【女性向けサウナ】初心者が知っておきたい入り方のルールとマナー Twitterで人気の「サウナ女子」が“ととのう”体験を指南

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サウナといえば、「おじさんが行くもの」そんな風に思いこんでいる女性は多いでしょう。昨今のサウナブームの影響は女性にも広がっています。今回は、日本全国のサウナや海外のサウナを知りつくした若きサウナー「サウナ女子」さんに、女性がサウナを楽しむ方法また、コロナ禍でも楽しめる「家サウナ」のやり方を解説をしていただきました。

著者プロフィール

サウナ女子

SNS・ブログで「サウナ女子の世界」で女性とカップルのためのサウナ情報を発信。会社員として事業責任者、大学院生(MBA)、複数の副業などを行いながら、世界・日本全国で約250施設、海外18カ国のサウナ、スパを探検。各種メディアへの連載、講演、テレビ出演などでサウナを広めている。アイコンの画像は、サウナの中でかぶる帽子「サウナハット」。初の著書となる『女性のためのサウナ・ハンドブック サウナ女子の世界』が絶賛発売中。
▼サウナ女子の世界(ブログ)
▼サウナ女子@サウナハンドブック・サウナ女子の世界発売中!(Twitter)
▼サウナ女子(サ女子)(Instagram)

本稿は『女性のためのサウナ・ハンドブック サウナ女子の世界 』(ele-king books)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。

女性にうれしいサウナの効果

サウナは、正しく入ることによって健康や美容にメリットがあります。例えば、汗をかいて老廃物を排出しやすくなるため、肌が綺麗になったり、体の深部がしっかりと温まることで、血流が良くなり冷え性を緩和するといったものが挙げられます。

しかし、そのような健康や美容のメリットよりも、私は「気持ち良さ」を求めてサウナに入り続けています。

サウナの気持ちよさを例えるなら、「砂漠で体が熱くなって、オアシスを見つけて飛び込んで、気持ちいい!」このような快楽があるんです。

これが、ディープリラックス状態、いわゆるサウナ用語で「ととのう」という状態のこと。心身ともにリセットされることで、仕事のパフォーマンスが上がったり、日々のストレスから開放されるのです。あなたも、ととのいを体験すればきっとサウナの虜になってしまうはずです。

この記事では、サウナ初心者向けに、サウナの基本的な入り方やルールをご紹介しましょう。

ディープリラックスの状態になることを、サウナ言葉で「ととのう」という。(画像:Getty Images)

サウナの基本的な入り方

(1)サウナに入る前に身体・頭を洗う

公衆のお風呂や温泉・サウナは身体を洗ってから入るのがマナーです。また、皮膚が汚れていると汗をかきづらくなります。

(2)6〜12分ほどサウナに入る

サウナの種類と温度、湿度にもよりますが、はじめのうちは10分も入っていられないと思います。無理はせず最初は短くても大丈夫。12分計がついていることが多いので、6〜12分を目安に自分のコンディションと相談しながら入ってください。

サウナは上段の方が熱く、頭の方が熱くなるので、足先の冷えが気になる方は体育座りするなど、足を上にあげる体勢を試してみてください。熱いな〜と思ったら無理せず、下段に降りるのも良いでしょう。

(3)水風呂に入る

汗をかけ湯で流してから、いざ水風呂へ。慣れるまでは足や顔に水をかけるだけでも大丈夫です。体全体で冷たさを感じたくなったら全身で入ってみてください。1分も入らなくて大丈夫です。

水風呂は「思い切り」が重要です。怖がって時間をかけて水に浸かって行くと、体が芯から冷えてしまいます。水の中にさっと身を投じてしまい、すぐ出た方が体のじんわりとした暖かさを感じることができます。

(4)休憩する

水風呂から上がったら、体を軽く拭いて再びサウナヘ。このサウナ→水風呂の流れを繰り返してみましょう。3回もループした頃には、体も心もボ〜ッとしてくるので、リラックスした体勢になれる場所でイスやベンチに体をあずけて、深く息を吸い、目を閉じリラックス。

感覚がぼや〜っとして、自分の体と向き合っている感覚、このディープリラックス状態を”ととのう“と呼びます。鼓動や血流、自分の体へ集中することで雑念がすっと消えて行くような気持ちになります。

サウナに入る女性のイメージ(画像:Getty Images)

サウナ女子おすすめのサウナの楽しみ方

髪の毛をタオルで保護する/髪・体・顔に保湿力の高いケア用品を選ぶ

サウナは上に行けば行くほど熱くなり、高温で湿度が低いサウナの場合は多少乾燥してしまうことも。また、頭や顔だけ熱くなってのぼせてしまうのを防ぐためにも、私は水風呂の冷たい水をかけて硬く絞ったタオルで頭を覆うことが多いです。サウナハットも可愛いけれど、使っている人が少なく浮いてしまうのがちょっと……という方は、タオルを使ってみてください。

