出かける前にあわてないためには、持ちモノの場所を決め元に戻すことを習慣づけます。持ちモノの数を数え、子ども自身にチェックさせましょう。【解説】カール友波(お片づけプレゼンター)
著者のプロフィール
カール友波(となみ)
大阪芸術大学デザイン学科インテリア専攻卒業。整理収納アドバイザー1級。整理収納アドバイザー2級認定講師。子育てが一段落した後、大手家事代行会社のお片づけ部門を立上げ、様々なお客様のニーズに応えながら整理収納サービスに邁進。独立後、埼玉県内、都内、首都圏を中心に整理収納アドバイザー2級認定講座、「親子で学ぶおかたづけ」などのセミナーを開催。「カールく明るくお片づけ」のキャッチフレーズで重苦しくなりがちなお片づけがその人なりのペースでできると評判を呼ぶ。日本ではじめて生涯教育としてのお片づけ=「かたいく」を提唱し、普及に努めている。
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本稿は『子どもがどんどん整理整頓したくなる!お片づけ帖』(永岡書店)から一部を抜粋して掲載しています。
物が見つからない…
家で使わないモノは玄関から中には入れないようにします
出かける時に探すモノはいつもだいたい同じではありませんか? 元に戻す場所が決まっていなかったり、戻す習慣がついていなかったりすると出かける前にあわてて探すことになります。
▼自転車の鍵、ICカード
自転車のカギ、ICカード、帽子など家の中で使わないモノは、玄関付近に収納を用意。帰宅して即玄関で元の場所に戻し、家の中まで持って入らない習慣をつけます。
▼スマホ、メガネ
携帯電話、めがねなど家の中でも使うモノは、ダイニングやリビングなど頻繁に出入りする場所に収納場所を確保します。
▼持ち物の「数」を数える
出かける前にあわてないためには、持ちモノの数を数え、子ども自身にチェックさせましょう。たとえば塾に行く時は、(1)テキスト (2)ノート (3)ペンケース (4)入室カード (5)家のカギ (6)自転車のカギ (7)ハンカチ (8)ティッシュ (9)携帯電話 (10)防犯ブザーなどと持ちモノの一覧を書いたカードを玄関に置き(下駄箱の扉の裏に貼ってもOK)出かける前に確認する習慣をつけましょう。
外出先での持ち帰り忘れや、落としモノの多い子どもには、この持ちモノカードも携帯させて、外出先から帰る時にも確認させましょう。(1)カギ (2)ICカード (3)携帯電話など、大切なモノベスト3という簡易版の持ちモノカードも便利です。
なお、本稿は『子どもがどんどん整理整頓したくなる!お片づけ帖』(永岡書店)から一部を抜粋して掲載しています。下記の本は、知りたい情報の全文がコンパクトにまとまった一冊です。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
※(13)「子どものモノの整理整頓(洗濯モノ)」はこちら