現在では、もともと高くなかった最大血圧はそのままで、心配の種だった最小血圧が、70mmHg台まで降下しています。担当の医師からも、「これなら、当分薬は飲まなくてもいいでしょうね」という、うれしい言葉をいただきました。【体験談】川上麻衣子(女優)
プロフィール
川上麻衣子(かわかみ・まいこ)
女優。1966年、スウェーデン・ストックホルムにて生まれる。1歳で帰国するも、小学生のときに再びスウェーデンに渡り、1年間現地の小学校に通う。中学生に進級してからは、日本で女優としてデビューし、『3年B組金八先生』(TBS)でブレイク。その後も女優業だけにとどまらず、歌手やバラエティーなど幅広いジャンルで活躍。現在は、テレビでの活動に加え、ガラスデザイナーとして、自身のブランドを展開。スウェーデンから直輸入したインテリアや小物などとともに、東京・谷中「SWEDEN GRACE」にて販売している。また、猫関連の本を著すほどの猫好きとして知られるほか、薬膳コーディネーターの資格を所持するなど、多彩な顔を持つ。
血圧を下げたかった
私がオクラ水を始めたのは、昨年の8月ごろのことでした。きっかけは、あるテレビ番組。そこで、オクラ水が取り上げられていました。オクラ水はダイエット効果に期待が持てるうえ、高血圧にもいいというので、とても興味を持ったのを覚えています。
というのも、私はちょうどそのころ、血圧のことで悩んでいたんです。悩んでいるといったら、大げさかもしれませんけれど、血圧がやや高めで、130mmHg台だったんですね(最大血圧の基準値は140mmHg未満)。担当の医師から、「降圧剤を飲んでみたら、いかがですか」とも、いわれ始めたやさきでした。
実は、私の家系は、父も母も高血圧。私自身も、きっとその体質を受け継いでいるのだろうと、以前から思っていました。
不思議と若いころは、最大血圧が100mmHgを切るほどの低血圧でした。しかし、その当時に診てもらった医師から、「あなたは将来、高血圧になるよ」なんて、いわれたこともあります。
幸い、これまで、特に大きな病気をすることもなく過ごしてきました。血圧も、昔に比べれば高くなりましたが、それでも最大血圧は基準値内で問題ありません。でも、ここ数年、最小血圧のほうだけが上昇してきて、100mmHgを超えるようになっていました(最小血圧の基準値は90mmHg未満)。
血圧というと、最大血圧の数値を気にしがちですが、最小血圧が高いのも、やはりよくないそうです。
医師に降圧剤を勧められたものの、私は気が進みませんでした。「降圧剤を飲み始めたら、ずっと飲み続けなければならないとしたら嫌だな」とか、「薬の害は大丈夫だろうか」とか、よくないことをいろいろ考えてしまうんです。
そこで、薬を飲む前に、自分でできる健康法などを試して、自力で血圧を下げる努力をしてみたいと医師にお話しして、薬を飲むのを待ってもらったのです。
そんなときに、オクラ水のことを知ったので、早速、試すことにしました。
飲み始めてあらためて感じたのは、オクラのネバネバのすごさ!水がネバネバするのには、ほんとうに驚きました。そのとき、こんなにネバネバするんだから、きっと体にもいいだろうなとも思いました。
オクラ水と納豆がお昼ご飯
私の作り方は、オクラ1パック(10本程度)を刻んで、500mlくらいの水にひと晩浸けておくだけ。そして、1日分としてコップ1杯分くらいを保存瓶に入れて、持ち歩いています。
というのも、私は、スウェーデンの北欧小物や、自分がデザインしたガラス作品などを販売するお店を開いています。そこで、実際に店番をすることもあるのですが、ちゃんとお昼を食べる時間が取れないことも多いのです。
そうしたときは、オクラ水をお昼がわりにします。そのまま飲むと、青くさい感じが少し気になることもあり、お昼がわりにするときはいつも、大好きな納豆と合わせています。
刻んだオクラと、1パック分の納豆を、コップ1杯分のオクラ水に入れ、納豆のたれを少々加えて食べると、とてもおいしいですよ。
そのほかの使い方としては、夏なら、そうめんのつけ汁にするのがお気に入りです。オクラ水にめんつゆを入れて、そうめんをつけて食べるのです。とてもおいしいので、暑いシーズンには欠かせません。
また、オクラ水は、アサリなどの貝類と合わせてもおいしいので、冬は白だしを使って、スープにして食べることもありますね。
マネージャーの血圧も下がった
こうして昨年の夏から、毎日オクラ水をとっていたところ、血圧が下がってきました!
現在では、もともと高くなかった最大血圧はそのままで、心配の種だった最小血圧が、70mmHg台まで降下しています。こんなに順調に下がるとは予想もしていなかったので、びっくりしました。
おかげさまで、担当の医師からも、「これなら、当分薬は飲まなくてもいいでしょうね」という、うれしい言葉をいただきました。
以前は、おなかがすくと、低血糖になるせいかフラフラすることがありました。でも、オクラ水を毎日とるようになって以来、そんな悩みとも無縁です。血圧以外の健康診断の数値にも全く問題ありません。
今では、冷蔵庫にオクラ水を常備しています。その様子をお昼の情報番組『ヒルナンデス』で取り上げていただいたところ、大変な反響があり、関心の高さを感じました。
ちなみに、同じく血圧で悩んでいた、同年代のマネージャーにも勧めたところ、彼女の血圧もみごとに下がりました(笑)。
女優のお仕事やデザインだけではなく、これからもやってみたいことがたくさんあります。そのためにも、健康が第一。今後も、オクラ水を続けて、血圧をはじめとする健康維持に努めていきたいですね。
毛細血管の血流がよくなり血圧が下がる(市橋クリニック院長 市橋研一)
オクラ水を飲んで血圧が下がった人は、私の患者さんにもたくさんおられます。オクラ水は、リンパ管内を流れるリンパ液をサラサラにして、血液もきれいにします。その結果、毛細血管の血流がよくなることで、血圧が下がってくるのです。
毛細血管の血流をよくすることは、細胞を元気にすることにつながります。いつまでも若々しく、健康にお仕事を続けていただくためにも、オクラ水をぜひ継続してください。
なお、私は食養生(食事で健康を維持する考え)の先生から「オクラ水の冷凍と加熱は厳禁」と教わりました。スープのように温かくして飲む場合も、40度以上に加熱するのは控えたほうがよいでしょう。
別記事:オクラ水の作り方・飲み方→
※この記事は『壮快』2019年8月号に掲載されています。