耳栓を持っていく

女性サウナはテレビの音量や皆様のおしゃべりが激しいことが多いので、耳栓をしていることがあります。

ストレッチする。足ツボを押す

ボーッとしながら普段凝り固まっている筋肉を伸ばしたり、自分の体と向き合うととても気持ちがいいです。

サウナ室でのルール・マナー

リラックスできる空間が台無しに…なんてことにならないように、気を付けたいルール・マナーがあります。

(1)サウナ室のドアを長く開けない
サウナ内の温度が下がってしまうので、サッと出入りしましょう。

(2)大きな声で話さない
サウナ内は音が響きやすいので、大声でのおしゃべりはやめましょう。

(3)持ち込んだタオルを絞らない
自分の汗が染み込んだ水をサウナ内で絞るのはやめましょう。

(4)タオルなどで場所取りをしない
出入りする時は他の人に譲りましょう。

(5)直に座らず、何かを敷く
雑菌がある可能性があるので、直接座るのは避けましょう。

(6)水風呂に入る前は汗を流す
なるべく綺麗な水風呂を保ちましょう。

基本的には自分がされて嫌なことをしない、サウナを利用する一人ひとりが気持ちよく過ごせる心配りが大切です。困ったらお店の人に確認するか、貼り紙、慣れてそうな人を観察しましょう。

コロナ禍だからこそトライしたい「家サウナ」のやり方

自宅のお風呂で家サウナ(画像:Getty Images)

さまざまな理由でサウナに行けない時がありますよね。ここでは、家風呂でのととのい方&組み合わせて使える入浴剤の材料をご紹介します。自分だけのレシピを作ってみてください!(用法・容量は自己責任でお願いします!)

お風呂でのととのい方

(1)お風呂の水温は熱め(私は大体45℃設定です)

(2)氷を多めに用意し、袋に詰めてバケツに入れ、お風呂の外に置いておく

(3)好きな飲み物を用意(炭酸水やアイスを用意します)

(4)バスローブもしくは大きめのバスタオルを用意

(5)部屋の窓は開けておく(ベランダがある方は椅子外気浴のご用意を!)

(6)お風呂に入って、熱くなったら水シャワーで体を冷やし、さらに氷の袋越しにシャワーを浴びます。氷入りのバケツに張った冷水で顔、手、足、頚椎を冷やします

(7)お風呂と冷たい氷シャワーを繰り返します。

(8)いい感じになったらガウンをはおり、外気を感じられる場所でリラックス!

入浴剤の材料のおすすめ

お好きなアロマオイル

エプソムソルトやデッドシーソルトは無臭なので、アロマオイルを数滴たらします。(画像:写真AC)

エプソムソルト

硫酸マグネシウム。汗が大量に出てお肌もすべすべに。お風呂上がりもポカポカです。

www.amazon.co.jp

デッドシーソルト

海水の何倍もの塩分や豊富なミネラルを含む死海の塩です。肌が一番つるっつるになります。

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岩塩

黒〜ピンク、色が濃いほどイオウ臭が強く温泉気分に(画像:写真AC)

食塩

スクラブに使います。(画像:写真AC)

日本酒

アルコールが苦手な人は要注意。ものすごくポカポカになります。(画像:写真AC)

酒粕

パックしながら溶かして入ります。(画像:写真AC)

オリーブオイル・ココナッツオイル

油脂の効果でそのあと体を洗った時に余分な角質が落ちやすくなります。(画像:写真AC)

重曹(ベーキングパウダー)+クエン酸

水分を与えるとしゅわしゅわ炭酸に!はちみつやオイルなどでといて炭酸パックに。固めるとバスボムになります。(画像:写真AC)

ハッカオイル

家水風呂の時や、最後のかけ湯の時にバケツに数滴たらします。

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簡単に手に入る市販の入浴剤のおすすめはクナイプです。

個人的に、クナイプが一番汗が出るので好き。香りも最高!

www.kneipp.jp

クナイプラベンダー×ココナッツオイル×デッドシーソルトのように組み合わせて使ったりします。

コロナ禍で、お出かけを自粛されているサウナーの皆さんも是非「家サウナ」にトライしてみてください。

※なお、本稿は『女性のためのサウナ・ハンドブック サウナ女子の世界(ELE-KING BOOKS)から一部を抜粋して掲載しています。詳しくは下記リンクからご覧ください。

女性のためのサウナ・ハンドブック サウナ女子の世界 (ele-king books)
¥1,650
2021-03-05 15:02

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