【スマホ料金が高い】もっと安くする方法は?乗り換える前に知っておきたいこと

Android

スマホは使い続けるうちに用途が増えて、契約しているプランのデータ通信量では足りなくなることもあります。契約しているプランは自分の使い方に合っているのか?必要以上に高いお金を払っていないか?などを定期的に確認してみることをおすすめします。

本記事はiOS15 iPhone 13 Pro、Andorid12 AQUOS sence6を例に解説しています。

スマホの料金が高い!もっと安くできないの?

スマホは同じような使い方をしていても、携帯電話会社や契約しているプランによって毎月の支払い額に大きな差が出ます。また、スマホは使い続けるうちに用途が増えて、契約しているプランのデータ通信量では足りなくなることもあります。契約しているプランは自分の使い方に合っているのか?必要以上に高いお金を払っていないか?などを定期的に確認してみることをおすすめします。

ここ数年、政府の指導を受けて、スマホの利用料金が大きく値下がりしました。オンライン契約専用の新しいプランや、新たに参入した楽天モバイル、”格安スマホ“と呼ばれるMVNO(エムブイエヌオー)などに乗り換えることで、毎月の支払い額を大幅に節約できる可能性もあります。なお、ほかの会社に乗り換えても、現在の携帯電話番号やメールアドレスを使い続けることができます。

私のスマホ料金、高すぎ!?

▶スマホ料金の内訳

(1)基本使用料

スマホを使うための基本料金。データ通信料とセットになっている場合が多い。

(2)データ通信料

インターネットやメール、動画・音楽視聴、アプリのダウンロードなどのデータ通信にかかる料金。データ通信量はGB(ギガバイト)で表され、1か月に使える高速データ通信量が異なる複数のプランから選べる。

【主なプランは3タイプ】

大容量・使い放題プラン

1か月に使うデータ通信量が多い人向けのプラン。

段階式プラン

使うデータ通信量によって、支払い額が変動するプラン。

小容量プラン

初めてスマホを使う人や、1か月に使うデータ通信量が少ない人向けの経済的なプラン。

(3)通話料

音声通話にかかる料金。国内通話は22円/30秒だが、1回5分までは無料、または時間無制限でかけ放題になるオプションサービスが用意されている場合が多い。

(4)オプションサービス料

故障・紛失時のサポートや電話の付加機能、各社提供の有料コンテンツなど、任意で加入するサービスの料金。

(5)端末代金

スマホ本体の代金。分割払いで購入した場合は、毎月の利用料と合わせて請求される。2年間ほど使ってから、次の機種交換時に端末を返すと、端末代金が割引される制度もある。

(1)+(2)+(3)+(4)+(5)=

毎月の支払額

料金を払い過ぎていないかをチェックしましょう

各社のホームページで用途に合った最適な料金プランを調べられます。

iPhoneは「Safari」、Androidは「Chrome」を起動して、携帯電話社名と「料金シミュレーション」と入力して検索しよう。

ドコモ
料金シミュレーション

ドコモのホームページにある「料金シミュレーション」のページでは、dアカウントでログインして、自分の使い方に最適な料金プランを診断できる。

au
スマートフォン 料金シミュレーション

auのホームページにある「スマートフォン料金シミュレーション」では、auを使っている人だけでなく、これから使いたいと考えている人も最適な料金プランをチェックできる。auを使っている人は、自分が契約しているプランと比較することも可能。

ソフトバンク
料金シミュレーション

ソフトバンクのホームページにある「料金シミュレーション」は誰でも利用可能。これからスマホを購入する人に向けたシミュレーションで、端末の分割金と最適なプラン料金を合わせた、毎月の支払い額を調べられる。

毎月の支払い額をさらに減らしたいなら……

携帯電話会社を変えたり、オンライン専用のプランに変更したりすることで、毎月のスマホ料金はさらに安くすることができます。

1.格安キャリア

UQmobile ワイモバイル 楽天モバイル

KDDI(au)とソフトバンクは、それぞれ割安な料金でスマホを使える「サブブランド」を用意しています。KDDIが「UQ mobile」、ソフトバンクが「ワイモバイル」というブランドです。2020年の春から本格的なサービスを開始した「楽天モバイル」も段階式プランのみですが割安な料金で利用できます。

