この記事では、無印良品の人気商品を実際に購入して使用した感想をレポートしていきます。今回は、毛布に使われる素材をそのままジャケットにした「あたたかファイバー着る毛布ジャケット S~M・チャコールグレー」をレビュー。起毛素材ジャケットの選び方、同商品の基本情報、実際に着てみた個人的な感想や評価もまとめました。ぜひ参考にしてみてください。(無印良品調査隊31)
評価者のプロフィール
休日はアウトドアにいそしむ一方で、平日の暇な時間は最新グッズのチェックに夢中。大学卒業後は編集プロダクションで勤務し、30歳を機に独立した。主にモノ系・レビュー系の記事を得意としているが、食レポのし過ぎで太ってきた気がする。
起毛素材ジャケットの選び方
毛布のような暖かさのアウターで冬を乗り切る!
最近は朝早くに目が覚めても、しばらくは毛布から出られないほどの寒さ。そのまま二度寝して遅刻しかけたことも1度や2度ではありません。毛布の中の暖かさをそのまま外に持ち出せないかと真剣に考えていたある時、ふわふわの起毛生地が使われているアウターを発見。起毛生地にも様々な種類がありますが、男性が着る場合はどんな生地とデザインがふさわしいのか調べてみることにしました。
繊維を毛羽立たせて暖かい生地に
起毛生地とは、布の表面を毛羽立たせて毛皮のように加工した生地のこと。毛と毛の間に空気を溜めやすい性質があり、保温性の高い生地として冬のファッションに使用されています。様々なバリエーションがある起毛生地の中でも、特に幅広い世代から親しまれているのが毛落ちしにくいフリース素材。カジュアルなパーカーやプルオーバーなどが人気です。
服の表地として使うと優しい雰囲気になる起毛生地ですが、より保温性を求める人には裏起毛のファッションがおすすめ。肌に当たる内側に起毛加工を施すことで、着た瞬間から暖かさを感じられます。毛足の短いものなら、敏感な肌でもチクチクする心配はありません。
保温性が高く厚みのある生地になるため、コーディネートはコンパクトにまとめるのがポイント。きれいめなスタイルにふわふわの起毛素材アウターを羽織ると、親しみやすい雰囲気を演出できますよ。
最近ではナイロンやポリエステルなどを、8マイクロメートル以下という極細の繊維に加工して作られたマイクロファイバー生地が普及しつつあるよう。保温性だけでなく速乾性にも優れているので、毛布にも使用される生地です。無印良品ではこのマイクロファイバー生地を使用した「あたたかファイバー着る毛布」シリーズを展開中。私はその中から、「あたたかファイバー着る毛布ジャケット」の「チャコールグレー」を購入してきました。
「あたたかファイバー着る毛布ジャケット」を買ってみた
価格は?
ポリエステル100%のマイクロファイバー生地を、ジャケットの形に仕立てた同商品。4990円(税込)とやや高めの価格ですが、ほかの起毛生地にはない手触りと暖かさを楽しめます。
特徴は?
ジャケットのデザインは、ミドル丈で襟元が高いシンプルな形。起毛部分の毛足が短くてツヤのある質感になっており、カジュアルながらも上品な印象です。
「チャコールグレー」は青みがかった灰色に近い色合いで、男性らしいクールなイメージ。レザーのアイテムとも相性がいいので、どんなスタイルにも気兼ねなく取り入れられますね。
S~Mサイズを着てみた
170cmの私にはS~Mサイズがピッタリ
表も裏もまんべんなく起毛されていて、見た目のふんわり感と内側の暖かさが抜群。ほどよい伸縮性もあるため、ゆったりとした着心地でした。
前面はフロントジップ仕様なので、冷たい風を通しにくくて安心。両サイドのポケットも深くて容量があり、アウターとしての機能性もばっちりの1枚です。
【無印良品調査隊㉛】購入レビューまとめ
シーンを選ばず使えるアウター
実際に使っている人からは、「本気で毛布と間違えるぐらいふわふわで柔らかい!」「お出かけ用にも部屋着用にも使ってます」「フィット感抜群で冷気をしっかり防げるよ」といった声が。安心感のあるジャケットで、寒さ知らずなコーデを楽しみたいですね。
着る毛布ジャケット
◆文・撮影=植松英明(編集ライター)
※価格や情報は記事作成時のものです。