大切な人を偲(しの)ぶ「お線香」。ただいつも同じ香りでは味気ない気も。そこで故人の好物の香りで手を合わせられるお線香『サクマドロップス ミニ寸線香』を見つけたので、購入して使ってみました。
お線香×お菓子メーカーのコラボで生まれた、ノスタルジックな「お線香」で思い出が輝いた!
定番ろうそくメーカーとしても知られるカメヤマいわく、『コラボ・好物線香(故人の好物シリーズ)』は、故人の好物の香りをお線香にしたシリーズ。幼児向けの啓蒙用など、幅広い年齢層にも親しんでもらえる特徴があるとのこと。
確かに仏前で、故人を偲んで手を合わせる際に欠かせないのが「お線香」。筆者は定期的に実家で亡き父にお線香をあげる機会があるのだけれど、以前母に、「お線香は点けてちょっと経ったら火を消して」と言われたことがありました。
と言うのも、「いつも同じような線香の香りがするので、気分を変えたくなるの」とのこと。それ以来、華やかな香りを見つけたら、買って実家に持って行くようになりました。
そんな中、文房具・雑貨ショップで昔懐かしいパッケージのユニークなお線香を発見! それがカメヤマとサクマ製菓のコラボレーション商品『サクマドロップス ミニ寸線香』(各10g×4種入/長さ約93mm・税込748円・発売中)。手に取った瞬間に、亡き父が好物だった「サクマドロップス」を共に家族で食べた思い出がよみがえってきました。
カメヤマは1927年創業の老舗メーカーで、神仏用ローソクやキャンドル、線香・お香の製造および販売を行っていて、『サクマドロップス ミニ寸線香』は、そのカメヤマが各社と共同開発した「コラボ・好物線香(故人の好物シリーズ)」の1つ。
筆者は以前からカメヤマの同シリーズの存在は知っていたのですが、お盆時期に店頭で見かけ、思い出の「サクマドロップス」なら母も喜びそうだと思い、購入しました。
「サクマドロップス」のやさしい香りが部屋一杯に広がって、思い出話が止まらない!
慣れ親しんだ「サクマドロップス」のレトロなパッケージを開けると(缶入りではないですが)、いちご、りんご、オレンジ、メロンの4つの甘くやさしい香りが広がりました。
子どもの頃に家族で食べた「サクマドロップス」が思い出される、甘酸っぱくて懐かしい香り……。母と一緒に香りを楽しみながら、父の思い出話が止まらなくなってしまいました(涙も)。
線香の燃焼時間は約19分。煙の量はカメヤマ製品と比べて中くらいとのことですが、使ってみても同様の実感でした。部屋中に漂う甘くフルーティーな香りは、故人を偲ぶひと時をやさしく包み込んでくれました。コンパクトな小箱なので、仏壇まわりのちょっとしたスペースに、他のミニタイプのお香と一緒に置けるサイズ感なうえ、どこかほっと和んだ雰囲気になりました。
また、毎日のお供えにはもちろん、部屋の芳香剤やインセンスの代わりとしても使えるので、普段使いとしても使えそうだな、と思いました。
「故人の好物」シリーズの『コメダ珈琲店 ミニ寸線香』はSNSでも話題の人気商品!
他にも同じ「コラボ線香」シリーズで話題になったのが、名古屋発祥の人気珈琲チェーン「コメダ珈琲店」と共同開発したカメヤマ『コメダ珈琲店 ミニ寸線香』(W62×L115×H26mm・約50g/燃焼時間約19分/煙かなり少ない・税込750円)。コメダブレンド抽出後のコーヒー粉を再利用して、原料に練り込んだという製品です。
実際に使った人の感想などがSNSで話題になり、発売から2ヶ月で1万個超を売上げ、一時は品切れ状態になるほど人気になりました。
なお「コラボ ミニ寸線香」シリーズは、『サクマドロップス ミニ寸線香』と『コメダ珈琲店 ミニ寸線香』以外にも「ミニコーラ 」「コメダ珈琲店」「ココアシガレット」「クッピーラムネ」「ミルキーの香り」「不二家ネクター」「井村屋あずきバー」「ワンカップ大関」「ボンタンアメ」「いちごみるく」「北のかおりハッカ油」「コーヒー牛乳」「カレーの香り」「すいか」など多彩なラインナップが揃っているので、ぜーんぶの香りをかいでみたくなっちゃいました!