【メリットデメリット】iPhoneとAndroidはどっちがいい?初心者向けに解説!

Android

スマホには、「iPhone」と「Android」という二つの種類があります。iPhoneはアップル製ですが、Androidは、多くのメーカーが製造していて、たくさんの機種があります。まずはスマートフォンの基本をチェック!それぞれの特徴を知っておきましょう。

※本記事に掲載している画面写真は基本的に、iPhoneはiOS 15、AndroidはAndroid 11のものです。

iPhone

【アイフォーン】
基本ソフトもハードウェアもアップルが開発。日本で絶大な人気を誇るスマートフォン

iPhoneは、iOSという基本ソフトを搭載したスマートフォンです。基本ソフトもハードウェアもアップルが開発し、同社が独占販売しています。

主力製品は、数字の型番が付いたモデル(最新は「iPhone 13」)で、サイズや機能の違いで「mini」「Pro」「Pro Max」などをラインアップ。共通する仕様は有機ELディスプレイのほか、生体認証は顔認証(Face ID)が採用されています。また、現在、iPhone 12や同11も併売されています。

このほか、数年おきに発売されるエントリーモデルの「iPhone SE」も存在します。こちらは画面サイズが4.7型で、画面は液晶です。生体認証は指紋認証の「Touch ID」を採用しており、指紋センサーを兼ねる「ホームボタン」が装備されています。

iOSは、毎年メジャーアップデート(OSの大規模な更新)が行われ、だいたい5〜6年前に発売されたモデルまで適用されます。

各部の名称
[iPhone 13(アップル)の場合]

iPhone 13

ドック サイドボタン 音量ボタン(+と-) サイレントスイッチ インカメラ スピーカー/マイク 超広角カメラ マイク LEDフラッシュ 広角カメラ

iPhone SEは液晶画面、指紋認証のエントリーモデル

旧型iPhoneのボディを継承するエントリーモデルだが、メインチップは発売時点で最高レベルのものを採用する。数年おきに新製品が登場し、製品寿命が長く、市場の人気も高い。

Android

【アンドロイド】
多くのメーカーが販売する、Googleの基本ソフト「Android」を搭載したスマートフォン

Androidは、Googleが開発している基本ソフト(OS)の名称です。それを採用したスマートフォン全般を「Androidスマホ」と呼びます。ハードウエアを開発・製造しているメーカーは複数あり、Androidスマホ全体で見れば、世界的シェアはiPhoneより多くなります。

製品により、搭載されるAndroid OSのバージョンが異なるほか、画面デザインや操作方法など、メーカー独自の設計が許容されているため、製品ごとに個性があります。

性能や価格のレベルもまちまちで、実売1万円台の格安モデルから、本体が折り畳めるという超高級モデルまで幅広いのが特徴。ただし、格安モデルでは、おサイフケータイ機能や生体認証などが省かれている場合もあるため、事前の確認が必要です。

OSのアップグレード対応も、メーカーやキャリア(携帯電話事業者)に依存し、最新OSを使い続けられる期間は、たいていはiPhoneより短くなります。

各部の名称
[AQUOS sense5G(シャープ製)の場合]

AQUOS sense5G

ホームキー/指紋センサー 電源/画面ロックキー アシスタントキー(Googleアシスタント) 音量ボタン(+と-) 近接センサー/明るさセンサー 受話口 インカメラ 望遠カメラ 標準カメラ 広角カメラ モバイルライト NFCマーク(おサイフケータイ)

※Androidスマホは、機種によってボタンの配置などが異なります。ここでは、AQUOS sense5G(シャープ製)を例に紹介しています。

iPhoneとAndroid、どっちを選べばいい?

ユーザーの多いiPhoneか、個性派モデルもあるAndroidか。強みと弱みを理解して選ぼう

iPhoneとAndroidは、基本的にできることに違いはありません。アプリを使ったり、ウェブサイトを閲覧したりなど、操作方法はやや異なるものの、同じように使うことができます。

ただし、アプリについては、それぞれが専用のアプリストアから入手するため、iPhone用のアプリはAndroidでは使えませんし、その逆も同様です

つまり、iPhone用の有料アプリを購入してからAndroidに乗り替えると、アプリも新たに購入し直さなければなりません。どちらを選ぶかは、実は重要な問題なのです。

まず、iPhoneは、高級クラスとミドルクラス機が中心で、本体価格は総じて高額になります。しかし、前項でも触れたとおり、搭載するiOSは毎年新しいバージョンが登場し、最新のiOS15では、およそ6年前に発売されたiPhone 6sにまで対応するのです。

そのため、iPhoneは長く使えるというメリットがあります。また、使っている人が多いため、相談しやすいという面もあります。

対するAndroidスマホは、機種によりAndroidのバージョンが異なりますし、何年前の機種までアップグレードに対応するかは、端末(スマホ)メーカーやキャリアによって異なります。大半の機種は、長くても3年程度のメジャーアップデート対応のようです。

Androidスマホは、販売するメーカーが多く、低価格モデルもたくさん存在するので、購入時の支払い負担を抑えることができます。また、デザインに特徴があるなど、独自の個性を打ち出しているモデルも少なくありません。

さらに、上位機種の中には、デジタル一眼カメラ並みの撮影機能を搭載したモデルや、ゲームが快適に楽しめるハイスペックモデルなど、iPhoneにはない特徴を持った製品もあります。

iPhoneの強みと弱み

【強み】
使っている人が多い
デザインが洗練されている
操作感がいい(体感反応がいい)
カメラが高画質
対応アクセサリーが豊富
長期間にわたるOSアップデート

【弱み】
Google系アプリが標準ではない
本体だけのハイレゾ再生が不可
上級機が指紋認証に対応していない
メモリーカードが使えない
端末がやや高価
決済サービスの設定が複雑

Androidの強みと弱み

【強み】
一般的にiPhoneより廉価
個性的な製品を選べる
ハイレゾ再生対応機も多い
指紋認証を装備した高級機がある
microSDカードが使える機種が多い

【弱み】
OSアップデートの長期保証がない
生体認証非搭載の機種がある
機種ごとの性能差が大きい
対応アクセサリーが少なめ
ウイルスにねらわれやすい

※情報は記事作成時のものです。
■解説/福多利夫(フリーライター)

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