Windowsのスリープから復帰するときには、パスワードかPIN(ピン)の入力、あるいは生体認証などサインインの操作が必要。ここでは、この認証を省く方法を解説する。ただし、オフィスやカフェ、例え自宅だとしてもパソコンから離れた場合は、そのパソコンを誰でも使える状態になるため注意しよう。
スリープ復帰のパスワード認証を省く方法 リスクもあるので注意
パソコンを終了するとき、毎回シャットダウンする人は少ないと思う。スリープにするのが一般的で、そのほうが次に使うときに起動が速いし、作業中の状態が保存されていて、復帰したときに再現される。ただし通常は、スリープから復帰するときパスワードかPIN(ピン)の入力、あるいは生体認証などサインインの操作が必要になる。
この認証を省くには、「スタート」→「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」を開いて下にスクロール。「サインインを求める」の「PCのスリープを解除する時間」を「常にオフ」にすればいい。ただし、オフィスやカフェでパソコンから離れたとき、そのパソコンを誰でも使える状態になる。状況を考えて、この設定をしてもいいか判断しよう。リスク軽減の方法としては、「iLUTon(イルトン)」を使う方法がある。
●サインインの操作を不要にすることができる
(1)「サインインオプション」の画面を見ると、サインインには多様な方法があることがわかる。これらを、すべて不要にすることができる。
(2)下にスクロールして、「サインインを求める」の欄で「常にオフ」を選ぶ。なお、ローカルユーザー(家族でパソコンを共用する場合のサブアカウントなど)は、この設定項目が出ないことがある。
■解説/下島朗(エントラータ)