ふだんスマホを使っていて、例えば「スクリーンショットがもっと簡単に撮れたらいいのに」とか「通知が多すぎて煩わしいが、必要な通知もあるのでオフにはできない」などと頭を悩ませたことはないだろうか?実はスマホには、隠れた便利機能もたくさんある。ここでは、スマホをより快適に使うための機能や設定を紹介していこう。

アクセシビリティやユーザー補助を活用して、使いやすいようにカスタマイズ

スマホには、ハンディキャップを持つ人などを対象に、操作性や使い勝手を向上させるための機能がある。iPhoneは「設定」→「アクセシビリティ」、Androidは「設定」→「ユーザー補助」で設定できる。多くの人に役立つ機能も用意されているので、一度はチェックしてみるといい。

アクセシビリティ」でおすすめなのは、「タッチ」の項目。その中の「AssistiveTouch(アシスティブタッチ)」では、画面に自由に動かせるボタンを表示させて、それに機能を割り当てることができる。例えば、ボタンを1回タップしたときに、スクリーンショットを撮ったりできるようになる。また、「背面タップ」では、背面を2または3回タップすることで、コントロールセンターを呼び出すなどの機能に割り当てられる。

「アクセシビリティ」で機能の割り当て

iPhone

「アクセシビリティ」は、画面上で動かせるボタン「AssistiveTouch」や背面をタップする動作に、よく使う機能を割り当てたりできる。

画像1: ▶ 「アクセシビリティ」で機能の割り当て

2回タップと3回タップ時の動作を選べる

画像2: ▶ 「アクセシビリティ」で機能の割り当て

一方、Androidの「ユーザー補助」は、画面の文字を読み上げたり、長押しで反応するまでの時間を変更したりできる。

「ユーザー補助」で設定をカスタマイズ

Android

Androidの「ユーザー補助」には、画面の項目の読み上げ、表示の拡大、タップ感度の調整といった機能が用意されている。

画像3: ▶ 「アクセシビリティ」で機能の割り当て

表示サイズの拡大も可能

画像4: ▶ 「アクセシビリティ」で機能の割り当て

めんどうな6桁のパスコード入力を避け、素早くロック解除しよう

iPhoneもAndroidも、端末ロックを解除するパスコードは、初期設定では6桁の数字を設定するように導かれる。しかし、手間を省くため、これを4桁にすることも可能だ。iPhoneでは、パスコードの設定画面で「パスコードオプション」をタップすると「4桁の数字コード」を選択できる。

生体認証をメインにコードは4桁で

iPhone

iPhoneはパスコードの設定時に「パスコードオプション」で「4桁の数字コード」に変更可能。また、「設定」で顔認証の「Face ID」を利用可能。

画像1: ▶ 生体認証をメインにコードは4桁で

Androidでも4桁のパスコードを設定できるが、ロック解除のしやすさを優先するなら、画面をなぞるだけの「パターン」もおすすめ。左右どちらの手で持つ場合でもスピーディになぞれるパターンが望ましい。

ただし、4桁のパスコードやパターンは、6桁のパスコードより安全性は劣る。顔認証や指紋認証といった生体認証のほうが安全性が高く、一度登録してしまえば、スピーディにロック解除ができる。なるべく生体認証をメインに使うようにしたい。

Android

Androidは指紋と顔の両方に対応する機種もある

Google・Pixel 5の指紋認証の設定画面。安全性の高い生体認証を使う場合もパスコードの設定は必須だが、この場合は4桁で十分だろう。

画像2: ▶ 生体認証をメインにコードは4桁で

最新端末はほとんどが6型以上に。大画面スマホを片手で操作する方法

5Gの普及もあり、スマホの大画面化がいっそう進んでいる。画面サイズが6型以上の機種が増え、ウエブを見たり、動画を見たりするには好都合。しかし、片手では操作しづらい。それを解消する方法を覚えておこう。

iPhoneは「簡易アクセス」という機能が便利。これをオンにしておけば、画面の下端を下にスワイプする(ホームボタンのない機種)だけで画面表示が引き下がり、画面をタッチしやすくなる。

