「Googleレンズ」とは、写真や画像から関連する情報が調べられるアプリ。Androidでは「Googleレンズ」アプリ、iPhoneでは「Google」アプリでこの機能が利用できる。例えば、多数のモードを搭載している中でも、「宿題」モードはユニークな使い方ができる。ここでは、便利機能5選を解説する。
撮影した料理写真からレシピやレストランを検索できる!
「Googleレンズ」は、写真や画像から関連する情報が調べられるアプリ。Androidでは「Googleレンズ」アプリ、iPhoneでは「Google」アプリでこの機能が利用できる。
植物を撮影すると名前の候補がわかったり、商品を撮影すると購入できる通販サイトが表示されたりするだけでなく、「料理」モードでは食べ物の写真をもとに、料理名の候補のほか、レシピサイトや飲食店の検索も可能。ほかにも、「場所」モードでは、写っている建物を手がかりにして撮影場所を調べることができる。
いずれもその場で撮影した写真だけでなく、撮影済みの写真を使って検索できるので、過去に訪れた場所を思い出せないときにも役立つ。
●カメラを使って検索できるからその場で調べるのに便利
料理を撮影すると、自動的に「料理」モードに切り替わる。手動での切り替えも可能。
検索結果では、料理名だけでなくレシピや店の情報も調べられる。旅先での思い出を振り返るのにも便利。
子供の勉強を手助けする「宿題」モードが大人にも便利!
多数のモードを搭載したGoogleレンズの中でも、「宿題」モードはユニークな使い方ができる。数学などの問題を撮影すると、その問題を解くための手助けとなる検索結果が表示される。基本的に答えを教えてくれるわけではないが、数式によっては解答が表示されることもある。
使い方はシンプルで、Googleレンズを起動した状態で画面下部の「宿題」をタップするだけ。あとは数式を撮影し、検索範囲を選べばいい。数式以外は基本的に検索結果が示される。小学生向けの問題はもちろん、中学、高校レベルの数学までサポートしている。子供の学習を手助けするだけでなく、久しぶりに数式に向き合う大人にとっても便利だろう。
●数式を撮影するだけで問題のヒントがわかる
「宿題」モードにして問題を撮影し、検索したい範囲をタップして選択する。
シンプルな問題なら解答が直接表示される。解き方を解説する関連動画なども見られるので、理解を深めやすい。
「通訳モード」ならリアルタイムで会話が翻訳される!
「OK、グーグル」と話しかけると、音声検索などさまざまな機能が利用できる「Googleアシスタント」。Androidでは標準搭載されており、iPhoneでは「Google」アプリから利用できる。
「通訳モード」では、自分の言語と相手の言語を選択すると、双方の会話を素早く翻訳してくれる。直接会話をするような感覚で使ってみよう。
●素早く翻訳してくれるから会話時のストレスが少ない
「通訳をして」や「通訳モード」と話しかけると起動する。続いて、双方の言語を選ぶ。
できるだけ短く話したほうが正しく翻訳される。翻訳されたテキストを確認することも可能。
やるべきことや気になることを必要なタイミングで教えてくれる!
Googleアシスタントは、まさに自分専用の秘書のように使える。例えば、天気予報など基本的な調べ物はもちろん、指定した時間にやるべきことを教えてくれる「リマインダー」も設定できる。買い物メモなどわざわざ手入力するのはめんどうなタスクを登録しておこう。
ほかにも、流れている音楽や鼻歌から楽曲を検索することもできる。ただし、日本ではAndroid限定の機能となっている。
●リマインダーや楽曲検索など役立つ機能が満載!
リマインダーを登録すると、自分で入力したタスクを指定した時間に知らせてくれる。
実際の楽曲だけでなく、鼻歌を使って楽曲情報を調べることも可能。検索精度は高い。
カメラで撮った印刷物などもどんどん翻訳してくれる!
Googleレンズは、翻訳機能も搭載している。「翻訳」モードにすると、元のテキストの上に翻訳結果が表示され、瞬時に翻訳結果がわかる。画像からのテキスト抽出も可能だ。
「Google翻訳」には「音声文字変換」という機能がある。ある言語で話される内容をほぼリアルタイムで別の言語にテキストで翻訳してくれる。ただし、日本語には未対応なので、英語などが理解できる人に向いている。
●海外旅行や道案内などさまざまなシーンで大活躍
Googleレンズの「翻訳」モードは、読書やメニューを調べるのに活用するといい。
音声文字変換の翻訳速度は素早い。英語、中国語、フランス語など10言語に対応する。
◆解説/今西絢美(ライター)