快適なオンライン生活を送るためには、快適なインターネット環境作りが必要だ。ネットが遅く、つながりにくくては、円滑なテレワークの妨げになるし、動画配信サービスやオンライン飲み会なども気持ちよく楽しめない。ここでは、4つの方法を解説する。
オンライン生活 在宅ライフ編
遅くつながりにくい原因をつきとめよう
ネット環境を見直せば、飲み会もライブ視聴ももっと楽しくなる
快適なオンライン生活を送るためには、快適なインターネット環境作りが必要だ。ネットが遅く、つながりにくくては、円滑なテレワークの妨げになるし、動画配信サービスやオンライン飲み会なども気持ちよく楽しめない。もし、ネットの速度やつながりやすさに問題があるのなら、原因を特定して何かしらの手を打つ必要がある。
手始めにチェックすべきは、インターネット回線の実効速度だ。計測に当たっては、不確定要素を除外するため、まずはモデムもしくはONU(回線の終端装置)とパソコンを有線LANケーブルで直結。計測方法はいろいろあるが、信頼性の高さではGoogleのスピードテストサービスを利用するのが無難だろう。
ウェブブラウザーの「Chrome」を起動し、検索ボックスに「Speedtest」と入力すると、すぐに計測が開始される。
計測結果には、「下り」(ダウンロード)と「上り」(アップロード)の数値が表示されるが、より重要なのは前者のほう。こちらが数十Mbpsあれば、まずOKだが、数Mbps以下だと厳しい。
まず、モデムやONUを再起動してみて、それでも改善しない場合は、回線障害が起きている可能性もあるので、プロバイダーに相談したほうがいいだろう。
Googleのスピードテストで計測
Google提供の回線速度計測サービス。有線LANで接続したパソコンを使って、速度に支障がないか調べてみよう。
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なお、プロバイダーが「IPv6」の通信方式に対応しているのなら、IPv4から乗り替えることで回線速度が大きく向上する場合もある。
通信方式を「IPv6」に切り替える
新しい通信方式「IPv6」を使うと、回線速度の向上が見込める。自分が使用中の通信方式は、ネットワークアダプタのプロパティから参照可能だ。
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一方、有線接続では理想的な速度が出ているのに、Wi-Fiで極端に遅くなる場合は、ルーターに問題がある可能性が高い。
もし古いモデルを使っているのなら、最新の無線LAN規格である「Wi-Fi6」対応ルーターへの買い替えを検討したい。
家が広めで部屋によって遅くなる場合は、大きな速度低下なしに隅々まで電波を送れるメッシュ対応ルーターを使うのも効果的。
メッシュ対応ルーターを検討
ASUS
RT-AX56U
実売価格例:1万4980円
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RT-AX56U
予算を抑えたい場合は、メッシュより速度は落ちるが、手ごろなWi-Fi中継機を使ってみるのも一つの手だ。
Wi-Fi6対応の無線LANルーター。複数のWi-Fiルーターと連係可能な「メッシュ」機能にも対応し、広範囲でWi-Fiを利用できる。
Wi-Fi中継機を使うのも手
エレコム
WTC-1167US
実売価格例:5320円
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WTC-1167US
最大867Mbpsの高速通信を実現したWi-Fi中継機。5Gヘルツ帯と2.4Gヘルツ帯に対応し、両周波数帯を同時に中継することも可能だ。
※価格は記事作成時のものです。
◆解説/篠原義夫(フリーライター)