【セメントDIY】難易度高め?身近な廃材を型にして小物作りに挑戦!水分量・硬化時間・型の素材に悪戦苦闘

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セメントDIYに初挑戦してみたため、その内容をレポートします。日本ではDIY=木材のイメージが強いですが、海外ではセメントを使ったDIYも豊富です。セメントの無機質な感じは、おしゃれでかっこいいアイテム作りにぴったり。自分も同じようにセメントで素敵な小物類を作れたらと思い、ネットで得た知識だけを頼りにセメントDIYに初チャレンジしてみました。

セメントでおしゃれなDIYができるらしい

レンガを固めたり道路の舗装などに使ったりするセメントで、おしゃれなDIYができるらしい、というのをインターネットで知りました。どうやらセメントで植木鉢を作ったりキャンドルホルダーを作ったりする人が多いのだとか。

DIYといえば木材を思い浮かべますが、海外ではセメントを使ったDIYも一般的なようです。材料費もほとんどかからず、色も塗らずにクールでおしゃれな小物類ができるため、チャレンジしてみようと思います。

セメントDIYに初挑戦!

さっそくデザインを決めるために、海外のDIYサイトを巡回します。日本でもセメントDIYをしている人は多くいますが、海外のDIYは日本よりもおしゃれなデザインが豊富です。

海外のDIYサイトを巡回してデザインを決めていきます

タオルの中にセメントを流してファブリック風のセメント花瓶を作ったり、レース模様のセメントDIYをしてかっこよさの中にフェミニンをプラスしたりと、発想がユニーク。色々試してみたくなったのですがとりあえず初心者らしく、シンプルなコップ型のセメントDIYにチャレンジしてみようと思います。

(1)セメントを購入

購入したセメントがこちら。Amazonで送料込みの350円ほどでした。

購入したセメントがこちらです

色はホワイトを選択しています。ダイソーにもインスタントセメントがあるらしく探してみたのですが、近くの店舗には置いてありませんでした。ダイソーネットショップでも見当たらず、店員さんに聞いても「聞いたことがない」と言われたため、もしかしたらだいぶ前に廃盤になっているのかもしれません。

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2021-06-02 10:47

(2)型は家にあったものを使用

セメントを流し入れる型は、ペットボトル&トイレットペーパー、牛乳パック、紙袋、卵の殻を選択。家の中にあったもので、本来ならそのまま捨てるものを活用します。

型は、家にあるものを材料に作っていきます

(3)水でセメントを溶く

水でセメントを溶いていきましょう。1300gのセメント1袋に対して、水は260mlを目安と書いてあります。

水でセメントを書いていきます

ネットで見たセメントを溶く画像は、もう少しさらさらだった気がします。説明書きには、「あんこより少しやわらかいくらいが目安」とありますが、あんこといっても色々ですよね。
『練りあんはこんなものかもしれないけど、つぶあんはもっとやわらかい気がする……。』不安に思いながらも、ひとまず説明書きの水分量260mlを守り、セメントを練っていきます。ちなみにセメントを練る際に使用したのはプラスチックスプーンです。結構力がいるため、最終的に手で混ぜてしまいました。

(4)型に詰める

セメントが水と馴染んだら、型に詰めていきます。
まずは卵形から…。こちらは簡単に詰め終わりました。

卵形がこちらです

続いて、ペットボトルの丸形に詰めます。

ペットボトルの丸形に詰めます

最初、カップとトイレットペーパーの間にのみセメントを入れようと思ったのですが、どうにもうまくいかず。
試行錯誤をした結果、一番良いやり方は、カップ全体にセメントを詰める→トイレットペーパーを真ん中にさす→トイレットペーパーの中身のセメントを抜くという方法でした。
トイレットペーパーは底までさしてしまうと、底無しの容器になってしまうため要注意。底の厚み部分で止めて、底より上部分をくりぬくようにしましょう。

(5)やっぱりおかしい?水を足す

セメントを詰めているそばから、ポロポロと剥がれてきます。やはり水分が足りていないのでは?全部失敗に終わったら、お金と時間をかけてゴミを作り出したことになってしまう………と危惧したため、意を決して水分を足してみました。

