ガーミン・ジャパンは、業界初となるレーシングコーチ・デバイス「Catalyst(カタリスト)」を発売した。本製品は、コンマ1秒を競うスピードスポーツ向けのアイテムで、同社のGPS技術を活用してサーキット走行時のアドバイスをしてくれるのが最大の特徴となっている。海外ではすてに発売されており、多くのプロドライバー、ドライビングコーチやサポートスタッフが活用し、その高精密な計測と的確な分析、アドバイスは高い評価を得ている。
ガーミン
Catalyst
●価格:15万円
コースごとに、サーキット・トラックでの運転技術を分析できるレーシングコーチ・デバイス
ガーミン・ジャパンは、業界初となるレーシングコーチ・デバイス「Catalyst」を発売した。
「Catalyst」は、さまざまなレベルのドライバーのために開発された業界初となるレーシングコーチ・デバイスだ。あらかじめ世界中のサーキットコースを収録したデータがセットされているからコースごとにドライビング技術を分析することができる。
計測には、同社のGPS技術を活用し、コーナーリング走行やラップタイムなど詳細データを取得できる。取得したデータを元に、コーナーリング時の最適なライン取りや他の走行データと比較した改善アドバイスを提案してくれる。
また、革新的な「TRUE OPTIMAL LAP」技術により、各トラックセグメントでの最短時間と実際の走行ラインに基づいた目標ラップタイムも毎回表示し、ドライバーのパフォーマンス向上をリアルタイムとアフターセッションの両面でサポートする。
サーキットコースは、手動で追加が可能で、走行中のドライビングアドバイスはヘッドホンやBluetoothを経由したカーステレオでの音声ナビで受けることもできる。本体は、7インチディスプレイを備えており、走行後すぐに画面でデータを確認することが可能だ。
走行中の特徴となる機能
■リアルタイムオーディオコーチング
ヘッドホンやカーステレオ(Bluetooth経由)で、音声によるナビゲーションを提供。
■パフォーマンスデータの収集
本機には、加速度計を内蔵しており、画像処理と10ヘルツマルチ GNSS(全地球航法衛星システム)によって正確に自車位置の測位が可能。走行タイムは、ベストラップタイムのほか、適応デルタタイム(目標タイムと実際のタイムとの差を表す時間)、ラップ数を表示してくれる。
さらに、走行映像も録画することができる。搭載されているカメラは、偏光レンズカバー付きのリモートカメラになり、解像度1080pで録画し、録画した映像は本機で確認することもできる(リモートカメラは、データ上書き同期機能が装備されている)。
パフォーマンスデータの収集、最適なコーナーリング走行を提案
■あらかじめインストールされたサーキット・トラックデータベース
世界中のロードコースのデータが収録されており、コースに応じたデータ収集と分析に対応する。
また、コースを手動で追加することもできる。
■運転席にしっかりと取り付け可能
付属の強力な吸盤、またはねじ込み式の取り付けアクセサリを使用して、簡単に固定できる。
非走行時の特徴となる機能
■実際のトラック位置
画期的なテクノロジーで、サーキット・トラック上の走行ラインを自動的に生成。映像でのリアルな走行データを確認することができる。
■最適な目標ラップタイムを表示
各トラックセグメントでの最短時間と実際の走行ラインに基づき、達成可能な目標ラップタイムを表示してくれる。
■瞬時なセッション分析
・自動的に解析した詳細なパフォーマンスデータは、本機の画面に表示してくれる。
・走行データを比較して、効果的なアドバイスを得ることができる。
・アプリ「Garmin Connect」と連係することでアクテビティ記録も可能だ。
アプリ「Garmin Connect Mobile」
本製品を利用したアクテビティ記録をスマートフォンやパソコンで確認することができる。また、同社のウェアラブルデバイスを利用すれば、自身の健康状態をモニタリングすることも可能だ。
※価格は記事作成当時のものです。