「簡易アクセス」や「片手モード」を活用

iPhone

iPhoneは「アクセシビリティ」→「タッチ」で「簡易アクセス」をオンにする。

画像1: ▶ 「簡易アクセス」や「片手モード」を活用

画面下端を軽く下になぞるだけで画面表示を引き下げられる。

画像2: ▶ 「簡易アクセス」や「片手モード」を活用

Androidは機種によって異なるが、「片手モード」や「片手操作モード」が搭載されている場合がある。それらを有効にすると、画面の左右をスワイプするなどして、画面を縮小表示に切り替えられる。なお、iPhoneと同じように、下端をスワイプして表示を引き下げられる機種もある。

Android

好みの画面サイズが選べる機種も

Androidの片手モードは機種によって機能が異なる。シャオミ製のスマホでは「片手操作モード」で表示サイズを選べるのが便利だ。

画像3: ▶ 「簡易アクセス」や「片手モード」を活用

ステータスバーやアイコンなどに出る無駄な通知をオフにする

iPhoneの「通知センター」やAndroidの「通知パネル」に続々と追加される通知を煩わしく感じている人もいるだろう。特にAndroidは、ステータスバーに通知アイコンが蓄積されていくので、余計に目障りだ。不要な通知は、そもそも許可しない設定に変更しておこう。

iPhoneは「設定」→「通知」を開くと、アプリごとに通知の設定を行える。ロック画面や通知センターなど、指定した通知だけをオンにすることもでき、アプリのアイコンに付くバッジ(数字が記された赤丸)を消すこともできる。

アプリごとの細かい通知設定が可能

iPhone

①iPhoneは「設定」→「通知」でアプリを選ぶ。

画像1: ▶ アプリごとの細かい通知設定が可能

②アプリごとの通知を設定できる。

画像2: ▶ アプリごとの細かい通知設定が可能

Androidは「設定」→「アプリと通知」を開き、通知をオフにしたいアプリを選択。すべての通知または選択した通知だけをオフにすることができる。

Android

Androidは「設定」→「アプリと通知」でアプリを選択。アプリによって、通知を許可する範囲を細かく設定できる。

すべての通知をオフにできる

画像3: ▶ アプリごとの細かい通知設定が可能

突然大音量が響き渡ってびっくり!着信音とメディア音量は別設定だ

スマホを使っていて、思ってもいないときに大きな音が出て驚いた経験のある人もいるだろう。Androidスマホは、通話、着信音・通知音、アラーム、メディア(音楽やゲーム、動画などの音声)の音量を、別々に設定できる。音量ボタンでの音量調整は、使う場面によって異なる。

着信音を小さくしたからといって、メディアの音量も小さくなるわけではないので注意が必要。音量ボタンを押すと、アイコンでどの音量を調整しているかがわかり、そこからほかの音量を調整する画面にも切り替えられる。

音量の設定方法を正しく覚えよう

Android

①Androidでは、何の操作もしていないときに音量ボタンを押すと、メディアの音量を調整できる。機種によるが、ほかの機能の音量を調整するには、「♪」の下の設定のアイコンをタップする。

画像1: ▶ 音量の設定方法を正しく覚えよう

②「♪」の下の設定のアイコンをタップすると、着信音を調整することができる。

画像2: ▶ 音量の設定方法を正しく覚えよう

iPhoneの場合は、「設定」→「サウンドと触覚」で、着信音と通知音の音量をあらかじめ設定でき、音量ボタンで調整することも可能。なお、サイレントスイッチをオンにしていてもメディアの音は出力されるので、電車内など、うっかり大きな音を鳴らしてしまわぬよう注意が必要だ。

iPhone

音量ボタンでの調整は事前設定が必要

iPhoneの「サウンドと触覚」の画面。「ボタンで変更」をオンにしておくと、着信時にボタンを押して着信音を小さくしたりできる。

画像3: ▶ 音量の設定方法を正しく覚えよう

ホーム画面をわかりやすくシンプルにカスタマイズしてみよう

使わないプリインストールアプリなどを削除して、ホーム画面をすっきりさせることも快適な操作性につながる。以前はiPhoneのプリインストールアプリは削除できなかったが、現在は、ホーム画面からは削除して「Appライブラリ」だけから起動するようにできる。

「Appライブラリ」だけ使えばスッキリ!

iPhone

①プリインされているアプリはアンインストールできないが、ホーム画面から削除することは可能。(ホーム画面から削除したいアプリを長押しすると編集画面が表示される。)

画像1: ▶ 「Appライブラリ」だけ使えばスッキリ!

