ここでは、Androidの売れ筋を紹介する。2019年10月から通信料金と端末代金は完全に分離することが義務付けられ、端末代金の値引きは最大2万円までというルールが設けられた。端末料金が高くなったと感じる人も少なくないだろう。そうした印象を薄めるためか、各社ともに低価格モデルの強化が見られる。
2020年版 スマートフォン選び方&使い方「Androidの売れ筋」
2万~4万円でこの性能! エントリー&ミドルがこれからの売れ筋になる!
2019年10月から通信料金と端末代金は完全に分離することが義務付けられ、端末代金の値引きは最大2万円までというルールも設けられた。
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従来、大手キャリアが導入していた「月々サポート」「毎月割」「月月割」といった割引がなくなり、端末代金が高くなったと感じている人も少なくないだろう。
そうした印象を薄めるためか、各社は低価格モデルのラインアップを強化している。
高コスパの低価格モデルが市場を牽引
ドコモは、秋冬モデルの5機種のうち2機種が2万~3万円台の価格モデルだ。約5・8型の大画面ディスプレイを搭載するGalaxy A20は2万1384円。画面解像度が1560ドット×720ドット、アウトカメラが800万画素、という低めのスペックだが、防水・防塵に対応し、おサイフケータイも利用でき、ふだん使いには十分な仕様を備えている。
約5.5型のIGZO(イグゾー)ディスプレイを搭載するAQUOS sense(アクオス センス)3は3万1680円。約1200万画素のデュアルカメラを搭載し、メモリーは4Gバイト、バッテリーは4000ミリアンペアというミドルクラスのスペックを備えている。どちらも、以前なら、1万~2万円は高くてもおかしくない仕様だ。
auは、ドコモ同様Galaxy A20とAQUOS sense3を用意するほか、ソニーモバイルのXperia 8も、3万9360円と3万円台で投入する。
ソフトバンクの秋冬モデルはハイスペック機中心で、サブブランドのワイモバイルに低価格モデルを集中させる戦略。Libero S10は、1万4400円の激安モデル。このほか、京セラ製のAndroid One S6などをラインアップ。
2万円の低価格機も投入!
サムスン
Galaxy A20
実売価格例:2万1384円
販売:ドコモ、au
顔認証
メインカメラ | ディスプレイ | |||
800万画素 | 5.8型 液晶 |
シャープ
AQUOS Sense3
実売価格例:3万1680円
販売:ドコモ、au、SIMフリー
顔認証、指紋認証
メインカメラ | ディスプレイ | |||
1200万画素×2 | 5.5型 液晶 |
さらに、4万円台のシャープ・AQUOS sense3 plus(アクオス センス スリー プラス)なども含め、低価格モデルが今後の売れ筋になっていくだろう。
シャープ
AQUOS Sense3 plus
( AQUOS Sense3 plus サウンドau版)
実売価格例:4万6080円
販売:au、ソフトバンク
顔認証
メインカメラ | ディスプレイ | |||
1310万、1220万画素 | 6.0型 液晶 |
ワイモバイルは低価格機中心
ZTE
Libero S10
実売価格例:1万4400円
販売:ワイモバイル
ディスプレイ内蔵:指紋認証
ディスプレイ:5.7型 液晶
メインカメラ:1300万、200万画素
京セラ
Android One S6
価格未定
販売:ワイモバイル
ディスプレイ内蔵:指紋認証
ディスプレイ:5.84型 液晶
メインカメラ:1600万、800万画素
解説/村元正剛(ITライター)
※価格は記事作成時のものです。