座りっぱなしのデスクワークで、気づけば内臓脂肪が…。そんな筆者のようなデスクワーカーに、新たなるデスクサイドドリンクが登場。「特茶」ブランドから、飲むだけで内臓脂肪対策ができるという夢のような水『特水(とくすい)』です。とはいえ、その味は普通の水と変わらず飲みやすいの?
【デスクワーカー必見】『特水』は座りっぱなしの救世主!しかもカフェインレス
毎年の健康診断で、内臓脂肪の数値を見るたびにため息が出ます。「運動しなきゃ」と思いつつ、撮影以外はほぼ座りっぱなしのデスクワークで1日が終わり、ジムに通う気力も湧きません。
そんな折、「特茶」ブランドから水が出たというニュースが飛び込んできました。“え、どういうこと? お茶じゃなくて水なのに特茶ブランド?”と混乱しました。
「飲むだけで内臓脂肪を減らすのを助ける」というのは、デスクワーカーにとってこれ以上ない朗報ですし、お茶だとどうしてもカフェインが気になってしまいますが、水なら大丈夫なはず。試してみましょう。
「特茶」ブランドが生んだ”水”、その正体は「米ぬか」!?
今回レビューするのは、サントリー食品インターナショナルから発売された『特水』(とくすい)(600mlペットボトル・税込162円・2025年10月21日発売)です。言わずと知れた「特茶」ブランド初の水カテゴリー商品で、機能性表示食品に分類されます。

公式サイトより
そもそも「特茶」といえば、ケルセチン配糖体配合で「体脂肪を減らすのを助ける」特定保健用食品(トクホ)の目玉商品。2013年の発売以来、11年連続でトクホ茶市場売上No.1※を独走する人気ブランド。緑茶だけでなく、ほうじ茶、ジャスミン茶、ブレンド茶など、バリエーション豊富なラインナップで多くの人に愛されています。そのブランドが満を持して投入する「水」とあれば、期待値が上がるのも無理はありません。

特茶と違いトクホ製品ではないものの、健康を意識したドリンクブランドから、特別な水=特水?
『特水』の最大の特徴は、『特茶』とは違い、機能性関与成分「HMPA」を含んでいる機能性表示食品なこと。これは「米ぬか発酵物由来の植物性ポリフェノール」で、BMIが高めの方のお腹の脂肪、つまりは内臓脂肪を減らすのを助ける機能が報告されているといいます。

玄米を精米するときにできるのが「米ぬか」
しかも、この成分はほぼ無味無臭・無色。サントリーでは約50種類の機能性成分の中から、この特性を持つHMPAを見つけ出し、初めて採用したそうです。つまり、機能性を持ちながら普通の水と変わらず飲める、というのがメーカー公式見解です。果たして本当なのでしょうか。
『特水』と『サントリー天然水』を飲み比べ。その違い、分かるかな?
疑ってばかりいても仕方ありません。普段からデスクで飲むこともある『サントリー天然水』と飲み比べて、その味わいを確かめてみました。
まず見た目ですが、どちらも無色透明です。グラスに入れてしまうと全く区別がつきません。次に香りを確かめてみましたが、こちらもほぼ無臭。機能性成分特有の香りといったものは一切感じられません。色もニオイも、本当に水そのものです。そして、いよいよ肝心の味はどうでしょうか。
最初に『サントリー天然水』を飲んでみます。この水はケースで買って飲むこともあるのでよく知っていますが、まろやかですっと喉に入って潤います。次に、満を持して『特水』を口に含みます。
ゴクリ…。おや、これは意外です。公式のアナウンス通り、ほとんど「水」なのですが、じっくりと味わってみると、後味にほんのわずかに酸味のようなものを感じました。なんていうか…硬水ほどではないものの、若干の引っかかりがあるような気もします。とはいえ、米ぬかの味がするわけではありません。実際言われてないと絶対気づかないレベルで水だと思うはず。
筆者は、(漬物から発見された)植物性発酵乳酸菌ドリンクを飲むこともあるため、米ぬか発酵物を原料とする『特水』なので、“ぬか漬けのような味がする水なのかな?”と正直おびえていたのですが……。

写真左:特水、右:天然水
ただ、これはあくまでも「違いを探そう」と意識して飲んだからこそ感じたもの。『特水』だと知らされずに飲んだら、まず気づかない些細な違いです。お茶のカフェインが気になる人、お茶ばかりで飽きた人や、食事の味を邪魔されたくない人でも、全く抵抗なく日々の水分補給に取り入れられるはずです。
デスクワーカーこそ要注意!内臓脂肪リスク

医学博士。日本形成外科学会専門医。分子栄養学認定医。医療法人山本メディカルセンター理事長・院長。「あさイチ」(NHK)、「林修のレッスン!今でしょ」(テレビ朝日系)などのテレビ出演や講演などでも活躍。著書に『「内臓脂肪がなかなか減らない!」という人でも勝手に内臓脂肪が落ちていく食事術』(アスコム)がある。
まあどれも正論で、健康のためには欠かせないことなのでしょう。しかし、忙しいデスクワーカーにとって、これらすべてを実践するのは正直ハードルが高いですよね。
デスクに『特水』を常備。この健康習慣ならデスクワーカーも明日から始められる!
そこで『特水』の出番です。摂取目安量は1日1本(600ml)。朝出社してデスクに置き、パソコンに向かいながらゴクゴク飲むだけ。いつもの水分補給を『特水』に置き換えるだけでいいのです。
正直言うと、“1本程度しか飲めないのか…”とも思いましたが、続けることに意義がありそうなので。
座りっぱなしのデスクワーク中、運動する時間も気力もない。そんな筆者のような方にこそ、この『特水』は最適です。デスクワークの増加による活動量の低下が内臓脂肪蓄積の大きな要因なら、せめて飲み物だけでも対策しようではありませんか。パソコンに向かいながら、いつものペットボトルを『特水』に替えるだけで内臓脂肪対策になるなら、こんなにラクなことはありません。
最近はダイエットのために水をたくさん飲む人も増えています。どうせ水を飲むなら、健康診断で内臓脂肪が多いと言われたデスクワーカーは、普通の水よりもこの特別な水・『特水』を選んだ方が、もしかしたらラクして痩せられるのかも…?そんな淡い希望を抱かせてくれる商品です。
もちろん、これを飲んだからといって暴飲暴食・運動不足が許されるわけではありません。しかし、「まずは何か一つ始める」きっかけとしては、これ以上ないほどハードルが低いと言えるのでは?
特別な努力を必要とせず、いつもの習慣に組み込むだけで始められる手軽さ。これは三日坊主の筆者にとって何よりの魅力です。BMIちょい多めの筆者は、今日から毎日デスクに『特水』を常備しようと思います。もはやこれで内臓脂肪が減ったも同然です!?
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