梅雨も明けそうな今頃、コロナ感染者数も上がってきました。予想していたとはいえ、実際そうなると妙な気持ちです。特に必需品のマスクが問題。どうしてくれようかと思うくらい蒸れます。しかし、満員電車で防御性に劣る布マスクを付ける気にはなりません。不織布マスクで頑張りますが、蒸し暑さには勝てず、ヒゲなどは、落としてしまいました。そんな時、新開発、上市されたのがアイリスオーヤマのナノエアーマスク。試してみるとかなりいい。詳しくレポートします。

アイリスオーヤマの夏マスク「ナノエアーマスク」をレビュー

防御性能と快適さを両立

マスクは息苦しく、暑苦しいモノ。仕方ないですよね。フィルターを通して、息するのですから。このため快適性を取ると、フィルタリング性能、ウイルス防御性能が落ちるのが常識。今はこちらが人気で、大いに布マスクが流行っています。ある意味、新しいお洒落でもあるので、流行るのもわかりますが、私は街を歩くならともかく、これで満員電車に乗る勇気はありませんね。なんとも小心ものですみません。

で、不織布マスクでいいのはないかと見回した時目に止まったのが、この発表されたばかりのアイリスオーヤマの「ナノエアーマスク」。防御効果と蒸れないという相反する2つのことを両立させたマスクなのです。

画像: ナノエアーマスク www.irisohyama.co.jp

ナノエアーマスク

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ナノエアーマスクの特徴

「フィルター」の防御効果

フィルターが、ウイルスなどを捕獲する時、2つの技術が使われています。一つは網の目の大きさによる物理的なトラップ。あと一つは静電による電気的なトラップです。このうち、蒸れに関わりがあるのは網目の大きさ、物理的なトラップです。

通常の不織布フィルターは、一種類の繊維で作ります。例えるなら太い丸太のみで、ダムを作るようなもの。ウイルストラップのためには、穴を小さくしなければなりません。となると、かなり厚みを持たせる必要があります。

では、2種類の繊維だとどうか、太い繊維の間に、細い繊維が潜り込みますので、薄くてもトラップできる網目を作ることができます。薄いということは、水蒸気などは逃げやすいことを意味します。つまりウイルスなどのトラップ効果は同じながら、水分は逃げやすいという、今までのフィルターではできなかったことができるようになったわけです。
このために、アイリスオーヤマが採用したのは「エレクトロスピニング製法」。近年ナノレベルのフィルターの製造技術として注目されている製法です。が、一番のポイントは、アイリスオーヤマが日本で生産するときに、不織布も自社生産化したことにあります。マスクは素材が性能に直結するところが大きく製品ですから、自社生産が大きく寄与しています。

画像1: www.irisohyama.co.jp
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呼吸が快適な「3Dワイヤー」

ナノエアーマスクは、フィルター以外の良さを持ちます。それが、3Dワイヤーと呼ばれる2つのワイヤーです。

今のマスクの多くは、マスク上側にワイヤーを1つ持っています。これは、鼻の形にワイヤーを合わせ、上側に息を送らないようにするためです。なんたって眼鏡王国日本。かなりの人が眼鏡です。息をかけると曇ります。その防止のためです。

ではもう1つのワイヤーは? というとマスク中央にあります。このワイヤーで口元にスペースを作ってやると、息を吸うたびに張り付く感じはなくなります。空気通りもいいのでかなり楽です。

私は男なので化粧はしないが、女性にとって口元に余裕ができ、あまり触れることはないのは、いい感じではないかと思います。

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包帯の技術を応用した「耳掛け」

今、マスクの問題として一つ挙げられているのが、耳への負担です。合った耳掛けだと問題ありませんが、合わないと、ひどく気になります。特に一点に当たっている場合は悲惨。耳が擦れてしまい肌がヒリヒリすることさえあります。

これに対しアイリスオーヤマが出した解答は、幅があるグニャリとした紐です。この紐、実は包帯と同様の考えで作られています。包帯はご存知の通り傷口の上に巻き付け、傷口を防御します。しかし、過度な力がかかると傷口を圧迫することになりますので、痛くなります。

画像: 包帯の技術を応用した「耳掛け」

このため包帯は圧力分散するように編まれています。今回アイリスオーヤマは、その編み方を耳掛けに用いました。この耳掛け、使うときに問題はないのですが、作る時は大変。グニャっとしたコシのないものですからハンドリングしにくいのです。こちらも今回、国産化のための新ラインが対応。新型マスク「ナノエアー」は、国産だからこそできたマスクとも言えます。

宮城県に本拠地を持つ、アイリスオーヤマの国産マスクは、今後ともいろいろな要求に答えてくれそうです。

個人個人で感想は異なるが概ね快適!

価格はちょっとお高め

入手後、何人かの人に配り使ってみてもらいましたが、感想にはかなり個人差があります。今までの不織布マスクで困っていない人は、みんなあるレベルの差を認めるものの効果を実感しづらかったと言いますし、反対に今までのマスクに不満を持っていた人は「これはイイぞ」と言ったりとそれぞれの意見がありました。私個人的には、マスクを付けているコトを意識することが、かなり少なくなり、いろいろなことに集中できるようになったためプラスのイメージです。

懸念があるとすれば、ちょっとお高い価格。7枚入りで498円(税抜)。一枚あたり70円強。今後、数の拡大により、値は下がると思いますが、今はちょっと高め。が、それだけの価値はあると思います。

密なところにどうしてもいかなければならない時、夏に弱い人など、不織布マスクで快適性を求める人は、ぜひお試しください。

◆多賀一晃(生活家電.com主宰)
企画とユーザーを繋ぐ商品企画コンサルティング「ポップアップ・プランニング・オフィス」代表。米・食味鑑定士の資格を所有。大手メーカーでオーディオ・ビデオ関連の開発に携わる。趣味は東京散歩とラーメンの食べ歩き。

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