【Discord(ディスコード)とは】今注目の音声会話アプリ 登録方法や使い方、Clubhouseとの違いを紹介

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近年盛り上がりをみせている音声サービス。この記事では、音声の会話によるコミュニケーションツール「Discord」の特徴や機能、登録手順、基本的な使い方などを解説します。

Discordとは

Discordは、音声での会話を楽しめるコミュニケーションツール。ゲームプレイヤーの間では以前から広く使われていたサービスですが、遅延の少なさや操作の手軽さからゲーム以外の用途にも利用が広がっており、Microsoftが近々買収するのではとも噂されています。

Discordでは「サーバー」と呼ばれるグループを作成して、そこに招待されたユーザー同士で交流します。同じく音声の会話を楽しむアプリにClubhouseがありますが、Clubhouseが不特定多数の人と交流できるのに対して、Discordの場合はサーバーに招待された人とだけつながることができます。

一度サーバーに参加すれば、その後はいつでも好きなときに他の参加者と会話をすることが可能。また、ビデオ通話やテキストでのチャット機能も備えています。

Discordの始め方

DiscordはPCアプリやブラウザからも利用できますが、ここではスマホアプリを使った手順を解説します。

Discordに登録してサーバーを作成する

まずはDiscordのアプリをインストールして、アカウントを作成しましょう。


電話番号もしくはメールアドレスを入力して認証を行い、ユーザー名とパスワード、生年月日を登録すると、サーバーの作成画面が表示されます。

電話番号、メールアドレスのいずれかの登録が必要。

サーバーは目的別に用意されたテンプレートから作ることもできますが、ここでは「オリジナルの作成」→「自分と友達のため」を選びました。

「オリジナルの作成」で、シンプルなチャンネルを作成できる。

サーバー名は、初期状態では「〇〇(ユーザー名)のサーバー」となっていますが、好きな名前を設定することも可能です。

サーバー名は後から変更が可能。この画面でサーバーのアイコンを設定することもできる。

登録が完了すると、作成したサーバーの画面が表示されます。この時点ではまだ、自分だけがサーバーに参加している状態です。

これで登録は完了。ただし、まだ誰ともつながっていない状態だ。

新しいサーバーを作成する

今回はアカウント登録とサーバーの作成を同時に行いましたが、アカウント登録後に新たにサーバーを作ることも可能です。画面を左端からスワイプして、「+」をタップした後、先述と同様の手順で作成を進めましょう。

複数のサーバーを作って使い分けることができる。

友達を招待する

サーバーで交流する友達を招待するには、そのサーバーの「〇〇(サーバー名)へようこそ」の画面で、「サーバーを設定」→「フレンドを招待する」をタップ。招待用のリンクが表示されるので、これを友達に知らせましょう。

上部に「#一般」と表示された画面から操作する。

このサーバーで交流したい人に招待を送ろう。

メールやLINEなどでリンクを知らせよう。

Zoomなどの場合は、会議ごとに招待用のリンクを発行しますが、Discordでは一度招待された人はいつでもそのサーバーに参加できるようになります。

招待されたサーバーに参加する

すでにDiscordアカウントを持っていて、スマホにアプリがインストールされている場合、招待リンクを開いて「招待を受ける」をクリックすれば、すぐにサーバーに参加することができます。

「招待を受ける」からサーバーに参加。

まだDiscordのアカウントを持っていない場合は、リンクをクリックするとアプリのダウンロード画面や新規登録画面が表示されるので、アカウントを作成してサーバーに参加しましょう。

音声やビデオ、テキストチャットで交流する

サーバーには、「チャンネル」とよばれる小グループを作成できます。

音声およびビデオでの会話ができる「ボイスチャンネル」と、文字でのチャットができる「テキストチャンネル」があり、それぞれに「一般」というチャンネルがあらかじめ用意されています。まずはこの「一般」チャンネルを使って、会話をしてみましょう。

音声で会話をする

音声の会話をスタートするには、画面を左端からスワイプして、「ボイスチャンネル」内のチャンネル名(ここでは「一般」)をタップしましょう。なお、ここでチャンネル名の下に表示されているのが、そのチャンネルに参加中のユーザーです。

