【コーヒーの基礎知識(7)】2つの抽出方法「透過式」と「浸漬式」の違い 器具を使い分けて楽しもう!

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コーヒーの抽出方法について知っておくべきなのが、上から下へと湯を透過させ、比較的短い時間でコーヒーの成分を滴下させる「透過式」と、湯の中にコーヒー粉を漬けて、やや時間をかけて成分を溶け出させる「浸漬式」という二つの分類だ。

[前記事:【コーヒーの基礎知識(6)】粒が細いほど濃厚に!味わいを左右する「コーヒー豆の挽き方」のポイントは?→]

「透過式」と「浸漬式」という二つの抽出方式を知っておこう

ミルで粉砕されたコーヒー豆は、いよいよコーヒーとして淹れられる(抽出される)ことになる。

主な抽出の方法は下に紹介しているとおり、実に多種多様だ。これらさまざまな器具を使ったコーヒーの抽出のやり方があるが、その前に、抽出方法について知っておくべきなのが「透過式」と「浸漬式」という二つの分類だ。

透過式」は、コーヒー粉に対して上から下へと湯を透過させ、比較的短い時間でコーヒーの成分を滴下させる方法。ペーパーフィルターなどで濾すことになるのでクリアな仕上がりになる。

もう一方の「浸漬式」は、湯の中にコーヒー粉を漬けて、やや時間をかけて成分を溶け出させる方式だ。こちらは透過式に比べてコーヒー粉にまんべんなく湯が当たるので、コーヒーが持っている本来の風味がしっかりと出やすい方式といえる。

コーヒーの抽出

透過式

ドリッパーの上から湯を落として、コーヒーの成分ごと下のサーバーやカップに滴下させる、歴史的には新しめの抽出方法。上手にお湯をコントロールしてやれば、雑味などのないクリアな味わいに仕上がる。

浸漬式

コーヒー発祥の時代からある伝統的な抽出方式。フレンチプレスはもちろん、昔ながらの喫茶店でおなじみのサイフォンも、この方式。しっかり抽出するので、使う豆の特徴がより出やすい淹れ方だ。

主な抽出方法

抽出方法は、透過式あるいは浸漬式のいずれかに分類されるが、器具によっては、透過式と浸漬式の両方に当てはまるようなものもある。その使い分けも器具を使うおもしろさといえるだろう。

※この記事は『自宅で楽しむおいしい珈琲の淹れ方』(マキノ出版)に掲載されています。

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