乾燥の冬が今年もやってきました。我が家では4歳の息子がカイカイになるので、かなり深刻な問題です。加湿はしたいが、電気代は節約したい、そしてキレイな空気は守りたいという欲張りな筆者が、今年はモダンデコ「6.5L ダブル除菌 ハイブリッド式 UVライト+ヒーター除菌機能付き」を試してみました。
ダブル除菌構造で除菌率が99.4%というハイブリッドタイプ加湿器
スチームタイプ加湿器の電気代が高すぎる問題も解決してくれる?
某社のCMではありませんが、我が家では「乾燥の冬、日本の冬」問題が毎年勃発します。なぜなら4歳の息子は乾燥に弱く、ちょっと油断すると40%程度にまで湿度が低下する我が家では、乾燥肌でカイカイになってしまうのです。
しかも、今年の冬は、さらに次男が増える予定。当然、新生児も乾燥に弱い。そして、湿度が40%を切るとウイルスが活発になるという話もあります。冬のインフルエンザや新型コロナウイルスなどは恐ろしすぎます。
そこで当然、加湿器の出番となるわけです。筆者は以前、加湿器内の菌の増殖を恐れて、スチームタイプの加湿器を導入したのですが、24時間連続使用で電気代が月に5,000円近くアップすることを確認しています。
息子をカイカイから救うには仕方ないと思っていたのですが、最近電気式の小型のオイルヒーターを導入して、11月の脱衣場の暖房に24時間体制で使用する電気代がスチームタイプの加湿器とほぼ同じであることに気付いたのです。さすがに高すぎません?
そこで除菌対策のしっかりとした超音波式もしくはハイブリッド式の加湿器はないかと検討していたところ、モダンデコの加湿器が評判のよいことを知り、そのなかでも「楽天年間ランキング」2019〜2022年加湿器部門4年連続1位という「6.5L ダブル除菌 ハイブリッド式 UVライト+ヒーター除菌機能付き」(以下「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」)(https://www.modern-deco.jp/c/humidifier/jxh003j)にたどり着いたのです。実勢価格は税込12,999円。
ネット上での評判のよさもあるのですが、筆者が「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」の導入を決意した最大の理由は、特許取得済みだというダブル除菌構造の除菌率が99.4%だということ。まさに加湿はしたいが、電気代は節約したい、そしてキレイな空気は守りたいという欲張りな筆者の要望を満たす製品だったのです。
「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」を導入してみた
あきれるくらい細部までよく考えられた作りに驚く
今回筆者はモダンデコ「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」のグレージュを導入しました。カラーラインアップはホワイト、ブラック、グレー、パープルに筆者が選択したグレージュの5色です。
到着した「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」を開封して、細部を確認していったのですが、電源を入れる前から、細部までよくできていることに、半ばあきれるほど感心しました。一部を取り上げて列挙すると下記のようになります。
・6.5Lの大容量タンク
・上部給水+タンク給水の2WAY
・360度回転する2つの吹き出し口
・リモコンが付属
・内部パーツは丸洗い可能
・アロマオイルが楽しめるアロマトレー
・クリーニングブラシが本体フタ裏収納
それぞれを具体的に見ていきましょう。
最大60時間連続加湿可能な6.5Lの大容量タンク
「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」は25.6×34×20cmと、さほど大きくはないのですが、タンク容量は6.5Lとかなり大型です。ちなみに本体の重量は約3kg。筆者が以前使っていた加湿器は3Lだったので、2倍以上です。
おかげで、もっとも加湿量の少ない約110ml/hの加湿モードなら最大約60時間の連続加湿が可能だといいます。「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」の最大加湿能力は約550ml/hなので10時間以上、12時間近く連続で加湿することができます。
加湿器によっては、寝ている間に水が切れて加湿が止まっていることも珍しくないのですが、「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」は6.5Lの大容量タンクでそんな心配がありません。
上部給水+タンク給水の2WAYはちょっと驚くくらい便利
「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」の給水は上部給水+タンク給水の2WAYでとても便利といわれたときに、実はピンときていませんでした。なにが便利なのだろう? くらいに思っていたのです。
しかし、実際に使ってみると、これが本当に便利。「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」は本体のフタを外すとその下がバケツ状のタンクになっています。そのためフタを外して上部から水をそのまま給水することもできますし、一気に給水をするときはバケツ状のタンクの取っ手を持って外しタンクに水道などから直接給水しタンクを本体に戻すこともできる構造なのです。
おかげでちょっと足したいときはコップなどを使って上部給水。大量に給水するときはタンク給水と使い分けられます。これが予想以上に便利。
配置した位置に合わせて調整できる360度回転する2つの吹き出し口が快適
360度回転する2つの吹き出し口があるから、そんなに便利か? という疑問はもっともです。しかし、本当に便利なのです。「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」の吹き出し口は同心円状に配置された2つ。これが360度回転します。
これによって「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」を配置した位置から、どちらに加湿ミストを飛ばすかを決定できます。部屋の中心に配置されていれば、左右や前後にそれぞれミストを飛ばすこともできますし、2つの吹き出し口を同じ方向に向けることも可能です。
どんな加湿器にも搭載できるようなシンプルな構造なのですが、その便利さに気が付かないのか、これが意外と搭載されていません。
ベッドの中からや仕事をしながら遠隔操作ができるリモコンが付属
加湿器のリモコンなんている? と筆者も実は思いました。しかし「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」には、操作中以外はパネルを消灯しヒーター設定をオフにするスリープモードやチャイルドロック、タイマーといった機能もあるので、ベッドの中から出ないで、仕事をしながら動かずに設定を変更する際、確かにリモコンは便利なのです。
ただし、4歳の息子がいる筆者の家ではリモコン自体が行方不明になることもあるのですが、これは子育て家庭ならではの事情といえるでしょう。
本体以外の内部パーツが取り外しできて丸洗いが可能
「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」は通電している本体以外のパーツはかなりの部分が取り外し可能です。フタ、タンク、ミスト吹き出し口などが外れるしくみ。外した、これらパーツは丸洗いできるので、加湿器が菌の温床になることを防ぎ、清潔に保つことができます。筆者の心配はさらに軽減するのです。
スポンジが3枚用意されたアロマオイルが楽しめるアロマトレー
アロマオイルの香りを楽しむことができるアロマトレーが「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」には用意されています。アロマオイルをアロマトレー内のスポンジに垂らして香りを楽しむことができるしくみですが、このスポンジが3枚付属しているので、香りごとに使い分けたり、古くなったら取り替えたりできます。小さなことですが、このあたりにもこだわりを感じるのです。
細かな場所までキレイにできるクリーニングブラシが本体フタ裏収納
本当に細かな話なのですが「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」の細かな場所をキレイにするクリーニングブラシは本体のフタの裏に収納場所があり、そこに収納されています。多くの加湿器などでは、取扱説明書の袋などにいっしょに入っており、ちゃんと入れてありますから的な感じで付属していることが多いのです。
しかし「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」は本体のフタの裏に収納スペースを確保し、必要なときに簡単に取り出すことができます。細かな話ですが、こんな部分にも設計者たちのこだわりが表れているのでしょう。
「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」を実際に使ってみた!
