学校で使うモノはひとまとめにし、同じ場所で管理することが鉄則です。置き場所は固定観念にとらわれず、子どもの生活リズムや動線を考えながら決めましょう。【解説】カール友波(お片づけプレゼンター)
著者のプロフィール
カール友波(となみ)
大阪芸術大学デザイン学科インテリア専攻卒業。整理収納アドバイザー1級。整理収納アドバイザー2級認定講師。子育てが一段落した後、大手家事代行会社のお片づけ部門を立上げ、様々なお客様のニーズに応えながら整理収納サービスに邁進。独立後、埼玉県内、都内、首都圏を中心に整理収納アドバイザー2級認定講座、「親子で学ぶおかたづけ」などのセミナーを開催。「カールく明るくお片づけ」のキャッチフレーズで重苦しくなりがちなお片づけがその人なりのペースでできると評判を呼ぶ。日本ではじめて生涯教育としてのお片づけ=「かたいく」を提唱し、普及に努めている。
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本稿は『子どもがどんどん整理整頓したくなる!お片づけ帖』(永岡書店)から一部を抜粋して掲載しています。
学用品は「ひとまとめ」に
いつも同じ場所で管理することが鉄則
忘れモノやなくしモノがゼロになれば、学校生活にリズムがつき、子どもに自信も生まれます。そのためには、学校で使うモノはひとまとめにし、いつも同じ場所で管理することが鉄則です。
置き場所は、「ランドセルは子ども部屋」などの固定観念にとらわれなくてOK。ダイニングで勉強しているならダイニングわきなど、子どもの生活リズムや動線を考えながら決めましょう。
専用ラックなどもありますが、子どものモノは成長に応じ、短期間でどんどん変化します。いきなり大きな家具は買わず、まずは簡単な収納で試して、柔軟に対応していきましょう。
ランドセルの置き方
放りっぱなしを防ぐ
玄関にランドセルを放り投げたり、学校のモノが家中に散らばっていたり……。そんなお悩みは、子どもに合ったランドセルの置き場所を作ることで解決しましょう。
オープンボックスで学用品をひとまとめ
忘れモノやなくしモノが多い子には、オープンボックスに学用品を収納し、上にランドセルをのせれば学用品を簡単にまとめて管理できる!
玄関に放り出す子にはカゴを用意
帰宅するとランドセルを放り投げて、遊びに行ってしまうタイプの子には、玄関に学用品専用のカゴを設置。学校のモノをまとめて入れておこう。
大きくなったら勉強机の横を定位置に
中高学年くらいになると、勉強机は自分専用の大切なスペースに。帰宅後に、まずは机の横にかける習慣づくりを。そのまま宿題にとりかかるのも◎。
園グッズもワンアクションで片づく工夫を
毎日用意が必要なのは、園グッズも同じ。年中〜年長にかけて少しずつ自分でできることを増やしていきましょう。ハンカチやタオルなど毎日使うモノもひとまとめにして、「置くだけ」「取り出すだけ」のワンアクションお片づけの経験を積み重ねることが大切です。
カラーボックス活用術
専用ラックは不要!
工夫しだいで今ある家具が大活躍! いつも使う学用品はカラーボックスにひとまとめにできます。
学校からの大量のプリントは
「○○別」にしてかんたん管理
プリント類はクリップボードやファイルボックスを利用して、種類別やきょうだい別に管理。ダイニングなどの共有スペースに置いて、各自に入れてもらいましょう。
なお、本稿は『子どもがどんどん整理整頓したくなる!お片づけ帖』(永岡書店)から一部を抜粋して掲載しています。下記の本は、知りたい情報の全文がコンパクトにまとまった一冊です。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
※(2)「家族で楽しむ、かたいく運動会」はこちら