Wi-Fiルーターへ接続するには、ルーターの「SSID」と「暗号化キー」が必要だ。これらの情報は、ルーター本体や付属カードに記載されているケースが多い。この二つを間違えると接続できなくなるので、メモを取るか写真を撮るなどして大切に保管しておこう。
手持ちのスマホをWi-Fiに接続してみよう
Wi-Fiルーターへ接続するには、ルーターの「SSID」と「暗号化キー」が必要だ。これらの情報は、ルーター本体や付属カードに記載されているケースが多い。この二つを間違えると接続できなくなるので、メモを取るか写真を撮るなどして大切に保管しておこう。なお、SSIDが「5Gヘルツ」と「2.
4Gヘルツ」の2種類ある場合は、高速で通信も安定する「5Gヘルツ」を優先するといいだろう。
スマホを設定するには、「Wi-Fi」という設定項目でルーターのSSIDを選択し、次に表示される画面で暗号化キーを入力すればいい。なお、ルーターによっては接続設定をするための専用アプリが用意されている場合がある。このアプリではQRコードを読み込むなどの操作だけで接続が可能だ。スマホの操作が難しい人は、アプリを使ってもいいだろう。
ネットに接続できたら、データ通信をオフにして、ブラウザーでサイトが表示されるかどうかを確認する。接続を確認できる専用アプリやサイトが用意されていることもあるので、その場合はこれらを利用するといいだろう。
(1)親機のSSIDと暗号化キーをメモしておこう
Wi-Fiルーターの本体や付属のカードに「SSID」と「暗号化キー」が記載されている。大切な情報なので、メモをしたり写真を撮るなどして保管しておこう。
(2)スマホの「Wi-Fi」をオンにする
iPhone の場合
ホーム画面の「設定」をタップ。設定画面が表示されるので「Wi-Fi」をタップする。表示されるSSID一覧から、使いたいルーターのSSIDを探してタップする。
(3)ルーターの暗号化キーを入力する
入力画面が表示されるので、暗号化キーを入力して「接続」をタップする。Wi-Fiに接続できるとSSIDにチェックがつき、画面の右上にWi-Fiのアイコンが表示される。用意された接続確認用サイトにアクセスしてサイトが表示されればOKだ。
パソコンやタブレットをWi-Fiにつないでみよう
パソコンをWi-Fiルーターへ接続するには、スマホと同様に「SSID」と「暗号化キー」を設定すればいい。設定方法は機種によって異なるが、どの機種の場合も、表示されるSSIDの一覧から利用するルーターのSSIDを選択し、暗号化キーを入力するだけなので、設定する場所さえ見つけられれば、作業自体は難しくはない。
設定する場所の開き方だが、Windowsは画面右下にあるタスクバーコーナー(通知領域)のアイコン、Macは画面左上のWi-Fiアイコン、Chromebookは画面右下のクイック設定パネル、タブレットは設定アプリを開けばよい。
なお、WindowsはWPS機能に対応しており、暗号化キーの入力画面でルーターのWPSボタンを押せば接続が可能だ。暗号化キーの入力が不要になるので、キーボードの入力がめんどうだという人はこちらの手順を使うこともできる。
ルーターによっては接続を簡単にセットアップできるアプリを提供しているものもある。操作に自信がない人はこちらを利用する手もある。
(1)パソコンの「Wi-Fi」をオンにする
Windows 11パソコンの場合
通知領域にある地球儀などのアイコンをクリック。表示されたパネルの「Wi-Fi」の横にある「>」をクリックし、ルーターのSSIDを選択。「接続」をクリックする。
Windowsの場合は、画面の右下から設定する
(2)ルーターの暗号化キーを入力する
暗号化キーを入力して「接続」をタップする。このときルーターのWPSボタンを押してもいい。接続できると「接続済み」となり、タスクバーコーナー(通知領域)にWi-Fiのアイコンが表示される。
■解説/岩渕茂(ITライター)
※この記事は『今すぐつながる!Wi-Fi完全マスター塾』(マキノ出版)に掲載されています。