電気料金は? 駆動音は? 使い勝手は? 実際のところ
さまざまなこだわりを細部にまで感じる「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」ですが、公式サイトによると電気代は下記のとおりだといいます。
同社従来品加熱式加湿器 1カ月の電気代 1,934円 最小消費電力 約260W
「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」 1カ月の電気代 134円 最小消費電力 約18W
加熱式、いわゆるスチーム式加湿器に比べると約93%も電気代が安くなるといいます。参考にはするものの、公式サイトのデータを筆者はそのまま鵜呑みにするタイプではないので、実際に1kwh35.5円とし計測してみました。
ただし、筆者は加湿量は2、湿度設定65%、UV除菌機能オン、ヒーターオフで24時間つけっぱなしにしています。ダブル除菌の除菌率が99.4%にひかれて「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」を導入したのになぜヒーターオフと思われるでしょう。
しかし、ヒーターをオンにすると当たり前ですがヒーターでタンクの水を加熱して熱除菌が行われます。結果「吹き出し口付近が高温になるので手で触れないでください」という注意書きレベルの温度になるわけです。4歳の息子にこれを守らせるのは不可能。しかも、彼が触れない位置への設置も不可能なのでヒーターを諦めたのです。
それでもUVライトだけでも最大除菌率は99.4%だというので、それに頼ることにしました。ヒーターオフなので定格消費電力は25Wしかありません。数日間24時間運転し続けたのですが、1日あたりの電気代は5円程度でした。1カ月を30日として約150円。
もはや気にするレベルの電気代ではないので、使いはじめてからずっと24時間運転です。また「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」で加湿できる広さは木造住宅で10畳、プレハブ住宅で17畳です。筆者の家は気密性の高い北国の耐寒住宅ではありますが、20畳近いリビングとキッチン、それと続く6畳の寝室と3畳の脱衣場も開けっぱなしですが、十分に湿度を保ってくれている印象です。予想以上。
ヒーターオフの超音波式だけで使っているからか、駆動音はほぼなし。動作している音が気になったことはありません。また高さ80cmほどのサイドボードに乗せて使っているのですが、加湿器から発生したミストで床が濡れるといった現状も発生していません。もしかすると筆者は理想の加湿器を手に入れたかもしれません。大満足。
ほぼ理想の加湿器を手に入れた筆者、意外な落とし穴が……
我が家に特殊事情により、次は「気化加湿器」を試すことになりそう
モダンデコの「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」は、ほぼ筆者の理想を満たす完璧といってもいい加湿器でした。大満足! 超おすすめ! で終了できるといいのですが、我が家では「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」を24時間運転するようになってから問題が発生しています。
それは、加湿がはじまると、それに反応して空気清浄機が動きはじめるのです。「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」から発生するミストの粒子は約10㎛。我が家の空気清浄機「Levoit Core 400S」は独自開発のレーザーセンサーで直径約0.3㎛の粒子を検出して自動運転します。おそらく加湿器が放出した水粒子に反応して、真夜中などでも突然かなりの勢いで自動運転をはじめてしまうのです。設置位置などを調整しても効果なし。
加湿器の「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」も、空気清浄機の「Levoit Core 400S」もどちらも悪くはないのですが……。とはいえ、無駄に空気清浄機が動く電気代ももったいないですし、突然真夜中などに結構な音で動き出す空気清浄機の起こされるのも腹が立ちます。
そんな不満を解消できないかと加湿器の解説WEBをみていると、みつけたのです。放出するミストの直径が最小0.01㎛という加湿器、しかもほぼ完璧と思った「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」と同じモダンデコの「5.5L 気化式加湿器 上部給水式」(税込12,999円)。これなら我が家の特殊事情による不満も解決してくれるのでは? と期待しています。
筆者の息子をカイカイから救う理想の除湿器を探す旅はまだ続きそうですが、モダンデコの「ダブル除菌ハイブリッド式加湿器」は、我が家の特殊な事情を除けば、ほぼ完璧な加湿器といえます。今年の冬の加湿器をと考えている方はぜひ購入を検討してみてはどうでしょうか。超おすすめ!
<公式サイト>
モダンデコ https://www.modern-deco.jp/