【もはや道民行事】やきそば弁当に新味降臨!ロコ・ソラーレ監修「北見焼肉味」と「シーフード味」は出張・旅行のお土産にも最適

レビュー

北海道限定販売のカップやきそば「やきそば弁当」をご存じでしょうか? 北海道に来たことのない方でも、もしかしたらご存じではないでしょうか? 道民にとっては、ソウルフードといえるカップやきそばですが、この「やきそば弁当」、不定期ではありますが新味が登場します。そして今回は2023年2月6日に新登場した「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」と「やきそば弁当 シーフード味」を実際に食べてみましたので、みなさんにご紹介します。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9平方メートルの仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。

「やきそば弁当」の新味登場はちょっとした「道民行事」

ドラッグストアも、コンビニも、スーパーも「やきそば弁当」新味祭を開催

筆者が毎日のように通う近所のドラッグストア「サツドラ」でも、レジの前に「やきそば弁当」の新味が積み上げられ、祭が開催されていました。

北海道でカップやきそばといえば「やきそば弁当」のことです。まったくウソではありません。「あなたの街の情報サイト Jタウンネット」の「都道府県別「好きなカップ焼きそば」調査結果! ペヤングとUFOの境界線は?」によると「【北海道】カップ焼そばといえば?(Jタウンネット調べ)」で「やきそば弁当」は77.6%の支持を集めたといいます。過半数どころか、3/4を超える支持。まさにソウルフードといえるわけです。

そして、この「やきそば弁当」には不定期ではありますが、新味が登場します。今回は2023年2月6日に「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」と「やきそば弁当 シーフード味」が登場したのですが、この新味は「道民はだいたいみんな一度は買う」と言ってもいいでしょう。

写真はたまたま、筆者が毎日のように通う近所のドラッグストア「サツドラ」で撮影したものですが、「やきそば弁当」の新味が出ると道内のドラッグストア、コンビニ、スーパーは大なり小なり同じようにイチオシポジションに新味の「やきそば弁当」を陳列する「やきそば弁当」新味祭が開催されます。そのため多くの道民がだいたい一度は「やきそば弁当」の新味を買ってしまうわけです。ある意味もう「道民行事」といえるでしょう。そんな道民のソウルフード「やきそば弁当」の新味を試してみました。

「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」を試す

なぜ、ロコ・ソラーレ監修で北見焼肉味なのか?

「私たちが監修しました!」の文字が躍る「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」のパッケージ。

「やきそば弁当」の新味には、時折「なぜ」と思うラインアップが登場します。筆者にとっては「やきそば弁当 小樽あんかけ風」も「なぜ」な新味だったのですが、ちょっと調べると小樽ではあんかけやきそばが有名なことが発覚しました。

今回は「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」です。まず、ロコ・ソラーレは北海道北見市常呂町を拠点として活動する 女子カーリングチーム。北京オリンピックで銀メダルを獲得する活躍でみなさんご存じでしょう。「そだねー」や「もぐもぐタイム」といった流行語でも有名です。

そして「北見焼肉」。北海道北見市は人口当たりの焼き肉店の数が北海道一で焼肉の街と呼ばれているといいます。こんなに焼き肉店が増えたのは、元々北見市にはと畜場があり、新鮮な内臓肉が手に入りやすく、ホルモンやサガリといった内臓肉の焼肉が定着していったという歴史があるそうです。「北見焼肉」は七輪を使って焼き、ホルモンやサガリといった内臓肉がメイン、塩コショウで味付けしたあと、火入れをしていない各店舗独自の生ダレで食べるのが特徴だといいます。

この「北見焼肉」味の「やきそば弁当」を地元の女子カーリングチーム、ロコ・ソラーレが監修したということのようです。

具材は粒状大豆たん白とねぎ

パッケージにも注意書きされていますが「かやくに肉は使用しておりません」ということで粒状大豆たん白とねぎとなっています。

パッケージを開けると、麺、ソース、具材(かやく)、ふりかけと中華スープが入っています。麺はなめらかで弾力のある丸刃で切った太めのもの。ソースはたまねぎやにんにく、りんご果汁をベースにしっかりと生姜を利かせた、フルーティなまろやかさがクセになる醤油だれ風。具材(かやく)は粒状大豆たん白とねぎ。ふりかけは白胡椒といりごま。付属のスープは中華スープ(ねぎ入り)となっています。

麺の上に具材(かやく)をのせて、熱湯を注ぎ、3分待ちます。

お湯切りの際に中華スープを作る

せっかくの熱湯を無駄にしない寒い北海道ならではの、湯切りのお湯でスープを作るシステムという話もあります。

「やきそば弁当」の「やきそば弁当」たるゆえんともいえる付属のスープは、お湯切りの際に捨てるお湯を使うスタイルが正統派といわれています。そのため熱湯を注いで3分待った後、まずはマグカップなどに入れておいた中華スープの素に適量のお湯を「やきそば弁当」のカップから注ぎます。

その後、しっかりとお湯を切って、ソースをかけ、かき混ぜ、最後に白胡椒といりごまのふりかけをかけて「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」の完成です。

