ビール缶リメイクにチャレンジしてみました。そのやり方や作業工程をご紹介します。柔らかくて扱いやすく何かに活用できそうなビール缶。捨てるだけなのは、少し勿体ないと思いませんか。ビール缶はカットややすり、塗装でおしゃれなインテリアに生まれ変わります。今回はお子さんと一緒にできるビール缶のバック型植木鉢にチャレンジ。ぜひ家族でビール缶リメイクを楽しんでみてください。
たまっていくビール缶を利活用できないか…
わが家でどんどんたまっていくビール缶。(というより発泡酒缶…。)
毎晩2缶が消費され、缶の回収日は週1回なため空き缶が増えていく一方です。
つぶして平らにしてかさを減らしても良いのですが……
柔らかく扱いやすい、なのに頑丈な素材はリメイクで活かせそうな気がします。調べてみると、空き缶リメイクで生まれるアイディアは豊富!
しかし目に付くのはフルーツやトマト缶といった寸胴な缶のリメイクばかりで、ビールの空き缶は少ないようです。そこで、ビールの空き缶でできそうなDIYにチャレンジしてみました。
【DIY】ビール缶で空き缶リメイクをやってみよう
ビール缶をリメイクする場合、トマト缶やフルーツ缶同様、植物の鉢として生まれ変わらせる場合が多いです。その中でも簡単にできておしゃれっぽい、バッグ型の鉢植えをビール缶で作ってみます。
作業工程も危険性も少ないため、お子さんでもできますよ。
ビールの空き缶リメイクの基本材料
ビールの空き缶リメイクの基本材料はこちら。
- 空き缶
- 缶切り
- ペンチ
- ニッパ
- スポンジ
- やすり
- ワイヤー
- アクリル絵の具
空き缶以外、すべて100均で購入可能です。
缶切りやペンチあたりは、わざわざ100均で購入しなくてもすでに家にある、という方も多いかと思います。
手順1. 蓋をカットしよう
まずは蓋部分を缶切りで開けます。ケガをしないように要注意!
お子さんや不器用な方は、滑り止めの軍手をしたほうが安全です。
手順2. やすりをかける
次にやすりを缶全体にかけていきましょう。
塗料が缶に馴染みやすくなります。逆に、やすりがけが足りない部分は塗料がのりにくいです。
色がのらないと仕上がりがマダラになってしまうため、やすりがけは「やりすぎかな?」と思えるくらい、しっかりとかけましょう。
ビール缶の上部、斜めになっている部分も忘れずに。
手順3. 底部分をカット&潰す
底の部分をキッチンばさみでカットします。
「はさみなんかで切れるの?」と思ったのですが、アルミ缶は薄いため、サクサクと切れていきます。切り口がめくれ上がるため、手にあたってケガをしないように注意をしてください。
カットができたら、ぎゅっと潰して底をペンチで2回折り。
両隅をカットして、水が流れ出るようにしましょう。
手順4. 塗料をぬる
塗料を塗るときは、ハケよりスポンジを使ったほうが細かいところまできれいに塗れます。
ポンポンと叩くように塗料を広げていきましょう。
塗料の種類や色によっては1度塗りでは下のビール缶の模様が透けてしまいます。
乾かしてから2度塗り3度塗りをすると、下地が見えなくなりますよ。今回は白を2度塗りしたあとに、色の違う塗料を下部に入れてみました。
この部分の塗料も2度塗りしています。
手順4. 穴を空けてワイヤーを通す
完成まであと一歩!
缶の上部に穴を空けてワイヤーを通しましょう。
穴を空ける方法は、釘を打ち込んでもよいですしアイスピックやキリを使ってもOK。
穴があいたらワイヤーを通して、端を処理します。
完成
これで完成です。
子供でも作れるほど簡単な工程で、かわいいバック型の空き缶植木鉢が完成します。
植物を入れて飾ってみた
作ったあとに気付いたのですが、植木鉢に入れられるような生きた植物がわが家にはありませんでした……!
仕方がないのでフェイクグリーンとフラワーを飾ってみることに。
これはこれで悪くない仕上がりです。植物に限らず、玄関前などに小物入れとして活用しても良さそうです。
もちろん生きた植物との相性も◎。手作りの鉢植えに土と種を入れて、1から植物を育てて、「丸ごと手作り感」を楽しんでみるのもおすすめです。
ビールの空き缶リメイクのほかのアイディア
今回はバック型の植木鉢を作りましたが、ビール缶にはほかにもリメイクアイディアがいくつかあります。
ぐしゃっと潰して黒く塗って無骨なペン立てにしたり、白でシャビーシックに塗って麻紐やステンシルでカントリー風の小物入れにしたり。
取っ手をつけてちょっとインダストリアルな雰囲気にしたり、底部分だけを使って浅い缶ケースとして使っても良いですね。いろいろリメイク方法はありますが、オリジナルのアイディアを考えてみるのも楽しいのではないでしょうか。
ビールの空き缶リメイクの注意点
ビールの空き缶はアルミでできているため、とても簡単にカットや加工ができます。作業に夢中になると、ケガをしやすいため注意をしてください。
とくにカットをした部分は鋭く、指を切りやすいです。缶自体も滑りやすいため、うっかり手をケガしてしまう可能性が充分あります。軍手をして作業をするといった、対策を取りましょう。
まとめ
ビール缶リメイクはとても簡単なため楽しく作業ができます。仕上がりもビール缶とは思えないかわいいものになるため、お子さんや女性のかたにもおすすめです。また、捨てるだけのアルミ缶をリメイクすることは、家族でリサイクルを考える良い機会となるかもしれませんね。ぜひ、おうち時間の充実にビール缶リメイクに挑戦してみてください。