2025年に登場して強烈な喫味でスモーカー界隈を騒然とさせた、プレミアムな機種『glo™ Hilo/グロー・ヒーロ』シリーズ。紙巻きタバコを思わせる強烈な吸い応えで人気の同機種で使える、グロー・ヒーロ専用たばこスティック「ヴァルト」全10種(2026年9月4日時点)を、加熱式たばこを草創期から見つめてきた筆者が吸い比べてみました。
嗜好品レビュー専門家。紙巻きたばこはもとより、加熱式たばこブーム黎明期より、発売されたすべてのデバイスや専用スティックのレビューを、さまざまなメディアで展開。ヘビースモーカー。
- 「グロー・ヒーロ」の特徴~ハイパー・シリーズとは互換性なし
- 現行全10種類のヒーロ専用『ヴァルト』を吸ってみた!
- 【レギュラー】『ヴァルト・ダーク・タバコ』
- 【レギュラー】「ヴァルト・バランスド・タバコ」
- 【カプセル入りメンソール】「ヴァルト・アイスド・メンソール・クリック」
- 【カプセル入りメンソール】「ヴァルト・メンソール・クリック」
- 【カプセル入りメンソール】「ヴァルト・ミント・クリック」
- 【カプセル入りフレーバーメンソール】「ヴァルト・アイスド・ベリー・クリック」
- 【カプセル入りフレーバーメンソール】『ヴァルト・ベリー・クリック』
- 【カプセル入りフレーバーメンソール】「ヴァルト・メロン・クリック」
- 【カプセル入りフレーバーメンソール】「ヴァルト・ブライト・チェリー」
- 【カプセル入りフレーバーメンソール】「ヴァルト・ブライト・ピーチ・クリック」
- まとめ:ガツンと濃厚味を実現するヒーロの魅力を堪能できる10種類
「グロー・ヒーロ」の特徴~ハイパー・シリーズとは互換性なし

(写真左から)「グロー・ヒーロ・プラス」「グロー・ヒーロ」写真は限定カラーのエメラルド。・glo公式オンラインストア、gloストア銀座で2026年8月3日数量限定発売。
忘れてはいけないのが、「グロー・ヒーロ/glo™ Hilo」(税込3,980円)および「グロー・ヒーロ・プラス/glo™ Hilo Plus」(税込6,980円)と、「グロー・ハイパー」シリーズは、たばこスティックの互換性がないこと。ヒーロ用スティックはハイパーで吸えませんし、ハイパーでヒーロ用スティックは吸えません。
使用できるのは従来製品と互換性の無いたばこスティック「virto(ヴァルト)」(20本入・税込580円※2026年10月1日より税込600円)のみです。
現行全10種類のヒーロ専用『ヴァルト』を吸ってみた!
【レギュラー】『ヴァルト・ダーク・タバコ』

最初はやはりレギュラーの『ヴァルト・ダーク・タバコ』から。香料などの影響を受けないため、タバコデバイス本来の実力がわかりやすいからです。ますは「スタンダードモード」で一服。ダークという名称からよくある燻製臭のするタイプかと甘く見ていたら、ガツンとした高級シガータイプのアロマとともにタバコ葉の旨味が襲ってきます。重い、ビリビリ来る、ニコチン特有の辛味もあるという三本柱で紙巻きフィールを感じます。
これはうまい。タバコ葉の味わいが好きな人、濃厚な洋モクタイプが好きな人なら、ハマるはず。
「ブーストモード」では、グッと吸い込むと、強烈。一気にいがらっぽさが急上昇し、紙巻き感が炸裂。本当に火が付いていないのか疑ってしまうくらいのインパクトです。もわもわとスティックの横から蒸気が湧いてくるのも迫力です。
【レギュラー】「ヴァルト・バランスド・タバコ」

もう一つのレギュラーが「バランスド・タバコ」。スタンダードモードで吸って驚いたのが、ライト/マイルド系タバコのタール値高めの酸味と調和した味わいが、タバコ葉の旨味と共にガンとやってきて、こちらの方が紙巻きタバコ的な味わいが強いよう。吐き出す蒸気も心地よい酸っぱさが混じり、スムーズながらしっかりとうまいのが特徴。
もう一つ驚きがあって、それはブーストモードで吸ったとき。はじめにキンとした紙の燃えるような金属系の酸味と、ニコチンの辛みが調和して、紙巻きファンがもっとも納得しそうな味わいに。
【カプセル入りメンソール】「ヴァルト・アイスド・メンソール・クリック」

『ヴァルト』はレギュラー以外、すべてカプセル入りです。メンソールやフレーバーをフィルターなどに染みこませると、箱を開けた瞬間から清涼感が劣化しはじめるので、閉じ込めるのは正解だと思います。カプセルなら、潰したときがいつも開けたてということになりますからね。
『アイスド・メンソール・クリック』は、「マールボロ・ブラックメンソール」をルーツに持ち、人気のある「ブラメン系」。甘さ控えめで強冷感のメンソールタイプです。カプセルというと味変用に吸ってる途中で切り替えることができるものですが、BATによると現実には70%以上の人々が、最初からカプセルを潰して吸っているのだそう。
スタンダードモードで味わうと、いきなり喉奥への冷感ストレートパンチ。冷えます、喉が。その後に駆け足で追いかけてくるのがタバコ葉の旨味とメンソールの苦味。これがなんともうまい。
【カプセル入りメンソール】「ヴァルト・メンソール・クリック」

