今あなたの現実を変えたかったら、潜在意識に良い情報を入れるように”自己洗脳”していきましょう。誰のせいにもせず、自分でつくりたい人生を意図することで、現実は必ずいい方向に変わり始めます。【解説】Honami(潜在意識の実践家)
著者のプロフィール
Honami(ほなみ)
潜在意識の実践家。静岡県生まれ。中学2年のときに潜在意識を知り、「一重まぶた・暗い・成績ビリのダサい自分」を「二重まぶた・明るい・成績トップのモテる自分」に変えることに成功。その後も人生を激変させ続ける。脱サラ・起業後、一時は借金生活で家賃も払えない状態から、2018年にI management株式会社を創立し、今では年商数億円を達成。潜在意識を活用して「心身の健康」「心でつながる人間関係」「お金と時間の自由」「自己成長」のすべてをバランスよく豊かに得る人を増やすことがビジョン。そのための方法をYouTubeやInstagramで発信し続けている。
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本稿は『大丈夫!すべて思い通り。 一瞬で現実が変わる無意識のつかいかた』(KADOKAWA)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。
イラスト/トツカケイスケ
あなたの人生は無意識に操られている
具体的な実践方法をお伝えする前に、知っておいていただきたい概念が2つあります。
「自分が現実をつくっている」というしくみを腑に落とすために、わかりやすくお話ししますので、ぜひ飛ばさずに読んでください。実験もついていますので、そのすごさを体感してみてくださいね!
まず1つめに知っていただきたい概念は、私たちの意識の世界についてです。
意識には大きく分けて2つあります。
1つは、顕在意識。表面意識とも呼ばれ、「おなかがすいたな~」とか「今日は18時までに家に帰ろう」など、今自覚している意識のことです。
そしてもう1つは、潜在意識。別名、無意識とも呼ばれ、自分では気づけない意識のことです。今あなたは呼吸していますし、心臓も動いていますよね? これらも、意識的に行うわけではなく、無意識によって勝手に行われている活動です。
また例えば、異性といると緊張するとか、いつもあともう少しのところで目標達成できないなど、なぜそうなってしまうのか自分ではわからないし、頭では望んでいないつもりなのに、自動的にそうさせてしまうのが潜在意識の働きです。
あなたは自覚がなくても、無意識層で「私は異性に嫌われている」「私はいつも目標達成できない」と思い込んでいることで、あなたの行動や感情が潜在意識によって半自動的に操られてしまっているのです!
心理学を学んだことがある方はご存知かと思いますが、顕在意識と潜在意識はよく氷山で表されます。しかも、その割合はなんと、顕在意識が3~5%、潜在意識が95~97%と言われています。
私たちが普段、意識している部分はたったの3~5%だとしたら、顕在意識なんてごく一部。意識して生きているというよりも、無意識によって生かされている部分のほうが、遥かに大きいわけです。
顕在意識の中心は「論理的思考」です。理論立てて考えたり、計算や分析をしたりしています。だから、良い・悪い、正しい・間違い、こうあるべき、こうしなければならない等の判断をする役割があります。
一方、潜在意識の中心は「感性・感覚・感情」です。潜在意識には、過去に経験したことや言われたことなど、すべての情報が記録されています。
たとえば「あんたは運動できないし、ほんと鈍臭いわね」「二重だったら可愛かったのにね」等、親に言われた言葉をもしあなたが信じてしまったとしたら、思い込みとして潜在意識に刻まれます。
特に子どもの頃などは、親に言われたことを純粋に信じてしまうことが多いですよね。それによってできた信念によって、あなたの言葉、感情、行動パターンがつくられていくのです。
現に私は中学2年生の頃まで、自分は鈍臭いし可愛くないと思い込んでいた結果、人影に隠れ、自己否定し、信じた通りの人生を歩んでいました。
あなたは、自分自身をどんな人間だと思っていますか?
それは、いつからそう思っているのでしょうか?
きっと、過去のどこかのタイミングで思い込んだ瞬間があると思います。
たとえば、あなたは雨の日は好きですか? ちなみに私は天然パーマで、雨の日になると髪の毛が爆発し、それを人から指摘され、昔から嫌な気持ちでいました。しかし、ある友人が「お気に入りのレインシューズが履けてうれしい!」と雨の日に言っていたのを見て、「そんな考えもあるのか!」と、「雨の日=最悪」と思わなくなりました。
このような感情パターンも、過去に体験し、それによって思い込んだ信念によって変わるわけです。
つまり、潜在意識にどんな情報を刻み込むかで、人生は大きく変わってしまうということです。
「美しいね、キレイだね♪」とずっと言われ続けて育ったら、そう信じて生活するので、無意識に美しい所作になったり、そう在るために行動したりするように人間はできているのです。これが潜在意識の力です。
でも、過去の私は自分のことを「ブス」と信じていたので、可愛くなることも諦め、ブスとして生きていました。人から「可愛いですね」と言われても、「どうせウソだわ…」と、その言葉を受け取ることもできませんでした。その状態では、可愛くなるための情報が目の前にあったとしても、目に留めることもできません。
しかし、絶望の中でふと「可愛くなりたい」と思い始めたことから、私はピンクの呼吸法などの情報をキャッチすることができました。
人は自分が思っていること、信じていることしか、情報をキャッチできないのです。
だからこそ、望まない現実にフォーカスするのではなく、どういう自分で在りたいのか、どういう人生を生きたいのかを潜在意識に入れておくことは、望む現実をつくるために必要不可欠です。そうすることで、現実化するために無意識が働き出してくれます。
「自分に自信がない」という方も多くいらっしゃいますが、それも単なる思い込みです。「自信がない」と自信満々に信じているだけです。過去に起きた出来事から、そう信じてしまっているだけなのです。
人それぞれ、できることもできないこともたくさんあるはずですが、「自分に自信がない」と信じていると、自分ができないことや自分の欠点ばかりに意識が自然と向くものです。そしてさらに自信がなくなるという負のスパイラルに陥ってしまいます。
そんなときは、今すぐ、自分ができていること、自分の素晴らしいところに、目を向けてみましょう! どんな些細なことでも良いのです。「大変なこともあるかもしれないけれど、今、こうして生きている」「今、自分のためにこの本を読んでいる」ことに目を向けようと思えば、できていることはいっぱいあるはずです。まずは自分自身を小さなことから褒めてあげることで、潜在意識も書き換わっていきます。
今あなたの現実を変えたかったら、潜在意識に良い情報を入れるように”自己洗脳”していきましょう。誰のせいにもせず、自分でつくりたい人生を意図することで、現実は必ずいい方向に変わり始めます。
実験
意識と無意識を体感する
理想の未来を想像し意図することで、無意識が働き、現実化することを体感してみましょう。
(1)5円玉に糸を通し、糸の先にくくりつける
(2)もう片方の糸の先を手で持ち、5円玉をぶら下げる
(3)手は動かさないまま、5円玉がぐるぐる回るイメージをする
しばらくすると、5円玉が想像通りに回り出します。これは、あなたが「5円玉が回る」と意図することで、無意識にあなたの手と腕の筋肉が微妙に動き、5円玉を回しているのです(もし回らなかった場合は、「回る回る」と言いながら、回るイメージを続けてみてください)。
なお、本稿は『大丈夫!すべて思い通り。 一瞬で現実が変わる無意識のつかいかた』(KADOKAWA)の中から一部を編集・再構成して掲載しています。詳しくは下記のリンクからご覧ください。
※(1)「あなたの人生を作っているのは、あなた自身」の記事もご覧ください。