②「ホーム画面から取り除く」を選択する。

画像2: ▶ 「Appライブラリ」だけ使えばスッキリ!

例えば、よく使うアプリを1画面に収まる程度に絞って、その他のアプリは「App(アップ)ライブラリ」に整理するのも得策だ。

すべてのアプリがここにある

iPhoneにインストールしたアプリは、ホーム画面の最後にある「Appライブラリ」に整理される。ホーム画面から削除しても、ここから起動できる。

画像3: ▶ 「Appライブラリ」だけ使えばスッキリ!

Androidは、ホーム画面とアプリ一覧画面が分かれているのが一般的。よく使うアプリだけをホーム画面に表示させておくことで操作性が向上する。初期設定では、新しいアプリをインストールすると、ホーム画面にもアイコンが追加される場合が多いが、頻繁に使うアプリでなければ、ホーム画面から削除するといいだろう。

Androidでは「ジェスチャーナビゲーション」を使いこなそう

Androidのスマホは、基本操作を「ジェスチャーナビゲーション」または「3ボタンナビゲーション」から選択できる。設定は機種によるが、「設定」→「ユーザー補助」→「システムナビゲーション」などから行う。長くスマホを使っている人には、画面の下に「戻る」「ホーム」「履歴」の三つのアイコンが表示される「3ボタンナビゲーション」のほうが使いやすく思えるかもしれない。一方、新しい「ジェスチャーナビゲーション」は、慣れれば滑らかかつスピーディに操作できる。より快適に操作したいのなら「ジェスチャーナビゲーション」に挑戦してみよう。

操作の基本は、画面下端から上にスワイプするとホーム画面に戻る。上になぞった指を止めるとマルチタスク画面が表示されるなど。右端または左端から内側に向かってスワイプすることで、一つ前の画面に戻すこともできる。

「ジェスチャーナビゲーション」を選択

Android

①「設定」→「ユーザー補助」→「システムナビゲーション」で、使いたい方式を選べる。

画像1: ▶ 「ジェスチャーナビゲーション」を選択

②下記の画面が表示され、「ジェスチャーナビゲーション」をオンにする。

画像2: ▶ 「ジェスチャーナビゲーション」を選択

Pixelでは②の画面の「ジェスチャーナビゲーション」の右の歯車のアイコンをタップすると、左右端からスワイプする「戻る」操作の感度を設定できる。

画像3: ▶ 「ジェスチャーナビゲーション」を選択

キーボードの設定を変更して日本語入力をもっとスムーズに!

自分がよく入力する言葉は、辞書に登録しておくと便利だ。iPhoneは「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザー辞書」、Androidは「設定」→「システム」→「言語と入力」でキーボードを選び、「単語リスト」などで登録できる。

誤入力などで学習をリセットしたいなら、iPhoneは「一般」→「リセット」、Androidは「単語リスト」→「学習した単語を削除」などで可能。

辞書登録や学習リセットが効果的

Android

このように登録すると、本来は「ふたこたまがわ」と読むが、「にこたま」と入力するだけで「二子玉川」が入力候補に表示される。

画像1: ▶ 辞書登録や学習リセットが効果的

入力した単語の学習をリセットする際には、このような確認画面が表示される。入力候補に表示される言葉を初期状態に戻せる。

画像2: ▶ 辞書登録や学習リセットが効果的

キーボードを左や右に寄せれば、片手での入力操作がラクになる

片手での文字入力が難しい場合は、キーボードの表示を小さくして、使う手のほうに寄せてみよう。
iPhoneはキーボードの左下の地球のアイコンを長押しすると、右寄せ・左寄せに切り替えられる。Androidは機種によって異なるが、「Gboard」ならキーボードのメニューから「片手モード」を選択すると、左右どちらかに寄せて、片手で入力しやすくなる。

「Gboard」を「片手モード」にする

Android

Androidのスマホで「Gboard」を使っている場合、メニューを開いて「片手モード」を選択すると、キーボードが小さくなる。

画像1: ▶ 「Gboard」を「片手モード」にする

「片手モード」でのキーボード。「<」をタップすると左寄せに切り替わる。その上のアイコンをタップすると元の表示に戻る。

画像2: ▶ 「Gboard」を「片手モード」にする

Androidの日本語入力はメーカー標準よりも「Gboard」がいい!