メリット

⚫通信費品質などは大手の通常プランと同等
⚫トラブルに遭ったときにお店や電話で相談できる

デメリット

⚫取り扱い端末は大手より少ない
⚫楽天モバイルは、まだ他社に比べるとサービスエリアが狭い

大手キャリアのオンライン専用プラン

ahamo povo LINEMO

大手の携帯電話会社は、2021年春からオンライン専用のプランの提供を開始しました。ドコモが「ahamo(アハモ)」、KDDIが「povo(ポヴォ)」、ソフトバンクが「LINEMO(ラインモ)」というサービス名です。これらのサービスは申し込みや各種手続きをインターネットで行うことで料金の低廉化を実現しています。つまり、原則として、ドコモショップ、auショップ、ソフトバンクショップでのサポートは受けられません。

メリット

⚫大手キャリアのプランなので安心
⚫お店のサポートを受けられる通常プランよりも圧倒的に安い

デメリット

⚫トラブルに遭ったときにお店のサポートを受けられない
⚫プランの選択肢が少ない

3.MVNO

IIJmio OCNモバイルONE トーンモバイル BIGLOBEモバイル mineo など

MVNO(エムブイエヌオー)とは「仮想移動体通信事業者」を示す英語の略です。具体的には、大手の携帯電話会社の通信設備を借りて、安い料金でサービスを提供する事業者のこと。一般的に「格安SIM」「格安スマホ」と呼ばれることも多いです。多くの事業者があり、オンラインや家電量販店などで申し込めます。なお、ドコモショップでは一部のMVNOサービスを「ドコモのエコノミーMVNO」として取り扱っています。

メリット

⚫利用料が非常に安い
⚫多彩なプランから選べる

デメリット

⚫時間帯や場所によっては、通信速度が遅くなる場合がある
⚫契約できる実店舗が少ない

自分に合った乗り換えを考えましょう

乗り換える前に知っておきたいこと

格安キャリアやMVNOに乗り換えるにはどうしたらいいのか? 乗り換えてから不便になることはないのか? あらかじめ疑問をスッキリ解決させましょう。

Q.電話番号はそのまま使えるの?

A.MNP制度を利用すれば、引き継げます

MNP(携帯電話番号ポータビリティ)という制度を利用すれば、会社を変更しても同じ電話番号を使い続けられます。現在契約中の携帯電話会社に連絡してMNP予約番号を発行してもらい、15日以内に乗り換え先での契約時にその予約番号を伝えましょう。

Q.ケータイメールはそのまま使えるの?

A.有料で使い続けられるサービスがあります

2021年12月から大手キャリアのケータイメールの持ち運びサービスが始まりました。異なる会社に乗り換えても有料で使い続けることができます。各社の解約後31日以内の申し込みが必要で、ドコモとauは月額330円、ソフトバンクは年額3300円※かかります。

Q.今まで使っていたスマホを使い続けることはできる?

A.機種によっては、SIMカードを差し替えれば使えます

以前は、大手キャリアが販売するスマホは、そのキャリアでないと使えないようにロックされていました。しかし、2021年10月以降に発売されたスマホにはロックがかけられていません。新しく契約した会社のSIMカードを差すだけで使い続けられます。

SIMロックがかかっていない端末なら、どの事業者のSIMを差しても使える。

Q.通信速度が遅くなったり、つながらなくなったりしない?

A.MVNOは通信品質が落ちる可能性があります

格安キャリアとオンライン専用プランは、大手キャリアの通常プランと同じ通信品質で利用できると考えていいでしょう。MVNOは通信に使う周波数帯域を多くの人で使うことで料金の低廉化を実現しています。そのため、平日の昼間や夕方など、時間帯によっては通信が混雑して、通信速度が遅くなることがあります。

なかなかページが開かないことも…

Q.新しいスマホはどこで買えるの?

A.オンラインショップや量販店で購入できます

店舗がないオンライン専用プランやMVNOに乗り換える場合、新しいスマホは家電量販店や携帯電話専門店、オンラインショップなどで購入できます。購入する際には、自分が契約したい会社やプランで使えるかどうかを確認しましょう。

大手キャリアのオンライン専用プランの契約者が各社のオンラインショップでスマホを購入する場合には注意が必要。ドコモとauは購入時の注意点が記されているので、読んでから購入しよう。なお、ソフトバンクはLINEMO契約者向けの販売は行っていない。

※ソフトバンクの「メールアドレス持ち運び」は、2022年夏以降、月額払い(330円/月)でも提供予定。

■イラスト/秋葉あきこ
※この記事は『今さら聞けない&はじめてのスマホ安心ガイド』(マキノ出版)に掲載されています。

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