厚さ8.3ミリで持ち歩きにも最適な軽量Surfaceがお目見え!
マイクロソフト
Surface Go
実売価格例:8万9420円(MCZ-00014モデル、本体のみ)
世に2in1端末の存在を知らしめた「Surface」シリーズに新たなラインアップが加わった。その名も「Surface Go」で、わずか522グラムの軽量筐体を実現した10型モデルとなる。なりは小さいが、SurfaceシリーズのDNAはしっかり継承。例えば、オプションのタイプカバーキーボードを装着することで、ノートパソコンとして利用できるのは、これまで同様。背面には無段階式のキックスタンドを搭載し、最大165度まで自由に角度を調節できる。
さらに、1800ドット×1200ドットの高解像度ディスプレイはタッチパネル付きで、オプションの「Surfaceペン」を使えば、4096段階の筆圧検知を駆使したメモ書きも行える。加えて、Windows Hello対応の顔認証機能を備え、パスワード入力なしでサインインすることも可能。このように、人気の機能はもらさず押さえており、「Surface」の名に恥じない端末だといえる。
●スタイリッシュな純正アクセサリーも充実
しかし、本機を12.3型モデルの兄弟機「Surface Pro」のコンパクト版と考えるべきではない。というのも、本機のスペックは、CPUには2コアのPentium Gold、メモリーは上位モデルで8Gバイトと、多少甘めに見積もってもミドルレンジ級であり、高性能なSurface Proとは少なからず隔たりがあるからだ。もちろん、オフィス文書の作成や、ウエブの閲覧程度なら十分すぎるほどだが、高解像度のフォトレタッチやムービー編集などのクリエイティブ用途には実力不足といえる。
とはいえ、性能面さえ割り切れれば、本機は最高の「持ち歩きPC」となりうる。2in1機構や豊富なオプションなど、Surface独自のメリットを余すことなく享受できるうえ、バッテリー持続時間は最大9時間とモバイル性能も申し分なし。出先でちょっとしたパソコン作業をするなら、よき相棒になってくれるはずだ。
●教育機関向けに低価格モデルも用意
解説/篠原義夫(ガジェットライター)
※価格は記事制作時のものです。