宅配をお願いすることが多くなり、再配達問題もそれに従い多くなっている。それを緩和するサービスや商品が増えている。LIXILは「 スマート宅配ポスト」、パナソニックホームズの「Sm@artGran」ではIoT対応宅配ロッカーを設置、ネスレ/佐川急便は、自宅が宅配ボックスになるユニークなサービスMACHI ECO便など、再配達問題を解決するIoT宅配ポストや新サービスが開始され注目だ。

LIXIL
スマート宅配ポスト
価格:28万7280円(ファンクション仕様価格例)

宅配ボックスとポスト、インターホンなどを一体としながらも、スッキリとした見た目。宅配ボックスは、2リットルペットボトル6本入りケースが二つ収まる大容量サイズ。自宅内に設置したホームユニットを介して無線LANに接続する仕組みで、スマート宅配ポストとホームユニット間の通信には、コードレス電話などで使われるDECT方式が採用されている。

●荷物の有無や解錠操作などをガイドしてくれる操作パネル

画像: 二重扉を採用しており、内部には施解錠の状態や荷受け状況も一目でわかる操作パネルが設置されている。

二重扉を採用しており、内部には施解錠の状態や荷受け状況も一目でわかる操作パネルが設置されている。

賃貸住宅も一戸建ても便利な宅配向けサービスが登場!

運送業界の人手不足など物流危機が深刻だ。背景には、ネット通販やフリマアプリの普及などで取り扱い量が急増し、配達時間指定や再配達も増えているという要因がある。そこで、さまざまな企業が、解決のための商品やサービスを打ち出している。

まずLIXILは、戸建て住宅の玄関先に設置する「スマート宅配ポスト」を発売した。宅配ボックスとポスト、インターホンなどが一体化されたもので、同社初のIoT対応宅配ボックスだ。

従来の宅配ボックスとの違いは、スマホとの連係にある。荷物が届いた際にスマホへ通知してくれるほか、カメラ機能で荷物を見守ることも可能。また、すでにボックス内に荷物が入っている状態でも、宅配業者とカメラを通じて会話しながらスマホで解錠することで、別の荷物の受け取りが可能になるなど、柔軟な対応ができることが特徴となっている。

賃貸住宅も進化を見せている。例えば、パナソニックホームズがこの9月に第1号物件を完成させた「Sm@artGran」では、IoT対応宅配ロッカーを設置。荷物の到着をメールで知らせてくれるほか、ネットスーパーで購入した食品などの受け取りも可能だ。

パナソニックホームズ Sm@rt Gran

画像: 東京都杉並区に完成した「Sm@rt Gran荻窪」。スマート宅配システムだけでなく、スマート設備コントロールとスマートキーシステムも備えた先進のIoT賃貸住宅だ。

東京都杉並区に完成した「Sm@rt Gran荻窪」。スマート宅配システムだけでなく、スマート設備コントロールとスマートキーシステムも備えた先進のIoT賃貸住宅だ。

一方、宅配ボックスとは別のアプローチもある。ネスレは、佐川急便と共同で、自社の定期便利用者向けの配送サービス「MACHI ECO便」を開始した。

このサービスでは、協力者の自宅などに「ECO HUB」と呼ばれるストック拠点を設置。この拠点まで配送された商品を、サービス利用者が自分で取りに行くか、協力者に配達してもらうかを選べる仕組みだ。協力者には謝礼が支払われ、商品を自分で取りに行く場合は代金の割引を受けられることがメリットとなる。

●自宅が宅配ボックスになる!?ユニークなサービスも運用開始

ネスレ/佐川急便  MACHI ECO便

画像: 協力者の自宅などに「ECO HUB」と呼ばれるストック拠点を設置するサービス。

協力者の自宅などに「ECO HUB」と呼ばれるストック拠点を設置するサービス。

画像: 東京都内の「ECO HUB」には、専用の宅配ロッカーを設置。今後はP&Gやファンケルなどの通販商品も対象にしていく予定だ。

東京都内の「ECO HUB」には、専用の宅配ロッカーを設置。今後はP&Gやファンケルなどの通販商品も対象にしていく予定だ。

物流危機は、運送業界だけで解決できる問題ではない。一人一人が、自分の住環境や生活スタイルに合った商品やサービスを導入するなど、意識を高めることが大切だと認識しておきたい。

テキスト/加藤 肇(フリーライター)

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