仕組みとしては、以前からあるプリペイド式の電子マネー「au WALLET」のプラスチックカードの代わりに、スマホのコード決済を利用するものと考えるといい。そのため、au PAYも「au WALLET」アプリから使うようになっている。auユーザー以外は、アプリ初回起動時に「au ID」を取得する必要がある。
auユーザーだと、還元率をアップできるメリットがある
au PAYは、もともとauユーザー専用サービスだったが、2019年8月からauユーザー以外も利用できるようになった。
仕組みとしては、以前からあるプリペイド式の電子マネー「au WALLET」のプラスチックカードの代わりに、スマホのコード決済を利用するものと考えればいいだろう。
そのため、au PAYも「au WALLET」アプリから使うようになっている。
auユーザー以外は、アプリ初回起動時に「au ID」を取得する必要がある。
■au PAYの使い方はこれ!
使うのは「au WALLET」アプリ
au Pay専用アプリは存在せず、既存の「au WALLET」アプリの「au PAY」タブで利用する。WALLETの残高がau PAYで使える。
プリペイド(前払い)専用のサービスなので、チャージが必須。
もともとauのサービスなので、チャージの方法には、auの電話料金合算払いが可能。
それ以外の方法だとクレジットカード、じぶん銀行、セブン銀行ATMが選択できる。
銀行口座からのチャージがKDDI系列のじぶん銀行に限定されているので、auユーザー以外には使いにくい印象。
逆にauのユーザーならば、有料のauスマートパスプレミアム会員になることでau PAY還元率が1.5%になるメリットがある。
■支払いはプリペイド式
au PAYはプリペイド(前払い)のみのコード決済。au WALLETの残高範囲で、店舗での買い物の決済ができる。
■チャージ方法を選択
チャージの方法は銀行、クレジットカード、直接入金などがあるが、銀行口座はじぶん銀行しか対応していない。
■チャージは1000円単位
じぶん銀行に口座を持っていれば、チャージ操作自体はアプリで簡単にできる。チャージ金額は1000円単位となる。
プラスチックカードのau WALLETは、VISA加盟店ならどこでも使えたが、au PAYはau PAY提携店でしか使えず、PayPayなどに比べると利用できる店が少ない。しかし、今後は提携店が増えてくるだろう。
au PAYの仕様と特徴
使い方 | コード提示/コード読み取り |
チャージ・ 決済方法 |
前払い 電話料金合算払い、じぶん銀行、 クレジットカード、セブン銀行ATMなど |
即時払い – |
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後払い – |
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基本還元率 | 0.5~1.5% |
利用限度額 | 1回5万円未満 |
auスマートパスプレミアム会員なら還元率アップ!
auスマートパスプレミアム(月額603円)の会員なら、au PAY利用時の還元率が0.5%から1.5%にアップする。
キャッシュレス還元への対応は?
au WALLETポイントで還元される。還元の上限額は1ヵ月に1万5000円分。
◆解説/福多利夫(フリーライター)