Androidスマホの日本語入力システムは、機種によって異なる。使い勝手が悪く感じられる場合は、Google純正の「Gboard」を使ってみることをおすすめする。Gboardには、キーボードを左右どちらかに寄せられる「片手モード」に加えて、好きな大きさで好きな場所に表示できる「フローティングモード」が利用できる。特に、大画面スマホを使っている人は重宝するはずだ。

入力画面の大きさを自在に変更できる!

Android

右上の「…」をタップして「フローティング」を選択すると、自在に大きさを変えたり、表示位置を変えたりできるようになる。

画像1: ▶ 入力画面の大きさを自在に変更できる!

キーボードの色やデザインを変更して、気分を変えることも可能。キーの外枠(格子線)を非表示にすることもできる。

画像2: ▶ 入力画面の大きさを自在に変更できる!

ディスプレイの点灯時間を変えれば、電池のもちを改善できる!

スマホの電池を多く消耗するのがディスプレイだ。電池を長くもたせるには、ディスプレイを無駄に明るくせず、点灯時間を短くするのが原則。ディスプレイが自動で消灯するまでの時間は、不便に感じない範囲で短くしておこう。

iPhoneは「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」で設定可能。Androidは機種によるが、「設定」→「ディスプレイ」→「画面消灯」などで設定できる。

節電ならなるべく短い時間に変更しよう

iPhone

「設定」→「画面表示と明るさ」→「自動ロック」で消灯までの時間が設定できる。最短でも30秒なので、まめに手動で消灯する習慣もつけておきたい。

画像1: ▶ 節電ならなるべく短い時間に変更しよう

Android

機種により異なり、「設定」→「ディスプレイ」→「画面消灯」などで、一定時間操作しない場合に画面が自動で消灯する時間を選べる。最短は15秒。

画像2: ▶ 節電ならなるべく短い時間に変更しよう

「ダークモード」に設定すれば目の疲れを軽減できる

iPhoneもAndroidも、背景色を黒にして、白い文字が表示される「ダークモード」に切り替えられる。目への刺激が弱く、夜間に適したモードとされているが、見やすく感じるのであれば、常にダークモードにしていてもいい。有機ELディスプレイの場合は省電力にもつながる。iPhoneは「設定」→「画面表示と明るさ」、Androidは「設定」→「ディスプレイ」で設定できる。

ダークモードは時間設定も可能

iPhone

iPhoneは「設定」→「画面表示と明るさ」で切り替え可能。日の入から日の出までの時間帯に自動で「ダーク」になる設定も可能。

画像1: ▶ ダークモードは時間設定も可能

Android

Androidは「設定」→「ディスプレイ」で設定可能。「スケジュール」をタップすると、指定した時間帯だけオンにしたりできる。

画像2: ▶ ダークモードは時間設定も可能

安全重視なら、OSはむやみにアップデートしないほうがいい

スマホはソフトウエアをアップデート(更新)して、最新の状態で使うことができる。さまざまなアップデートがあるが、セキュリティやキャリアサービスなど、ほとんどのアップデートはしたほうがいい。

しかし、新しいOSへのアップデートには注意が必要。古い機種の場合は、それによってパフォーマンスが落ちるおそれもあるので、ネットでの評判などを確認してからにすべきだ。

アップデートの中身を確認しよう

iPhone

iPhoneは「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認可能。アップデートしたほうがいいケースが多い。

画像1: ▶ アップデートの中身を確認しよう

Android

Androidは機種によるが、「設定」→「システム」→「システム アップデート」で、OSのバージョンやアップデートの有無を確認できる。

画像2: ▶ アップデートの中身を確認しよう

◆解説/村元正剛(ITライター)

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