ガッツン系の焼肉味かと予想していたのです。完全に筆者の予想を超えてきた「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」。

「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」は思ったよりさっぱり上品

思った以上にさっぱり上品系の味にまとまっていた「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」。いい意味で裏切られました。

完成した「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」をさっそく食べてみました。カップやきそばの麺に焼肉のタレをかけても絶対おいしいはずなので、間違いなくおいしいとは予想していたのですが、確かにおいしい。しかし、筆者の予想に反して、意外にさっぱり上品な味なのです。本場の北見焼肉を食べたことがないので、なんとも言えませんが、もっと「俺の!焼肉!」的なガッツリこってりな味を想像していたため、ちょっと驚きました。でも、味はしっかり焼肉風です。

北見焼肉のなかでも監修のロコ・ソラーレの方々が好きな味ということなのでしょう。上品でさっぱりとした味なので、かなりドンドン食べられます。普段想像する焼肉味とは、ちょっと異なり、これがまたおいしいので、ぜひ試してみてください。筆者は本場の北見焼肉にも興味が湧いてしまいました。

次は「シーフード味」を食べてみた!

「やきそば弁当 シーフード味」を食べてみた!

カップ麺で「シーフード味」と言われるとやっぱり

当たり前ですが「北海道限定」。「魚介の旨味がやみつきになる!」というキャッチコピーに期待が高まります。

「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」と同時に発売されたのが「やきそば弁当 シーフード味」です。シンプルなセレクトともいえるでしょうが、カップ麺においてシーフード味といってしまうと、ほとんどの方があのカップ麺の味を想像してしまうのではないでしょうか。筆者もそんなひとりです。ある意味どんな味に仕上がっているのか、楽しみともいえます。

具材はキャベツとかに風かまぼこ

「やきそば弁当 シーフード味」のかやくは、キャベツとかに風かまぼこ。赤色のかに風かまぼこが目を引きます。

パッケージを開けると麺、ソース、具材(かやく)と、白胡椒といりごまのふりかけ、中華スープ(ねぎ入り)がいっしょになったパッケージが入っています。

麺は細めながらも歯ごたえとコシがあり、ソースとなじみが良い麺、ソースはポークのうま味をベースに、あさりの旨味を利かせた、コクのあるシーフード味。具材(かやく)はキャベツとかに風かまぼこ。白胡椒といりごまのふりかけ、中華スープ(ねぎ入り)は「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」と同じです。

具材の赤く着色されたかに風かまぼこが、さらにあのシーフード味を彷彿させますが……。

かやくを麺の上に乗せて、熱湯を注ぎ、こちらも3分待ちます。

ソースをかけて、かき混ぜて、ふりかけをかけたら完成です。魚介系の香りが食欲をそそります。

お湯を切ってソースとふりかけをかけて完成

3分後にお湯を切って、ソースをかけ、かき混ぜたら、ふりかけをかけて完成という手順は「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」と同じです。湯切りのお湯でぜひ中華スープも楽しんでください。

ソースをかけてかき混ぜても、麺自体にあまり色はつきません。ホワイト系といったところでしょうか。

思ったよりもガッツン系ではなく優しい魚介味の「やきそば弁当 シーフード味」

ソースをかけても、あまり色はつかない印象です。味についても、ガッツン系というよりは優しい印象。

もしかしたら、某超有名カップ麺のシーフードと同じ味のやきそばだったら、どうしようと思っていたのですが、そこまでガッツン系のシーフードではありませんでした。思ったよりも、薄味で優しい印象です。あさりやポークの旨味は十分感じられますが、こちらも結構上品系。そこまでガッツリジャンクなといった味付けではありません。おかげで麺が90gあるのですが、ペロッと食べてしまいしました。悪くありません。売り切れないうちに一度は挑戦しておきたい味です。

まとめ

お土産用などにまとめ買いするなら「サツドラ」などのドラッグストアがおすすめ

北海道といえば、お買い得系コンビニ「セイコーマート(セコマ)」が有名ですが、筆者は北海道に引っ越してきてから、ジュースやお酒、カップ麺などを買うのは「サツドラ」といったドラッグストアです。売り場の写真でも紹介しましたが、メーカー希望小売価格214円(税抜)の「やきそば弁当 北見焼肉味(ロコ・ソラーレ監修)」と「やきそば弁当 シーフード味」が116円(税込)などと激安なのです。カップ麺だけでなく、北海道土産の定番「サッポロ クラシック」や「ガラナ」なども、ほぼ定価販売のお土産屋さんやコンビニなどに比べるとかなりお安いので、まとめ買いならドラッグストアがおすすめです。

なかでも、筆者が「サツドラ」をおすすめするのは、店舗にもよりますが、セコマよりも夜遅くまで営業しているところもあるからです。そのためホテルなどで夜遅く近くにお土産が買えるところはないかと思ったら「サツドラ」でGoogleマップを検索するのもありでしょう。「サツドラ」と「セコマ」の両方を上手に使い分けるのが北海道上級者といえるかもしれません。

なお「やきそば弁当」の定番以外の新味は、気が付くと販売が終わっていることが多いので、見つけたら即買いが基本です。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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