「毎日の買い物はまず『ダイソー』から」をモットーに、毎日欠かさず巨大100円ショップチェーン『ダイソー(DAISO)』をパトロールする筆者が発見した気になるアイテム。『オーブントースター用スチーム皿(グラタン皿形)』を使うと、あの「バル●ューダ」級のトースターが焼けるって本当? 朝食は絶対食パン派の筆者がその違いを確かめてみた!
物価高の救世主。毎日食べる食パンだからこそ、おいしく食べたい!
「バル●ューダ」のトースターといえば、徹底した温度管理と蒸気の力で食パンに大革命を起こした人気商品。トースターでありながら定価約3万円の高価格商品にもかかわらず、今なお選ばれ続ける食パン好き必須の商品だ。
だが、前述のとおり高価格ゆえに手軽に手を出せるわけではない。筆者もいつか絶対に購入するぞ! と思いながら、長年使い続けているお手頃トースターを使い続けている。そんな折、まるで筆者のために作られたのではないかと思う商品を発見。それが『オーブントースター用スチーム皿(グラタン皿形)』(3.2×2.1×6.8cm・希望小売価格 税込110円・発売中)だ。
実はこれ、水を入れて食パンと一緒に焼くだけで、蒸気の力で焼き上げられるアイテム。以前にも同シリーズで丸形が発売されていたが、今回売られていたのは長方形のグラタン皿形。形状の違いがどう影響するのかについても確かめながら、その効果をレビューしていこう。
表面パリッと中はふわふわ。食感が劇的に変わった神アイテム!
今回は「ヤマザキ ロイヤルブレッド」4枚切りを、スチーム皿有りと無しで比較して食べてみた。
スチーム皿の使い方は簡単で、水を(最大3分の2まで)入れて食パンと一緒に焼くだけ。特に予熱などは必要ない。
画像上がスチーム皿なし、画像下がスチーム皿あり。焼き上がりにはとくに違いは見られないが、果たして……。
その違いは食感からはっきりと伝わってきた。普通に焼いた方は、表面のパリッと焼けた部分の食感が強く、中が柔らかい生地を押し潰すような食べ心地。一方、スチーム皿を使った方は表面のパリッとした食感はありつつも、すぐに中のもちもち生地を噛んでいるような食べ心地だ。
マニアックな表現すぎると怒られそうなので、断面を用いてご説明しよう。こちらは普通に焼いた食パンの断面。表面がカリっと焼けているが、その層が厚いことが分かるだろうか。おそらく食パンの水分がどんどんと蒸発し、表面がいい感じに焼ける頃には中の水分まで飛ばしてしまったのだろう。中身がスカスカにも見える(筆者の裂き方が下手なことには目をつぶっていただきたい)。
一方スチーム皿を使った方は、表面がカリッと焼けているにも関わらず、その層は薄く、中身は水分を保ったまま。もちろん焼き時間は同じだ(なんならこちらのほうが少し焦げている)。それにもかかわらず、蒸気の力で水分を極力飛ばさずに焼き上げられたことで、もちもち食感を活かした焼き上がりになったのだろう。そりゃあおいしいに決まっている。スチームの力恐るべし。
予想外の劇的変化は試す価値あり! 細長いから小さいトースターにも対応!
グラタン皿形(長方形)になった最大のメリットは、小さいトースターでも使えるようになったこと。筆者の家のトースターは2枚同時に焼けるが、この枚数だと円形のスチーム皿は置くことができない。しかし、今回のグラタン皿形はギリギリではあるが、すき間に置くことができた。小さな違いかもしれないが、わざわざグラタン皿形を発売したのはこういった需要を見込んでのことだろう。
水を入れて置くだけで、ここまではっきりと味が変わるとは正直予想外。どうやら日が経ってパサついた食パンにも使えるとのことなので、後日試してみたい。バルミューダを超えることはできないけど、バルミューダを購入するまでの繋ぎとして導入する価値は十分にあると思う。
入手は全国のダイソーで可能だ。
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