食物繊維が豊富なキノコがだしのうま味でおいしく食べられる自信の一品。ぜひ作ってみてくださいね。


◎そばボンゴレ

【材料】(1人前)
ニンニク…適量
アサリ(砂抜き)…200g
料理酒…大さじ4
だしパック…1パック(かつおベースであればあごやこんぶ入りでも可)
そば(乾麺)… 1人前
ミツバ…1株

【作り方】
皮と芯を除いたニンニクを、包丁の腹で潰してみじん切りにする。フライパンにサラダ油(分量外)とニンニクを入れ、2分ほど弱火で炒める。
あらかじめ砂抜きをしておいたアサリと、料理酒を入れて中火にする。
1分たったら、水(分量外)200ml、だしパック、そば、ミツバをフライパンに入れ、ふたをして中火で3分加熱。
ふたを開けて、アサリが開いているのを確認したら、だしパックを取り出して盛り付ける。

アサリの時短塩抜き
塩抜きは、塩水を使ったり、数時間放置したりと大変です。僕は時間をかけたくないので、時短塩抜きを使っています。
やり方は簡単です。アサリを50℃のぬるま湯に漬け、5分間放置し、水道水で洗って塩抜きしています。この手軽さは、だしパックレシピと相性抜群です。


◎炊飯器で簡単鶏もも煮

【材料】(2人前)
キノコ(マイタケ、シメジなどお好みの組み合わせ)…合わせて100g
ショウガ…7g
長ネギ…1/4本
だしパック…1パック(かつおベースであればあごやこんぶ入りでも可)
料理酒…大さじ2
しょうゆ、みりん…各大さじ2

【作り方】
鶏もも肉の皮を剥ぎ、食べやすい大きさに切る。ボウルの中に鶏もも肉と、料理酒大さじ3(分量外)を入れて手でもむ。2分ほど置く。
マイタケ、シメジの石突きを切り落として、ショウガをすりおろし、長ネギを3cmくらいの長さでぶつ切りにする。
(1)の鶏もも肉の漬け汁を捨てて、炊飯器に、(2)、だしパック(袋ごと)、料理酒、しょうゆ、みりんと一緒に入れる。
炊飯器の炊飯ボタンを押して、炊き上がると完成。

料理酒で肉の臭みを取り除こう!
手順(1)でもも肉を料理酒に漬けると、臭みが取れます。食べたときの味わいが、ガラッと変わるのでお勧めです。

[別記事:「だし汁」はダイエットの特効食→]

この記事は『安心』2020年1月号に掲載されています。

www.makino-g.jp

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