煮ている状態のあんこくらい、ドロドロになりました。海外のセメントDIY動画では、このくらいの水分量だったと思います。非常に扱いやすくなったため、再び型入れに。紙パックにセメントを詰めて、ペットボトル同様に内側部分をくりぬいていきます。

ペットボトル同様に内側部分をくりぬいていきます

紙袋はそのまま流し込んで石板にし、写真などを貼るボードにしようかと思います。セメントの水分量に紙袋が破けてしまうため、厚めのタイプを使用したほうが良さそうです。

(6)乾燥させる

すべての型にセメントを入れ終えたため、このまま乾燥させます。

このまま乾燥させます

乾燥時間が袋に明記されていませんでしたが、大体1~3日程度で良いそう。果たしてうまくいくのでしょうか。次からは後片付けや、完成品を紹介していきます!

セメントDIYの後片付け&出来上がった作品を紹介!

セメントDIYは後片付けが手間

さあ、あとは乾燥を待つだけ、と一息ついて目に入るのは、床に飛び散ったセメントやセメントがべっとりついたバケツ、手についたセメント。さらにセメントの粉が服にもついてしまったため、非常にやっかいです。

また、セメントのついたバケツも処理しなくてはなりません。

セメントのついたバケツを処理していきます

ちなみに、セメントは下水に流してはいけないとされています。セメントが水の中で固まってしまい、下水管にこびりついて水を滞留させてしまうのだとか。バケツに残ったセメントは土に埋めるという方法もあるようですが、それでは土が傷んでしまわないかも気になります。

どうすれば良いのかわからず役所に電話をしてみたところ、「そのままバケツごと不燃ゴミに出してほしい」という回答を得ました。バケツはだいぶさびていて処分をしても構わないと思っていたため、役所員の指示に従うことに。

手についたセメントは乾く前なら砂をつけると落ちるそうです。手のセメントは少量だったため、砂をつけて地面に落として、手を洗いました。落ちたセメントが固まったら回収をして、不燃ゴミに出そうと思います。ちなみに、セメントはアルカリ性なため、皮膚を荒れさせます。本来ならゴム手袋を使って作業をするのが良いそうですが、面倒だったため素手でやってしまいました。結果、手がカサカサに。皮膚が弱い人はかならずゴム手袋をしましょう。

素手でやってしまった結果、手がカサカサに!

乾燥完了&完成!

1日たって硬化したようだったため、型から外してみることに。

石板ぽくできるかと思っていた作品は割れてしまいました

残念ながら、紙袋に入れて石板ぽくできるかと思っていた作品は割れてしまいました。セメントの厚みが薄すぎたのが原因のようです。

それ以外の作品は、多少かけた部分はあるもののきれいに仕上がっています。

きれいにできました

ペットボトルと紙パックに入れていたセメントは、容器の模様がくっきり。ペットボトルはボーダーのラインができ、紙パックは紙ならではのざらざら感が表現できています。

ざらざら感が表現できています

卵の型は、ある程度硬化した時点で殻を破り針金を刺しています。玄関で鍵でも引っ掛けるフックにしようかと思います。

針金を刺しました

セメントDIYの成功ポイント

インターネットで見かけたようなおしゃれできれいなセメントDIYは、

・セメントの水分量はあんこを煮た状態くらいドロドロでOK
・硬化はしっかり2~3日時間をとる
・型はゆがみがない頑丈なものを選ぶ

というのが大切だと感じました。

セメントは水分の中でも固まるくらいですので、多少ゆるくても硬化します。ただし、そのぶん硬化時間が長くなるため、せっかちさんには不向きかもしれません。

また、トイレットペーパーの芯や紙袋は薄いため、セメントDIYで活用するにはコツがいるようです。今回の失敗も踏まえて、再びセメントDIYにチャレンジした際は、もっと素敵なアイテムにチャレンジしようと思います。

まとめ

セメントDIYに初挑戦してみましたが、海外DIYerのように上手に作るのは難しく思いました。しかしコツは掴めたので、次回はもう少しうまくできそうです。これからセメントDIYにチャレンジする方は、セメントの濃さや硬化時間、型の素材には注意をして始めてみてくださいね。

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