誰がチャンネルに参加中なのかも一目でわかる。

「ボイスチャンネルに参加」をタップすると、会話が可能な状態になります。

音声だけなので気軽に参加できる。

画面には現在そのチャンネルに参加中のユーザー名が表示され、発言中の人のアイコンの周囲には緑色の枠がつきます。

緑色の枠で発言中の人がわかる。

ボイスチャンネルから退出したいときは、右下の赤い受話器のアイコンをタップします。一度退出した後も、好きなときに何度でも参加することが可能。気が向いたときに会話できる手軽さが魅力です。

ビデオ通話を使う

ボイスチャンネルに参加しているときに左下のビデオアイコンをタップすると、ビデオ通話に切り替えることができます。音声だけの会話で盛り上がり、顔を見ながら話したくなった場合などに重宝する機能です。

この画面が表示されていないときは、画面を左端からスワイプして、チャンネル名をタップしよう

ビデオ通話では、Zoomなどと同様にお互いの映像を映して会話をすることが可能。通話中の画面をタップすれば、マイクミュートや通話終了などのボタンが表示されます。

声だけで物足りないときはビデオ通話を使おう。

チャットを使う

テキストチャンネルでは、一般的なチャットと同様に、文章や絵文字、写真などを送受信できます。左端から画面をスワイプして「テキストチャンネル」のチャンネル名をタップしましょう。

文字ベースのやりとりは「テキストチャンネル」を使う。

画面下部の入力ボックスから、メッセージの送信が可能です。写真を送りたい場合は、左端のアイコンをタップして写真を選択します。

サーバーに参加しているメンバーとチャットができる。

新しいチャンネルを作る

新しいチャンネルを作りたいときは、チャンネル一覧の右上にある「+」をタップ。チャンネル名を入力して、テキストチャンネル、ボイスチャンネルのいずれかを選択します。

目的別にチャンネルを作ることが可能。

名前を決めて、作りたいチャンネルの種類を選択する。

目的別にチャンネルを作ることで、サーバーの参加人数が増えた場合でも、それぞれの話題に関心のある人同士が集まって会話をしやすくなります。

覚えておくと便利な機能

このほかに、Discordを使うときに覚えておくと役立つ機能をいくつかご紹介します。

サーバーの名前を変える

サーバーの名前を変えたい場合は、画面を左端からスワイプして、サーバーを選択した画面で、右上の「…」をタップ。続いて、「設定」→「概要」の順にタップします。

この画面の「サーバー名」に新しい名前を入力して、「保存」をタップすれば変更が完了します。

変更後すぐに他の参加者の画面にも反映される。

特定の人の音量を調整する

音声チャンネルに参加している人のなかで、特定のユーザーの声だけが大きすぎる、もしくは小さすぎるという場合は、個別に調整が可能です。

通話中にチャンネル名をタップすると表示される画面で、そのユーザーのアカウント名をタップしましょう。

調整したい人のアカウント名をタップ。

ボリューム調整のコントローラーが表示され、その人の音量だけを変えることができます。

ユーザーごとの音量の差を調整して、より快適に使える。

ノイズ抑制を有効にする

より高音質で会話を楽しみたいときは、ノイズ抑制機能を有効にしておくとよいでしょう。通話中の画面で、右から2番目のアイコンをタップすることで、機能をONにできます。

アイコンの斜線が消えている状態なら、ノイズ抑制が有効になっている。

興味のあるサーバーを探す

Discordには、趣味などのテーマごとに参加者を広く募っているサーバーが多数存在します。「ディスボード」などのサーバー検索サイトでは、テーマやキーワードからサーバーを探すことが可能です。

「ディスボード」は、Discordのサーバーを検索できるサービス。

サーバーごとに参加条件やルールなどが定められている場合もあるので、参加してみたいサーバーの概要欄を確認したうえで参加しましょう。

まとめ

Discordは、音声での会話を楽しめるコミュニケーションツール。「サーバー」とよばれるグループを作り、そこに招待された人同士で交流できます。遅延が少なく、ノイズ抑制機能なども備えているので、快適に使うことが可能。誰かと話したくなったときに、すぐに会話に参加できる気軽さが魅力のサービスです。

文◆酒井麻里子(ITライター)
スマホ、PC、ガジェットなどのデジタル製品レビューや、アプリ・サービスの解説記事などを執筆。Twitter(@sakaicat)では、デジタル関連の気になる話題や、ちょっと役立つ小ネタを発信。

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