おいしいポップコーン、好きなのは王道塩味? ちょっとひねった「バターしょうゆ味」? それとも甘い方の定番「キャラメルポップコーン」? 今回は、甘い方の『マイクポップコーン キャラメル』を食べてみた。
なぜ、9月9日はポップコーンの日?
ジャパンフリトレーが2015年に、9月9日を「ポップコーンの日」と制定(一般社団法人 日本記念日協会により認定・登録)したのがはじまり。ポップコーン=POPCORNの頭3文字「POP」を鏡で見ると「909」に見えることが由来だ。多少の無理やり感はあるけれど、ポップコーン好きとしては何かしらアニバーサリーがあるのはうれしい。
甘い方のポップコーンの定番、『マイクポップコーン キャラメル』。実は甘い系のトウモロコシ粒は、ちょっと違う!
ポップコーンには大きく分けて、王道塩味(×バター)系とスイート系の2種類がある。近年おなじみになったのが、いわゆる「キャラメルポップコーン」に代表される甘い系のポップコーンだが、米国では1870年代から提供されてきたというから歴史は古い。
日本では映画館が巨大化したシネコン(シネマコンプレックス)や、東京ディズニーランドなどのテーマパークで提供されてきたことや、高級ポップコーンブームとなった2010年代なかばをきっかけに勢力を拡大。今となっては塩味系とともに一大勢力にのし上がった。
ただひと口にポップコーンと言っても、塩味系とスイート系は同じ乾燥した爆裂種(全部のトウモロコシがはじけるわけではない)のトウモロコシの粒が原料だが、塩味系は飛び散るようなかたちになるバタフライ型、スイート系はキャラメルなどの均一なコーティングがしやすい丸型がかわいい、マッシュルーム型に膨らむ爆裂種トウモロコシを使うのが基本だ。
ちなみに「マイクポップコーン」の定番商品と言えば、『バターしょうゆ味』(1983年/昭和58年〜)だが、そちらはバタフライ型を採用している。
甘くてパリサクッ! シネコンやテーマパークの味わいを自宅で手軽に味わえる
塩味系は、ちぎれかかった端っこの方がおいしいと思う筆者だが、スイート系ポップコーンもザクッとした食感がたまらないと思う。実際にわが家では映画を見るとき必ず、トウモロコシの粒をフライパンで弾けさせて自家製ポップコーンを作って出来たてを食べる習慣があるので、バタフライ型を甘くしてみたこともあるが、大違い。やはりマッシュルーム型でないとこのスイート系はおいしく仕上がらないのだ。
ジャパンフリトレー『マイクポップコーン キャラメル』(50g・想定価格 税込150円前後・2024年9月2日発売)はもちろんマッシュルーム型を採用し、同社が新たに開発した「シアー・キャラメル製法」を採用しているのが特徴だ。この技術により、一粒一粒にキャラメルシロップを均一に薄くまとわせることが可能になったという。
『マイクポップコーン キャラメル』を食べてみた〜ふんわりナチュラルな甘さで、コーンの旨味がしっかり伝わる
封を切るとたちまち、シネコンのロビーのようなカラメルの香りが鼻に飛び込んでくる。食べてみると、甘さはふんわりタイプでくどくない。サクッとした食感で、直火製法で炊き上げた香ばしいキャラメルコーティング。よくあるキャラメルが主役に躍り出ている甘みの強いキャラメルポップコーンとは違い、はじめ半分キャラメル味で後半はコーンの旨味が主役になる軽やかさがある。
いくらでも食べられるくどくないタイプ。キャラメル好きだけでなく、トウモロコシ好きにはたまらないおいしさに仕上げられていた。
しっかり食物繊維! 意外とヘルシーなポップコーン
『マイクポップコーン キャラメル』は一袋248kcal/糖質33.6g。ただトウモロコシ(米国産)由来食物繊維も1.9gとしっかり入っているのが特徴で、意外とヘルシー。パリッとサクッと、ふんわり甘い味わいはホームシアターの臨場感も高めてくれるに違いない。