【DJI】46分の飛行時間を実現!全方向障害物検知やクオリティの高い動画撮影ができる空撮対応の折り畳み式ドローン「DJI Mavic 3」

ガジェット

DJI JAPANは、空撮対応の折り畳み式ドローンの新製品として「DJI Mavic 3」の発売を開始した。このモデルは2018年に発売された「Mavic 2 Pro」の後継モデルで、Mavicシリーズのハイエンドモデルになる。今回、すべてのパーツを再設計しており、あらゆる機能において高い性能を発揮し、飛行、撮影、そして趣味として、ドローンの可能性を広げてくれるそんなアイテムになっている。

DJI
DJI Mavic 3

●価格:DJI Mavic 3=25万3000円(標準版)、DJI Mavic 3 Fly Moreコンボ=34万1000円、DJI Mavic 3 Cine Premiumコンボ=58万3000円

デュアルカメラシステムと全方向障害物検知など各種センサー機能を向上させた民生用ドローン

DJI JAPANは、空撮対応の折り畳み式ドローンの新製品として「DJI Mavic 3」の発売を開始した。このモデルは、4/3型 CMOS Hasselbladカメラと28倍のハイブリッドズーム対応の望遠カメラに加え、最大200ⅿ先の障害物を検知する全方向障害物検知や、46分もの飛行時間を実現するなど、Mavicシリーズのハイエンドモデルにふさわしい仕様になっている。

DJI Mavic 3(正面)

DJI Mavic 3(折り畳んだ状態)

主な特徴

デュアルカメラシステムで、全てを凌駕する映像を

「DJI Mavic 3」用に特別設計された L2D-20c 空撮カメラは、焦点距離 24mm のレンズを使ったプログレードの 4/3型 CMOS センサーを機体に搭載している。Hasselbladの基準を適用し、20MP画像の 12-bit RAW フォーマットでの撮影や、5.1K/50fps と 4K/120fps での動画撮影を実現。動画解像度が向上したことで、より滑らかな映像が撮影でき、後処理工程での柔軟性が高まるとともに120fps でのスローモーション動画にも対応している。

重量わずか12.5グラム、焦点距離24ミリの単焦点レンズはオートフォーカスと 視野角84° に対応し、被写体をより細部までそしてクリアに捉えることができる。「DJI Mavic 3」に搭載された2つ目のカメラには焦点距離162ミリの望遠レンズが搭載され、28倍ハイブリッドズーム(デジタル+光学)と絞り f値4.4 に対応。遠くにある被写体もはっきりと確認できるうえ、よりダイナミックでクリエティブな映像を離れたところからでも撮影することができる。今回、フォーカス速度を向上させるため、新たにビジョン検知オートフォーカス技術 (VDAF)を採用。これにより Hasselblad カメラは、機体に搭載された複数のビジョンセンサーと連係し距離データを取得することで、フォーカス速度を最適化してくれる。

進化した安全機能で、安心の飛行

「DJI Mavic 3」は、アップグレードした障害物検知機能や航行システムを搭載しており、安全な飛行が実現するようにサポートをしてくれる。高度操縦支援システム「APAS 5.0」は、魚眼レンズを使った6つのビジョンセンサーと広角レンズを使用した2つのセンサーを組み合わせることで、複雑な環境下でも全方向の障害物をスムーズかつ継続的に検知し、障害物を回避する安全な飛行ルートを計画してくれる。

(1)前方センサー
(2)下方センサー
(3)後方センサー

また、全方向障害物検知システムにより刷新された ActiveTrack 5.0は、より直感的なトラッキングが可能になり、ノーマルモードの飛行でも障害物を検知することができる。ActiveTrack 5.0 では被写体の前後、左右、斜めの動きに合わせたトラッキングや、動いている被写体の側面や周りを飛行しながらのトラッキングも可能。被写体が速く動き一時的にカメラからフレームアウトしてしまった場合でも、機体に搭載されたビジョンセンサーが被写体を捉え続け、被写体が再びフレーム内に収まるようトラッキングを継続してくれる。全方位検知機能が向上したことにより、アクティブトラック中、パイロットはドローンやカメラをより滑らかに操作することができるようになった。

「DJI Mavic 3 」は、GPS、GLONASS、BeiDouに対応しており、これらの衛星信号を使うことでホバリング精度を向上させている。従来モデルに比べて受信速度も向上しており、複数の衛星から信号を受信することができるため、測位精度が向上している。そのため長時間露光での撮影やタイムラプスの撮影中などでも高い安定性を実現している。

より長いバッテリー駆動時間と向上した空力性能により、長時間飛行を実現

「DJI Mavic 3」では、従来モデルのドローンの飛行性能と電力消費に関わるあらゆる要素を再設計している。モーターとプロペラをエネルギー効率の高いものへ改善し、またバッテリー容量を増やしたことにより、その分ドローンの骨組みや部品の重量を軽減している。さらに、アーム、ボディ、ジンバルの形状に至るまで再設計したことで風圧抵抗性能が前モデル比で35パーセントも向上させ、飛行速度も大幅に改善されている。その結果、最大46分の飛行時間が可能となり、ダイナミックなシーンの撮影にも十分時間をかけることが可能となった。

画像は、DJI Mavic 3 Cine Premium

アドバンストRTH で、安全な帰還

「DJI Mavic 3」では従来モデルにも採用されていたRTH(Return-To-Home)システムをアップグレードしており、最短で安全性とエネルギー効率が最もよい飛行ルートを機体が自動で計画し、ホームポイントまで帰還することができる。また同時にその時点での風速を計測し、風速とRTH経路をもとに、帰還に必要となる電力をリアルタイムで計算してくれる。

さまざまなインテリジェントモードで、無限の創造性

「DJI Mavic 3」は、幅広いインテリジェントモードに対応している。飛行経路やカメラの動きを調整しながら、ハイレベルの写真や動画制作、編集ができ、ドローンを最大限に活用することができる。

マスターショット
素早く簡単に、高品質のコンテンツを作成。アプリ上で映像とBGMを自動で編集し、短時間で動画を作成、アプリから直接友人などにシェアすることができる。

パノラマモード
直接ドローン上で撮影した写真の合成処理を行うため、息をのむような風景を鮮明なディテールで捉えることが可能。

クイック転送
送信機に接続せずモバイル端末にそのまま素材を保存したり、端末上でデータ処理することができる。Wi-Fi 6を使用すれば、さらに短時間で機体からモバイル端末に転送することが可能だ。

※価格は記事作成当時のものです。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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