「自分はメンソールが吸いたいわけではなく、タバコが吸いたいんだ!」と思う人には、しっかりとしたタバコ葉の旨味と苦味、そこに甘すぎないメンソールが調和する『ヴァルト・メンソール・クリック』がおすすめ。
スタンダードモードでは、野太いメンソール感と、辛すぎない清涼感がニコチンの辛味と共にまっすぐに喉奥に向かってくるタイプです。
ブーストモードでもケミカルさの無い辛口ペパーミント感が広がった上で、ビリビリとしたタバコ葉の苦味も登場。メンソール派脇役派の人に。
【カプセル入りメンソール】「ヴァルト・ミント・クリック」

これも清涼感MAXというよりも、本来のメンソールタバコらしい味わいの『ヴァルト・ミント・クリック』。スタンダードモードでは、フリスク的なフィーリングもあるけれど、ペパーミント一辺倒では無く、スペアミントの甘さと柔らかさが目立って爽やかにキメられます。
ブーストモードで吸うと、一気にニコチンの辛味が前面に出てきて主役が交代。タバコ7:メンソール3くらいのバランスとなって、これはこれでタバコとしてうまいです。
【カプセル入りフレーバーメンソール】「ヴァルト・アイスド・ベリー・クリック」

ベースになっているのは「ヴァルト・アイスド・メンソール・クリック」。そこに爽やかなベリー風味を追加して、いわゆるブラメン系の硬派な冷感フレーバーメンソールでありながらフルーティーなのが『アイスド・ベリー・クリック』です。清涼感が喉にはしっかりビリビリ届いているのだけれど、心憎いことにベリー風味がうまくフォローして、いくぶんまろやかに味わえるように仕組まれています。
ブーストモードで吸うと、紙巻きテイストがアップ。それでもベリー風味がスマートに雑味をマスキングしているのでおいしい。ただちょっとケミカルさを感じる部分もありました。
【カプセル入りフレーバーメンソール】『ヴァルト・ベリー・クリック』

フレーバー系メンソールで王道と言えば、やっぱりベリーメンソール。なんと2つもベリーがあるのに驚きます。『ヴァルト・ベリー・クリック』は同じベリーでも、ジューシーさが強いタイプ。甘酸っぱいベリーならではのフレーバーに、ほどよく追加されるタバコ味がスパイシーに感じます。
ブーストモードにすると、ジューシーさの中にわずかに感じられるケミカル感がほどよく飛んで、おいしく味わえます。
【カプセル入りフレーバーメンソール】「ヴァルト・メロン・クリック」

メロン味のタバコ。これまた思い切ったことを……と初対面の時に思っていましたが、素直においしい不思議。
スタンダードモードで実際に吸ってみると、実に爽やかなメンソールに、国産のおいしい赤肉メロンの果皮の香りも含んだ自然なメロンフレーバーでした。これは素直においしいと言えます。
ブーストモードでもケミカルさを感じないし、ありがちなバブルガムテイストに寄ることもなく、自然なままのメロンとタバコ味の組み合わせ。こんなに相性がいいとは、驚きました。
【カプセル入りフレーバーメンソール】「ヴァルト・ブライト・チェリー」

『ヴァルト・ブライト・チェリー・クリック』は、カプセルメンソールタイプのフレーバーメンソールです。フィルターに仕込まれたフレーバーカプセルを潰すことで、味わいがガラッと変わる仕組みになっています。
実際にスタンダードモードで吸ってみると、フルーティーでジューシーな赤いベリーの甘酸っぱさがメインで、メンソールがすっきり感で覆います。ヒーロでヴァルトというと、ともかく強烈ガツン喫味のイメージがありますが、ブライト・チェリーはちょっと異色。むしろ爽やかで甘酸っぱくて、ヤニ感少なめの吸いやすい味に仕上がってました。
ブーストモードに切り替えて味わうと、事態は急変。スタンダードモードの軽やかな華やかさとはまた違った、力強くもジューシーな味わいが楽しめる味わいがいい感じ。
【カプセル入りフレーバーメンソール】「ヴァルト・ブライト・ピーチ・クリック」

「ヴァルト・ブライト・ピーチ・クリック」(2026年7月27日発売)は、完熟桃の味わいとのこと。これも「ブライト・チェリー・クリック」同様に、爽やか路線のようです。
スタンダードモードで吸ってみると、確かに甘熟ピーチのみずみずしくも濃いめの甘いフレーバーがほとばしります。タバコ感はしっかりあるものの、イガイガとするタイプではなく、重みがありつつもマイルドな印象。
桃タバコというのは珍しいですが、これはこれで楽しい味わい。メンソールもほどよく、ピーチミント系が好きで、ゆっくり味わいたい人ならきっと気に入るはず。
ブーストモードでは、一気にヤニ感が沸き立って、桃の甘みが強調されるフィールに。罪深いタバコ感が盛り上がりながら、爽快メンソールとともに甘みを追加する、エキゾチックな仕上がりになりました。みずみずしさを味わいたい人なら、スタンダードモードの方がおすすめです。
まとめ:ガツンと濃厚味を実現するヒーロの魅力を堪能できる10種類
現在1箱580円の「ヴァルト」ですが、2026年10月1日からはついに税込600円と、百の位が変わります。
お財布には厳しくなりますが、ヒーロならではの重厚さ、深み、吸い応えはなかなか他では得がたいものです。今回紹介した10種類はどれも個性が炸裂する独自路線の味わいの製品ばかり。
極上のやすらぎのひとときを、贅沢感たっぷりに味わうなら、プレミアムラインであるヒーロ×ヴァルトの世界観はそれだけの価値があるのではないでしょうか。
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