我慢するダイエットは絶対に続きません!我慢でやせても必ずリバウンドします。ストレス食いが止まらないという人は、おでこをペチペチしてみてください。「そんなことで」と思われる人もいるかもしれませんが、ささいなことが案外ダイエットを成功に導いてくれるものです。【解説】浜田ブリトニー(漫画家)
解説者のプロフィール
浜田ブリトニー(はまだ・ブリトニー)
元ホームレスギャル漫画家としてTVやメディアで話題に。現在はギャル社長漫画家として、株式会社PIECE EIGHTを設立。都内新宿区に多目的パーティースペース「オカオカハウス」をオープンするなど、多角的に活動している。2018年にシングルマザーとして一人娘を出産。その後、娘の父親であるいわみんと今年3月に入籍。高齢シングルマザーとしての妊娠・出産をまとめた最新刊『パネェ!出産』(集英社)が好評発売中。
爆食いが抑えられる
ダイエットに苦戦している人は多いでしょうが、特に大変なのは食欲を抑えることなのではないでしょうか。
そんなかたにぜひやっていただきたいのが、人さし指で30秒間おでこを軽くたたく「おでこペチペチ」です。これだけで、「食べた~い!」という気持ちをグッと我慢できます。
漫画家の私が、なぜこんなことを知っているのかというと、私もかつて、食べたい気持ちを我慢するダイエットをくり返し、失敗ばかりしていたからです。
我慢するダイエットは絶対に続きません!我慢でやせても必ずリバウンドします。私もリバウンドをくり返した結果、8kgも増えてしまいました。
ちなみに、私はダイエットを機に、ダイエットアドバイザーと肥満予防健康管理士の資格を取りました。
そんな私が、飲み会やパーティーの席で、たくさんのおいしいものを目の前にしたときに必ずするのが「おでこペチペチ」なのです。
おでこをペチペチしながら頭の中で「落ち着け、落ち着け」と唱え、脳に言い聞かせます。これで本能のままに一気に口に運ぶ”爆食い“が抑えられます。
食欲もストレスも抑えられる
一見おまじないのようですが、おでこをペチペチするたびに頭全体に軽い振動が行き渡り、その振動が「食べすぎてはいけない」という意識を呼び起こします。
ペチペチとたたくのは「タッピング」といって、指圧の手技の1つで、食欲をコントロールする効果があるとされています。
また、おでこには、心の目ともいわれる「第三の目」があるそうです。ここをソフトにタッピングすると、第三の目にもよい刺激が伝わって、それが心のコントールにつながるのかもしれません。
「おでこペチペチ」は食欲だけでなくストレスも抑えてくれます。ストレスを感じるとまっ先に向かうのが、食欲による解消です。食べることが、不安を和らげる働きをするからです。
でも、ストレスでドカ食いした後は、必ず後悔しますよね。それがまたストレスになるという悪循環が続くと、健康まで害することになりかねません。
「おでこペチペチ」はストレスと食欲の両方を抑えてくれるので、ストレス食いが止まらないという人は、おでこをペチペチしてみてください。
「そんなことで」と思われる人もいるかもしれませんが、ささいなことが案外ダイエットを成功に導いてくれるものです。
【おでこペチペチのやり方】
“爆食い”しそうなときやストレスを感じたら、おでこを人さし指で軽くペチペチしながら、頭の中で「落ち着け、落ち着け」と唱える。
少しの我慢でゆっくりやせる
私も以前は、ものすごい量を食べていました。2010年に漫画家としてデビューしてから、常に締め切りに追われる生活で、毎日がかなりのストレスでした。それを食べることで解消していたのです。
慢性的な睡眠不足でもありましたから、眠気を覚まそうと、また食べていました。牛丼のあとにポテトチップス1袋、デザートにアイスなんていうのは序の口で、とにかくものすごい量を食べていたのです。
おまけに野菜が嫌いで、炭水化物類が大好き。ご飯ととんかつ、コロッケなどの揚げ物や肉の組み合わせは至福でした。ハンバーガーも間食でよく食べていました。プリンやアイスなどのスイーツも外せません。
運動嫌いなので、運動はしません。食べるの大好き人間が、運動もせず、食べるのを我慢するダイエットをした結果、リバウンドして8kg太った、というわけです。
極端な我慢は間違いだと気づいてからは、「おでこペチペチ」を取り入れ、少しの我慢でゆっくりやせることにしました。その結果、35kgまでやせることができました。
昨年、妊娠・出産して、また20kgほど増えてしまいました。しかし今度は、おでこペチペチダイエットで学んだ知識で10kg減らすことができました。
あと10kgも、ゆっくりジワジワと減らしていくつもりです。おでこをペチペチしながらがんばります。