ケルヒャーが第三者機関であるエンダース&パートナーズ研究所でウイルス除去試験を行ったそうです。そのレポートでは、ケルヒャーの「高温スチーム技術」が正しく使われた場合、エンベロープウイルスの代表格である弱毒化されたワクシニアウイルスのアンカラ株を99.999%除去し、かつ一般的な家庭に在来するバクテリアを99.99%除菌できることがわかったそうです。この際、徹底的に掃除をしてみると、スッキリしてコロナ疲れ気味の気持ちも前向きになりますよ!
スチームクリーナーでウイルス対策はできる?
どこへ行っても、コロナ、コロナ、コロナ。他の話題は無いのかといっても仕方ないですね。それだけみんな不安に思ってますし、辛い思いをしてるわけです。
最近変わってきたのは、院内感染が多くなったことです。最近の病院では、手書きのカルテはまずありません。すべて電子カルテ。このため、キーボードとディスプレイは必ず机の上に乗ってます。これらが、飛沫ウィルスにより汚染、感染してたのが原因だそうです。電子化されたのが最近といえば最近。大規模な感染症は発生してませんので、医者のほうも気づかなかった、うっかりしてたと言う初歩的なミスが出てきます。
そういう背景もありますし、季節の変わり目でということで、この際、徹底的に掃除をするのも一手です。そこで、頼れるのがスチームクリーナーです。
スチームは上手く使えばとても便利
日本人は、これだけ水が豊かな国に住んでいるのですが、本当にスチームの使い方を知らない。と言うか、馴染みがないので当然と言った方がいいでしょうね。
同じ文明国でも、欧米は当たり前です。まず、スチーム暖房。向こうの集合住宅は、地下に巨大なボイラーがあるのが普通です。そこで湯を沸かし、スチームを全部屋に回します。使う時、キンキンとポルターガイストめいた音がする時もあり、なかなか趣きもあります。
同様にアイロンでシワ伸ばすときも、スチームをガンガン使います。それどころか、衣類スチーマーもあるほどです。
そしてスチームクリーナー。水で油を溶かすことはできません。が、スチームをかけると、一気に溶解します。フローリングの皮脂汚れ何するものぞとかけると、本当に足触りが変わります。スゲー気持ちがいい。
スチームを上手く使いこなす人は家事上手と言えます。
スチームクリーナーは接近して使うのがポイント
スチームは空気中では、急速に冷めます。以前、私が衣類スチーマーで確認したところ、1cmで5℃のイメージ。スチーム量により差が出ますが、スチームクリーナーは接近して使うのが大きなポイントです。
そして、高温になりますので、安心できるメーカーのが一番。私のお勧めは、ケルヒャー。ケルヒャーは、高圧洗浄機がすこぶる有名です。全ての道路の基準となる日本橋。これが少し前は煤けたように汚かったのに、ケルヒャーの高圧洗浄機でキレイになりました。しかも洗剤なし。環境に優しい。そう言う意味では、スチームクリーナーも同じ。スチームの熱で落としますので、洗剤要らず。水拭きと一線を画します。
ケルヒャー社はウイルスへの効果を調査
さて、このスチーム、温度が高い。そうするとある期待が出ますね。そう、消毒もできるんじゃないのか?ということです。ここら辺は、自社商品の特徴ですから、ケルヒャー社も念を入れて確認します。
出てきたレポートは次の通り。
第三者機関であるエンダース&パートナーズ研究所でウイルス除去試験を行いました。
方法は、硬い表面の床面に代替えウイルスを散布。マイクロファイバー製のクロスを適切に装備した上で最大スチーム温度と圧で30秒間、散布した領域に噴射しました。
ケルヒャーの高温スチーム技術が正しく(前述のできる限り接近して使うこと)使われた場合、コロナウイルスやインフルエンザといったエンベロープウイルス(※ウイルスは、核がタンパク質で覆われた構造を持ちます。そして、一部のウィルスは、そのタンパク質をタンパク質の被膜・エンベロープで覆った構造をとります。このウィルスをエンベロープウイルスと呼びます。)の代表格である弱毒化されたワクシニアウイルスのアンカラ株(Modified-Vaccinia-Ankara-Virus)を99.999%除去し、かつ一般的な家庭に在来するバクテリアを99.99%除菌できることがわかったそうです。
なぜコロナウィルスを使わずに、ワクシニアウイルスを使ったかと言うと、構造が同じ。弱毒化してしかも、増殖させることができるため、安全にテストが可能だからです。コロナウイルスのデーターがあればいいのですが、怖くてできないです。
おすすめ製品は「この2つ」
ケルヒャーの製品は、入手し易く、安く、アタッチメントが多いのが特徴です。
技術的な特徴は、ボイラー式であること。スチーマーで重要なのは、吐出口で、100℃であることです。これを実現させるためには、もっと高温のスチームを作らなければ、なりません。このため必要なのかボイラーです。ボイラーの特徴は、ボイラーの中は高圧であること。このため、100℃以上の水蒸気を作り出すことが可能なのです。具体的に言うと、ボイラーの中は約143℃。2.5から3気圧。それが吐出口に来ると、100℃。1気圧になります。
お勧めは、SC 1 Easy Fix / 同 プレミアム、SC 4 EasyFix/ 同 プレミアムです。
SC1 EasyFix(イージーフィックス)プレミアム
SC1EFP
SC4 EasyFix(イージーフィックス)プレミアム
SC4EFP
SC1は、スティック型です。小さく、持ち運びやすく、いろんなところで活躍できますが、継続時間は短いです。約6分程度。ですが、スティック型の扱いやすさと、スタートから3分で使えるメリットは大きく、毎日でも苦になりません。私の実家でも使ってますが、高性能の割にすごく使いやすく、とってもいいなと言う評価をもらってます。SC4は、キャニスター型です。こちらは、連続使用時間がすこぶる長い。約30分。その代わり、待ち時間は4分。大掃除に使うのに向いています。
掃除で気持ちが前向きになる!
ホコリを取るのではなく、素材ベースの汚れを落とすわけですから、気持ちいいです。
コロナ対策は、自粛が多く、憂鬱になりがちですが、これはバッチグー。気持ちが前向きになります。是非、お試しください。
◆多賀一晃(生活家電.com主宰)
企画とユーザーをつなぐ商品企画コンサルティング ポップ-アップ・プランニング・オフィス代表。また米・食味鑑定士の資格を所有。オーディオ・ビデオ関連の開発経験があり、理論的だけでなく、官能評価も得意。趣味は、東京歴史散歩とラーメンの食べ歩き。